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フジ・コーポレーションJP:7605
沿革
1971年11月 |
有限会社不二タイヤ商会を設立。 |
1976年6月 |
本社を仙台市扇町(現 仙台市宮城野区扇町)に移転。 |
1982年11月 |
有限会社不二タイヤ商会を組織変更し、株式会社不二タイヤ商会を設立。 |
1988年7月 |
現社名株式会社フジ・コーポレーションに商号変更。 |
1993年10月 |
本社を仙台市宮城野区岩切に移転。 |
1995年3月 |
仙台市若林区に物流拠点として、フジロジスティクスを設置。 |
1996年11月 |
株式額面変更のため、株式会社建広社を存続会社として合併し、同時に株式会社建広社の商号を株式会社フジ・コーポレーションに変更。 |
1997年1月 |
フジロジスティクス(現 第1ロジスティクス)を、宮城県黒川郡富谷町明石(現 富谷市成田)に移転し、同時に営業本部を設置。 |
1999年2月 |
本社を宮城県黒川郡富谷町成田(現 富谷市成田)九丁目3番3号に移転。 |
1999年6月 |
当社株式を日本証券業協会に登録。 |
2001年11月 |
店舗の規模を既存店の1/3にした新形態サテライト店舗「フジファイブデイズ」出店開始。 |
2003年6月 |
第1回私募債(無担保社債)発行(2005年11月全額買入償還)。 |
2003年7月 |
第2回私募債(無担保社債)発行(2005年11月全額買入償還)。 |
2003年10月 |
商品構成を高額商品、中でも輸入車や国産の高級セダンに適合する商品を中心に揃える、専門性を突き詰めた新形態の店舗「Special Brand」出店開始。 |
2003年12月 |
第3回私募債(無担保社債)発行(2005年11月全額買入償還)。 |
2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所における当社株式の売買単位を1,000株から100株に変更。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。 |
2010年10月 |
大阪証券取引所(JASDAQ市場、ヘラクレス市場及びNEO市場)の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2012年9月 |
第2ロジスティクス及び本社営業部事務所を本社同地区に設置。 |
2013年7月 |
大阪証券取引所現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2015年7月 |
本社を宮城県黒川郡富谷町成田(現 富谷市成田)一丁目7番1号に移転。 |
2015年9月 |
第3ロジスティクスを本社同地区に設置。 |
2016年1月 |
東京証券取引所市場第二部に市場変更。 |
2016年10月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
2023年8月 |
本社を宮城県富谷市成田一丁目2番2号に移転。 |
事業内容
フジ・コーポレーションは、カー用品の中でも特にタイヤとホイールに特化した事業を展開しています。同社は、店舗販売、通信販売、業者販売の3つの販売形態を持ち、顧客のニーズに幅広く応えています。
店舗販売では、郊外型の店舗を中心に、輸入車や高級車向けのスペシャルブランド店、一般顧客向けのタイヤ&ホイール館、そして小規模なファイブデイズ店舗という3つの形態で出店しています。これにより、地域のドミナント化を図りつつ、顧客に対して多様な選択肢を提供しています。
通信販売では、自社ホームページやネット上のショッピングモールを通じて、国内外の顧客にサービスを提供しています。これにより、幅広い顧客層にアクセスし、便利なショッピング体験を提供しています。
業者販売では、カー用品店、カーディーラー、ホームセンター、ガソリンスタンドなどに直接販売することで、ビジネスの幅を広げています。また、卸売業者を通じた販売も行っており、店舗数の増加に伴い販売量も順調に伸びています。
フジ・コーポレーションは、ナショナルブランドとプライベートブランドのホイールを取り扱い、国内外から直接仕入れています。プライベートブランドについては、ホイールメーカーと共同開発し、高品質ながらも低価格での提供を実現しています。タイヤに関しては、国内一流メーカーの製品から、価格重視の顧客ニーズに応える東南アジア製のタイヤまで、幅広いラインナップを揃えています。
このように、フジ・コーポレーションは、タイヤとホイールに特化した事業を通じて、多様な顧客ニーズに応えるサービスを提供しています。同社はカー用品販売事業を単一セグメントとしており、その専門性と顧客への対応力が強みです。
経営方針
フジ・コーポレーションは、カー用品業界において、特にタイヤとホイールの分野で高い専門性を持つ企業です。同社は、中長期的な経営基盤の確立と継続的かつ安定的な配当を目指し、売上高と営業利益の毎年度更新、並びにROE水準の維持を経営上の目標としています。これを達成するため、フジ・コーポレーションは、コーポレート・ガバナンスの充実・強化、業務の効率化と社員の能力向上、労働環境の改善、そして環境問題への取り組みという四つの重点領域に注力しています。
コーポレート・ガバナンスに関しては、株価変動のメリットとリスクを株主と共有し、中長期的な業績向上と企業価値向上に貢献するため、譲渡制限付株式制度を導入しています。業務の効率化と社員の能力向上に向けては、出店地域の広域化や販売方法の多様化に対応するため、社内外の研修や社員育成プログラムを取り入れています。
労働環境の改善では、繁忙期の人員不足対策として、AGVやSTV、自動搬送コンベア、ラージベールなどの物流システムを稼働させ、さらなるシステムの改善とオートメーション化を推進しています。環境問題への取り組みとしては、SDGsの一環として、省エネやCO2削減、再生可能エネルギーの利用、リサイクルとリユースの実行など、地球環境問題に対する意識を高めています。
これらの取り組みを通じて、フジ・コーポレーションは、社会的責任を全うし、企業価値の持続的向上を目指しています。同社の成長戦略は、事業の基盤固めと社会への貢献を重視する姿勢に基づいており、これらの努力が同社の長期的な成功に寄与することが期待されます。