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梅の花JP:7604
沿革
1979年10月 |
料理店の経営を目的として、佐賀県佐賀市にかにしげ有限会社を設立。 |
1986年4月 |
「湯葉と豆腐の店 梅の花」1号店を福岡県久留米市に開店(久留米店)。 |
1990年1月 |
福岡県久留米市に株式会社ウメコーポレーションを設立。 |
1990年7月 |
株式会社ウメコーポレーションが、かにしげ有限会社を吸収合併。 |
1992年12月 |
福岡県久留米市に久留米セントラルキッチンを新設。 |
1996年3月 |
福岡県久留米市に本社社屋を取得移転。 |
1997年10月 |
株式会社ウメコーポレーションを株式会社梅の花に商号変更。 |
1999年4月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
2002年6月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2003年9月 |
タイ国バンコク市にUMENOHANA(THAILAND)CO.,LTD.を設立。 |
2004年9月 |
新設分割により株式会社西日本梅の花及び株式会社東日本梅の花を設立し、店舗運営を承継。 (2008年10月の組織再編により統合、商号を株式会社梅の花Serviceに変更) |
2004年11月 |
福岡県久留米市に有限会社梅の花plus(2008年10月に株式会社梅の花plusに変更)を設立。 |
2007年10月 |
株式会社古市庵を株式取得により子会社化。 |
2012年11月 |
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社と資本・業務提携契約を締結。 |
2013年6月 |
タイ国バンコク市に現地法人S&P Syndicate Public CO.,LTD.と合弁でUMENOHANA S&P CO.,LTD.を設立。 |
2014年10月 |
株式会社古市庵を株式交換により完全子会社化。 |
2016年10月 |
株式会社梅の花Serviceを分割会社とする新設分割により株式会社梅の花サービス東日本を設立し、株式会社梅の花Serviceを株式会社梅の花サービス西日本へ商号変更。 |
2016年10月 |
株式会社丸平商店を株式取得により完全子会社化。 |
2016年11月 |
株式会社フジオフードシステム(現 株式会社フジオフードグループ本社)と資本業務提携に関する覚書を締結。 |
2017年4月 |
株式会社すし半を株式取得により完全子会社化。 |
2018年8月 |
京都府綴喜郡井手町に京都セントラルキッチンを新設。 |
2018年12月 |
2019年4月期(第40期)より、決算月を9月から4月に変更。 |
2019年2月 |
農事組合法人甲誠牧場(本社 熊本県阿蘇市)と合弁で株式会社三協梅の花(子会社化)を設立。 |
2019年5月 |
株式会社テラケンを株式取得により子会社化。 |
2021年1月 |
Plum協同組合を設立。 |
2021年5月 |
株式会社梅の花サービス西日本を分割会社とする新設分割により、株式会社梅の花サービス九州を設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
2022年5月 |
株式会社古市庵を存続会社、株式会社梅の花plusを消滅会社とする吸収合併を行い、商号を株式会社古市庵プラスに変更。 |
2023年3月 |
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社と資本・業務提携契約を解消。 |
2023年4月 |
UMENOHANA S&P CO.,LTD.の株式売却によりS&P Syndicate Public CO.,LTD.との合弁解消。 |
事業内容
梅の花株式会社とそのグループ企業は、食と文化の融合をテーマに多岐にわたる事業を展開しています。主に外食事業、テイクアウト事業、外販事業の三つのセグメントで構成されており、それぞれ特色あるサービスを提供しています。
外食事業では、「湯葉と豆腐の店 梅の花」をはじめ、「和食鍋処 すし半」、「海産物居酒屋 さくら水産」、「熊本あか牛 しゃぶしゃぶ甲梅」など、様々な和食を中心とした店舗を運営。これらの店舗では、湯葉や豆腐を使った懐石料理、鍋料理、寿司、丼物、魚料理など、和食の幅広いメニューを提供しています。
テイクアウト事業では、「古市庵」ブランドで巻寿司やいなり寿司などの販売を、「梅の花」ブランドでは持ち帰り弁当や和惣菜、おせちなどを提供。また、通販サービス「梅の花 通販本舗 梅あそび」を通じて、ギフト商品や冷凍惣菜セットなども販売しています。
外販事業では、株式会社丸平商店を通じて牡蠣を主とする水産加工品の製造販売を行い、梅の花及び古市庵ブランドの商品をグループ外の企業にも提供しています。
さらに、梅の花グループは国際的な展開も行っており、タイ国バンコク市での食品製造・販売や飲食店舗の運営、外国人技能実習生の受け入れ事業なども手がけています。
これらの事業を通じて、梅の花グループは和食文化の普及とともに、多様な食のニーズに応えるサービスを提供し続けています。
経営方針
梅の花株式会社とそのグループ企業は、企業理念「人に感謝、物に感謝」のもと、食を通じたホスピタリティの提供と日本の食文化の継承・発信を目指しています。同社は、自然災害の増加、物価高騰、少子高齢化社会の到来などの経営環境の変化に対応し、持続可能な社会の維持に努めています。これには、生産者との連携による循環型農業の促進や、環境にやさしい商品提供・店舗運営が含まれます。
経営環境としては、少子高齢化や人口減少、ライフスタイルの変化、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の高騰など、先行き不透明な状況が続いています。これに対し、梅の花グループは収益構造の見直し、外販事業強化、設備の増強などによる収益力の強化と財務の健全化を図っています。
具体的な事業展開としては、外食事業では「湯葉と豆腐の店 梅の花」を中心に、季節メニューの強化やSNSを活用した情報発信、テイクアウト事業では健康志向の商品開発や季節商品の拡充、外販事業では新規取引先への販売強化やブランド価値の向上を進めています。また、海外展開ではタイ国での事業運営管理強化や収益改善に努めています。
人員対策としては、セントラルキッチンでの製造人員不足解消に向け、外国人技能実習生の積極的な採用を行っています。さらに、設備投資では新業態開発や事業基盤の拡充を目指していますが、コロナ禍の回復状況を注視しながら慎重な投資を進めています。
これらの取り組みを通じて、梅の花グループは和食文化の普及と多様な食のニーズに応えるサービスの提供を目指しています。