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安楽亭JP:7562
沿革
1978年11月 |
株式会社安楽亭を設立し、本店所在地を埼玉県川口市芝新町4―30に置く。 |
1985年4月 |
伊藤忠商事㈱と資本提携する。 |
1986年12月 |
埼玉県浦和市に田島工場を設置する。 |
1988年12月 |
埼玉県浦和市に栄和工場を設置する。 |
1992年7月 |
大宮天沼店オープンにより直営・暖簾・FC店舗100店舗体制となる。 |
1995年3月 |
運送部門の強化のため、㈱デイリーエクスプレスを連結子会社にする。 |
1997年4月 |
書籍販売等の新事業進出のため、北与野駅前に連結子会社㈱アン情報サービスを設立する。 |
1997年6月 |
本店の所在地を埼玉県与野市上落合2―3―5に移転する。 |
1997年7月 |
業態開発として、北与野駅前にイタリアンレストラン「アグリコ」1号店をオープンする。 |
連結子会社㈱アン情報サービスは、北与野駅前に「書楽」をオープンする。 |
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1997年9月 |
日本証券業協会に当社株式を店頭登録する。登録に伴う公募増資により、発行済株式数7,050千株、資本金680,750千円となる。 |
1997年12月 |
栗橋店オープンにより直営・暖簾・FC店舗200店舗体制となる。 |
1998年4月 |
運営機能の強化のため、埼玉事業部(埼玉県与野市)、西部都下事業部(東京都国分寺市)、千葉事業部(千葉県習志野市)、神奈川事業部(神奈川県横浜市)の4事業部を設置する。 |
1998年8月 |
業態開発として、北与野駅前に和食店「春秋亭」1号店をオープンする。 |
1999年6月 |
公募による新株式発行により、発行済株式数13,421千株、資本金2,700,750千円となる。 |
1999年8月 |
仕入コスト削減と物流の合理化のため、㈱サリックスマーチャンダイズシステムズを連結子会社にする。また、同社の100%出資会社㈱幸松屋も連結子会社となる。 |
1999年9月 |
茨城県五霞町に五霞工場(精米・キムチ等加工品工場及び配送センター)が完成し、運営を連結子会社の㈱サリックスマーチャンダイズシステムズに移管する。 |
2000年2月 |
川崎市宮前区に生産物流拠点用地を取得する。 |
2000年3月 |
1999年度優良フードサービス事業システム改善部門において、農林水産大臣賞を受賞する。 |
2000年8月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場する。 |
2000年10月 |
連結子会社㈱サリックスマーチャンダイズシステムズは、販売強化を目的として㈱相澤(卸売業)の株式を100%取得し、連結子会社とする。また、同社の100%出資会社である㈱二十一屋も連結子会社となる。 |
2000年10月 |
連結子会社㈱アン情報サービスは、「㈱書楽」へ社名変更し、企業イメージを明確にする。 |
2000年11月 |
グループ企業のIT化推進を目的として、当社100%出資による連結子会社㈱アン情報サービスを設立する。 |
2001年6月 |
中華レストラン事業への進出を目的として連結子会社㈱上海菜館の株式を100%取得し、連結子会社とする。 |
2002年7月 |
埼玉県所沢市に焼肉レストラン部門の新ブランドとして「からくに屋」1号店をオープンする。 |
2002年12月 |
埼玉県川越市に焼肉レストラン部門の新ブランドとして「七輪房」1号店をオープンする。 |
2003年3月 |
焼肉レストラン事業への集中を目的として連結子会社㈱上海菜館の全株式を譲渡する。 |
2003年11月 |
千葉県千葉市に中華レストラン部門の新ブランドとしてチャイニーズガーデン「龍饗(ロンチャン)」1号店をオープンする。 |
2004年9月 |
グループ企業の再編・効率化を図るため、酒・タバコ販売事業を展開する連結子会社㈱幸松屋の全株式を譲渡する。 |
公募及び第三者割当による新株式発行により、発行済株式数21,031千株、資本金3,034,650千円となる。 |
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2006年9月 |
第1回新株予約権の行使により、発行済株式数21,101千株、資本金3,059,775千円となる。 |
2007年9月 |
東京都武蔵野市に焼肉レストランの新ブランドとして「安楽亭 楽コンセプト」1号店をオープンする。 |
2008年3月 |
焼肉レストラン事業への集中を目的として連結子会社㈱書楽の全株式を譲渡する。 |
2008年9月 |
第2回新株予約権の行使により、発行済株式数21,504千株、資本金3,182,385千円となる。 |
2012年4月 |
連結子会社㈱デイリーエクスプレスを連結子会社㈱サリックスマーチャンダイズシステムズに吸収合併。 |
2016年11月 |
連結子会社安楽亭ベトナム有限責任会社を設立する。 |
2020年2月 |
グループの経営基盤拡充を目的として、株式会社アークミールの株式100%を取得、連結子会社とする。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
安楽亭は、複数の事業セグメントを通じて、幅広い飲食サービスを提供しています。主要な事業セグメントには、安楽亭業態、七輪房業態、アークミール、その他業態が含まれます。
安楽亭業態では、郊外型の開放的な空間で、リーズナブルな価格の焼肉を提供しています。このセグメントは、同社及び連結子会社3社によって運営されています。
一方、七輪房業態は、安楽亭業態よりも客単価が高く設定されており、個室を多く配置した落ち着いた空間での食事を提供しています。この業態も、同社及び連結子会社3社によって展開されています。
アークミールセグメントでは、「ステーキのどん」、「しゃぶしゃぶどん亭」、「フォルクス(ステーキ)」といったレストラン事業を展開しており、連結子会社4社がこのセグメントを担当しています。
その他業態では、安楽亭業態や七輪房業態とは異なるコンセプトの焼肉レストランや、焼肉以外の和食、洋食、中華のレストランを提供しています。このセグメントは、同社及び連結子会社4社によって運営されています。
また、安楽亭グループは、店舗及び事務所の賃貸借、店舗の建築・改修工事など、継続的で緊密な事業上の関係を持つ主要な関連当事者として、豊山開発株式会社、株式会社北与野エステート、ゆたか建設株式会社、株式会社サリックストラベル、株式会社T-NET、株式会社書楽、株式会社サリックス、株式会社サリックスファーム、株式会社サリックスフーズなどを挙げています。
経営方針
安楽亭は、食を通じて地域社会の豊かな生活文化の向上に貢献するという理念のもと、安全・健康に配慮した商品の提供と心をこめたおもてなしのサービスを基本方針としています。同社は、株主資本利益率(ROE)の向上と売上高営業利益率を重要な経営指標とし、安定的かつ継続的な利益の確保を通じて企業価値の向上を目指しています。
中長期的な経営戦略として、外部環境の変化への対応と店舗営業力の強化、社会的責務への対応を2大方針に掲げています。新型コロナウイルス感染症の影響が縮小し、経済活動が回復する中で、食材価格やエネルギーコストの上昇による消費者の生活防衛意識の強さを踏まえ、外食事業者としてのサービスと顧客体験の進化が求められています。
安楽亭は、これらの環境変化を成長のチャンスと捉え、経営資源を最大限に活用して既存収益モデルの改革と新たな収益機会の創出に積極的に取り組んでいます。業態開発の推進、DXの推進による高付加価値・低コストの収益基盤の形成、多様な人材の確保と育成に注力し、中長期的な成長と飛躍に向けた基盤作りを進めています。
創業60周年を迎える安楽亭は、構造改革の一年と位置づけ、企業価値の向上と収益拡大を目指し、株主の期待に応える努力を続けています。