日本エム・ディ・エムJP:7600

時価総額
¥127.3億
PER
42.3倍
整形外科分野の医療機器類の輸入、開発、製造、販売を手がけ、骨接合材料や人工関節、脊椎固定器具を提供。

事業内容

日本エム・ディ・エムは、整形外科分野を中心に医療機器の輸入、開発、製造、販売を行っています。主に骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具などを取り扱い、国内外のメーカーから製品を仕入れ、日本国内で販売しています。

同社の売上の大部分は整形外科関連の医療機器から成り立っています。米国子会社ODEV社と連携し、製品の開発や製造を行い、日本エム・ディ・エムに供給しています。また、ODEV社は米国市場を中心に独自で人工関節や脊椎固定器具の販売も行っています。

日本エム・ディ・エムは、国内外のメーカーとの販売提携契約を通じて、質の高い医療機器を提供しています。これにより、整形外科分野における医療の質向上に貢献しています。

経営方針

日本エム・ディ・エムは、整形外科分野における医療機器の開発と販売を通じて、患者のQOL向上を目指しています。同社は日米共同開発を基軸に、世界の医療市場に価値ある製品を提供することを経営方針としています。

同社は2026年から2028年にかけて、売上高を31,200百万円まで増加させることを目標としています。営業利益率も10.6%まで引き上げる計画で、持続的な成長を目指しています。

日本市場では、高齢化に伴う医療ニーズの拡大を成長機会と捉え、新製品の継続的な投入を進めています。また、為替変動による仕入原価の上昇に対しては、アジア地域での調達体制を強化しています。

米国市場では、サプライチェーンの強化とデジタル技術の活用を進めています。製品の安定供給体制を整え、デジタル技術を活用した医療現場での付加価値提供を強化しています。

日本エム・ディ・エムは、三井化学との業務提携を通じて、新製品開発や事業拡大を推進しています。これにより、持続的な成長基盤の構築を目指しています。

同社は、SAICOプロジェクトを通じて製造原価の低減を図り、収益性の改善を目指しています。内製化比率の拡大やサプライチェーンのレジリエンス向上を進めています。

サステナビリティの観点からは、ESG活動を通じて社会的責任を果たし、SDGsへの貢献を目指しています。患者QOLの向上や環境負荷の低減、多様な人材の活躍推進を重要課題としています。