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シークスJP:7613
沿革
1992年7月 |
サカタインクス㈱の海外事業部が分離・独立し、同社の全額出資により(資本金10億円)、大阪市西区に「サカタインクスインターナショナル㈱」を設立。 |
1992年10月 |
サカタインクス㈱の印刷インキ事業以外の海外事業部関連の海外子会社および関連会社・合弁会社等をすべて当社が引継ぐ。 |
1994年7月 |
㈱PFUと当社の合弁でPFU Technology Singapore Pte. Ltd.(現PFU Asia Pacific Pte. Ltd.)(合弁会社)を設立し、電子機器の開発、販売を開始。 |
1995年3月 |
バンドー化学㈱と当社の合弁で香港にBando Sakata Ltd.(現Bando SIIX Ltd.)(関連会社)を設立し、複写機用部品の販売を開始。 |
1996年1月 |
株式の額面金額50,000円を50円に変更するため形式上の存続会社であるサカタインクスインターナショナル㈱(旧㈱ミートショップナカノ:1995年9月に商号変更)と合併。 |
1996年2月 |
日本の大手オーディオメーカー向けに香港・中国での委託生産による音響機器のOEM供給を開始。 |
1997年2月 |
フィリピンに電子部品・機器等の販売・物流のためのSakata Inx Logistics Phils. Inc.(現SIIX Logistics Phils, Inc.)(現連結子会社)を設立。 |
1997年12月 |
台湾に電子部品・機器販売のためのSakata Inx TWN Co., Ltd.(現SIIX TWN Co., Ltd.)(現連結子会社)を設立。 |
1998年7月 |
社名をサカタインクスインターナショナル㈱からシークス㈱に変更。それにともない海外子会社と一部の関連会社の社名も変更。 |
1999年7月 |
中国 上海市にSIIX (Shanghai) Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。 |
1999年9月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
2000年5月 |
株式売買単位を1,000株から100株に変更。 |
2000年6月 |
Charoen Sakata(Thailand)Co., Ltd.(現Thai SIIX Co., Ltd.)を連結子会社化。 |
2000年11月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。(サカタインクス㈱の子会社から関連会社へ) |
2001年3月 |
タカヤ㈱と当社の合弁で中国・上海にTakaya SIIX Electronics (Shanghai) Co., Ltd.(関連会社)を設立。 |
2001年8月 |
スロバキアにSluzba SIIX Electronics s.r.o.(現SIIX EMS Slovakia s.r.o.)(現連結子会社)を設立。 |
2002年6月 |
中国 東莞市に SIIX EMS Dongguan Ltd.(現SIIX EMS (DONG GUAN) Co., Ltd.)(現連結子会社)を設立。 |
2004年4月 |
SIIX Singapore Pte. Ltd.(現連結子会社)がインドネシアのPT PFU Technology Indonesiaの株式を取得したことにともない同社を連結子会社化。 |
2004年12月 |
本社を大阪市中央区備後町1-4-9(現所在地)に移転。 |
2005年2月 |
株式を1株につき2株の割合をもって分割。 |
2005年6月 |
東京証券取引所および大阪証券取引所市場第一部に指定。 |
2006年1月 |
PT SIIX Electronics Indonesia(現連結子会社)を存続会社としてPT PFU Technology Indonesiaと合併。 |
2007年9月 |
メキシコにSIIX MEXICO, S.A DE C.V.(非連結子会社)を設立。 |
2007年12月 |
SIIX Bangkok Co., Ltd.(現Thai SIIX Co., Ltd.)(現連結子会社)がロジスティック・センターを設立。 |
2008年1月 |
株式を1株につき2株の割合をもって分割。 |
2008年10月 |
東京営業部(現東京本社)を東京都千代田区九段南2-3-25(現所在地)に移転。 |
2010年2月 |
神奈川県相模原市にシークスエレクトロニクス㈱(現連結子会社)を設立。 |
2010年11月 |
インドネシアにPT. SIIX EMS INDONESIA(現連結子会社)を設立。 |
2012年2月 |
中国 上海市にSIIX EMS (Shanghai) Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。 |
2013年5月 |
フィリピンにSIIX EMS PHILIPPINES, INC.(現連結子会社)を設立。 |
