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京都きもの友禅ホールディングスJP:7615
事業内容
京都きもの友禅ホールディングスは、主に呉服の販売を中心とした事業を展開しています。グループは、京都きもの友禅株式会社と株式会社京都きもの友禅友の会の2つの連結子会社で構成されています。これらの会社は、呉服の販売や関連サービスを提供し、全国的にチェーン展開を行っています。
京都きもの友禅株式会社は、振袖を中心とした呉服の販売およびレンタルを主な業務としています。また、宝飾品の販売や呉服に関連した写真撮影スタジオの運営、オンラインストアでの販売も行っています。さらに、顧客に対して販売代金の割賦販売業務も提供しています。
一方、株式会社京都きもの友禅友の会は、割賦販売法に基づく会員積立業務を行う前払式特定取引業者です。会員には「お買物カード」を発行し、毎月一定額を積み立てることで、積立金にボーナスを加えた形で京都きもの友禅株式会社の販売促進を支援しています。
経営方針
京都きもの友禅ホールディングスは、日本の伝統文化である「きもの」の普及を通じて、顧客の喜びと社員の幸せを実現することを目指しています。同社は、安定的な成長を続けるために「顧客満足」「利益確保」「株主還元」の3つを同時に達成することを経営方針としています。
同社は、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、コスト構造の見直しや販売戦略の強化を進めています。2025年3月期を再生フェーズと位置付け、収益性の改善を図り、2026年3月期以降の黒字化を目指しています。具体的には、店舗収益性の改善や全社コストの最適化を進めています。
また、振袖広告戦略の見直しとして、従来のダイレクトメールからデジタルマーケティングへの移行を進めています。組織体制を再構築し、迅速な意思決定を可能にすることで、新規顧客の集客強化を図っています。さらに、販売コンプライアンス体制の強化にも注力しています。
人材の定着も重要な課題として位置付けられています。人事制度や教育制度、働く環境の整備を進め、販売員が安心して業務に専念できる環境を整えています。これにより、社員の定着率向上を図り、顧客との継続的な関係性を維持することを目指しています。