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幸楽苑ホールディングスJP:7554
沿革
1954年9月 |
新井田司(現代表取締役社長新井田昇の祖父)が、福島県会津若松市に「味よし食堂」を開店。 |
1970年11月 |
株式会社幸楽苑に改組(資本金200万円、店舗数4店)。 |
1975年4月 |
らーめんとギョーザを核として、チェーン展開することを決定。福島県会津若松市に工場を建設し、自社生産を開始。 |
1975年12月 |
発祥の地会津若松市以外にも進出を果たす。福島県喜多方市に新喜多方店を出店。 |
1980年12月 |
フランチャイズ事業に進出。加盟店第1号店として、福島県郡山市に桜通り店を出店。 |
1981年6月 |
製麺工場を福島県郡山市芳賀に移転し、自社生産体制を確立。 |
1985年1月 |
工場を福島県郡山市田村町へ移転。 |
1987年5月 |
本部を福島県郡山市田村町へ移転。 |
1993年1月 |
主力セットメニュー「半ちゃんラーメン」の商標権登録。 |
1997年9月 |
株式を店頭売買銘柄として社団法人日本証券業協会に登録。 |
1999年4月 |
子会社株式会社とんからりんを設立。 |
2001年5月 |
新業態らーめん店「幸楽苑」第1号店として、幸楽苑上泉店を出店(既存店からの転換)。 |
2002年2月 |
子会社株式会社デン・ホケンを設立。 |
2002年3月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2002年5月 |
子会社株式会社幸楽苑アソシエイト東京を設立。 |
2003年1月 |
子会社株式会社バリューライン及び株式会社スクリーンを設立。 |
2003年3月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
2003年4月 |
株式会社とんからりんを株式会社伝八へ社名変更。 |
2004年4月 |
神奈川県小田原市に小田原工場を新設。 |
2006年3月 |
子会社株式会社伝八及び株式会社幸楽苑アソシエイト東京を吸収合併。 |
2007年2月 |
京都府京田辺市に京都工場を新設。 |
2007年2月 |
子会社株式会社バリューラインを吸収合併。 |
2011年9月 |
子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を設立。 |
2012年7月 |
タイ王国バンコクに海外第1号店を出店。 |
2015年5月 |
子会社株式会社幸楽苑分割準備会社(新社名・株式会社幸楽苑、現・連結子会社)を設立。 |
2015年7月 |
株式会社幸楽苑ホールディングスへ社名変更。 |
2016年10月 |
子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を解散。 |
2018年3月 |
子会社株式会社スクリーンを吸収合併。 京都工場を譲渡。 |
2018年11月 |
子会社株式会社デン・ホケンの保険代理店に関する事業を譲渡。 |
2018年12月 |
子会社株式会社デン・ホケンを吸収合併。 |
2019年7月 |
子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを設立。 |
2021年4月 |
子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを清算。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
幸楽苑ホールディングス及びその子会社は、外食事業を中心に展開しています。主な事業内容として、ラーメン店及び洋・和食店のチェーン展開が挙げられます。同社グループの報告セグメントは「ラーメン事業」のみであり、ラーメンや餃子等の製造・直販を行っています。これに加え、フランチャイズ事業も手掛けており、フランチャイズ加盟店の募集、加盟店への食材や消耗品の販売、経営指導、店舗内装の設計・施工管理、建築の施工管理や設計・監理業務、厨房機器の販売、印刷物の制作・販売等を展開しています。
また、子会社である株式会社幸楽苑は、洋・和食等の販売を行う外食事業も手掛けており、同社グループの多角的な事業展開を支えています。これらの事業を通じて、幸楽苑ホールディングスグループは、外食産業における幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。同社の事業内容は、ラーメン事業を核としつつ、フランチャイズ事業やその他外食事業を含む多様なサービスを展開している点が特徴です。
経営方針
幸楽苑ホールディングスは、外食産業における厳しい経営環境の中で、持続可能な成長を目指しています。新型コロナウイルス感染症の影響が和らぎ、外食機会の増加が見込まれる一方で、ロシア・ウクライナ情勢による物価高や店舗運営コストの上昇が課題となっています。
同社は、これらの課題に対処するために「原点回帰」を経営方針として掲げ、具体的な施策を推進しています。その一環として、過去に好評だった商品の再投入やメニューの絞り込みを通じて、魅力的な商品作りを目指しています。これにより、店舗運営の効率化や客単価の上昇を図ります。
また、人手不足の解消や営業時間の正常化を目指し、積極的な採用活動や元店長の復職促進などを行っています。全店舗における品質管理の徹底や安全な食事環境の提供も重視しており、店舗巡回や教育の強化を進めています。
コスト削減にも注力しており、購買活動の見直しや共同配送の導入などにより、大幅なコスト削減を目指しています。さらに、不採算店舗の撤退やフランチャイズ化を推進することで、経営基盤の強化を図っています。
これらの施策を通じて、幸楽苑ホールディングスは早期の業績回復を目指し、外食事業を中心に多角的な事業展開を支える成長戦略を推進しています。同社の取り組みは、外食産業における持続可能な成長を目指す企業の姿勢を示しています。