2013年9月 |
メキシコにSIIX EMS MEXICO S de RL de C.V (現連結子会社)を設立。 |
2014年1月 |
フィリピンにSIIX COXON PRECISION PHILS.,INC.(現連結子会社)を設立。 |
2014年1月 |
名古屋市中区に名古屋営業部を開設。 |
2015年5月 |
美的集団の子会社と当社の合弁で中国 佛山市にGuangdong Midea-SIIX Electronics Co., Ltd.(現持分法適用関連会社)を設立。 |
2015年6月 |
シンガポールにSIIX-AGT MEDTECH PTE. LTD.(関連会社)を設立。 |
2016年11月 |
ハンガリーにSIIX Hungary Kft.(現連結子会社)を設立。 |
2017年2月 |
中国 孝感市にSIIX HUBEI Co., Ltd.(現連結子会社)を設立。 |
2017年8月 |
ベトナムにSIIX VIETNAM COMPANY LIMITED(非連結子会社)を設立。 |
2017年11月 |
美的集団の子会社と当社の合弁で中国 合肥市にHefei Midea-SIIX Electronics Co., Ltd.(関連会社)を設立。 |
2018年4月 |
株式を1株につき2株の割合をもって分割。 |
2019年2月 |
マレーシアにSIIX MALAYSIA SDN. BHD.(非連結子会社)を設立。 |
2021年8月 |
シンガポールにSIIX-ORIENT TECHNOLOGY PTE. LTD.(関連会社)を設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年7月 |
会社設立30周年。 |
事業内容
シークスグループは、シークスを含む子会社26社、関連会社11社で構成され、電子部品の部材調達、EMS(電子機器受託製造サービス)、物流などのサービスをグローバルに提供しています。事業活動は「日本」、「中華圏」、「東南アジア」、「欧州」、「米州」の5つの報告セグメントに分けられています。
シークスグループは、グローバル市場での事業の水平分業化や企業間アライアンスの進展に伴い、EMS業界の成長に対応するため、海外生産子会社の増強や生産技術の向上、国内外のネットワーク拡充に積極的に取り組んでいます。
主な事業セグメントとしては、電子部品等の輸出入販売、電子回路・機器の製造、技術開発および技術支援があります。これらの事業を通じて、シークスグループは車載関連機器、産業機器、家電機器、情報機器、一般電子部品など、幅広い分野における完成品、組立品、基板実装品、部品単体・キット、金型・成形品等を取り扱っています。
具体的な子会社としては、SIIX (Shanghai) Co., Ltd.(中国)、SIIX H.K. Ltd.(香港)、SIIX TWN Co., Ltd.(台湾)、SIIX Singapore Pte. Ltd.(シンガポール)、SIIX Logistics Phils, Inc.(フィリピン)、SIIX Phils., Inc.(フィリピン)、PT. SIIX Trading Indonesia(インドネシア)、SIIX Europe GmbH(ドイツ)、SIIX U.S.A. Corp.(米国)などがあります。これらの子会社を通じて、シークスグループはグローバルな事業展開を行っています。
経営方針
シークスグループは、グローバル化と消費者ニーズの多様化に対応するため、エレクトロニクス関連分野を中心に「グローバル・ビジネス・オーガナイザー」としての役割を果たすことを基本方針としています。同社は、世界各地のニーズをコーディネートし、顧客に具体的なビジネスメリットを提供することで、社会システムの活性化と人類の進歩に貢献することを目指しています。
2023年度の業績目標として、連結売上高3,000億円、連結営業利益113億円を掲げており、これは半導体を中心とした電子部品の不足や欧州経済の低迷、資源価格の高騰などの経済環境の変化を踏まえたものです。また、為替レートについては、米ドルに対して127円を前提としています。
中長期的な経営戦略として、シークスはテクノロジーパートナーとの連携を強化し、幅広い顧客のニーズに対応していく方針です。信頼をキーワードに、顧客満足の向上、環境負荷の低減、進出国の経済発展への貢献を目指します。また、クラウドサーバやウェブミーティングの活用を通じて、BCP体制の整備を進めています。
さらに、サステナビリティ委員会を設置し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。これには、災害対応だけでなく、さまざまな社会課題の解決も含まれます。対処すべき課題としては、電子部品のグローバル調達力の強化、地域戦略の実践、拠点ネットワークの整備拡充、情報共有化とシナジー効果の追求、製造技術力および生産効率の向上、新規事業の開拓、資産効率の改善、サステナビリティへの取り組みなどが挙げられます。これらの戦略を通じて、シークスグループは持続可能な成長を目指しています。