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ハウス オブ ローゼJP:7506
事業内容
ハウス オブ ローゼは、化粧品、浴用剤、雑貨品の小売業および卸売業を主に手がける企業です。同社は、4つの子会社と1つの関連会社を持ち、これらの事業を展開しています。具体的な事業セグメントとしては、直営店商品販売事業、卸販売事業、直営店サービス事業があります。
直営店商品販売事業では、ハウス オブ ローゼは自社ブランドの化粧品や浴用剤を直営店で販売しています。これにより、顧客に直接商品を提供し、ブランドの世界観を伝えることが可能です。また、店舗での接客を通じて、顧客のニーズに応じた商品提案を行っています。
卸販売事業では、ハウス オブ ローゼは他の小売業者に対して商品を卸売りしています。これにより、同社の製品はより広範な市場に流通し、多くの消費者に届くことが可能です。このセグメントは、同社の売上を支える重要な柱となっています。
直営店サービス事業では、ハウス オブ ローゼは店舗でのサービス提供を行っています。具体的には、スキンケアやメイクアップのアドバイス、商品体験イベントなどを通じて、顧客との関係を深めています。これにより、顧客満足度の向上とリピーターの獲得を目指しています。
経営方針
ハウス オブ ローゼは、成長戦略として「強くて良い会社」を目指し、顧客満足を重視した商品開発と販売を推進しています。特に、スキンケアやバス・ボディケア商品に注力し、女性顧客の支持を得ることで安定した売上と利益の増加を図っています。
同社は、スタッフ効率を重視し、営業利益率の向上を目指しています。現在の営業利益率は1.1%ですが、5.0%を目標に掲げ、持続的な企業価値の向上に努めています。これにより、組織全体の効率化と収益性の向上を図っています。
中期経営計画では、化粧品事業の再構築とデジタル化の推進を通じて、ブランド価値の向上と経営効率の改善を目指しています。組織改編により、営業本部を設置し、EC部門や卸部門を統括的に管理する体制を整えています。
また、化粧品ブランド「MAMA BUTTER」を事業譲受し、シアバターを配合した肌に優しい製品を展開しています。このブランドは、ハウス オブ ローゼの卸部門やEC事業向けに育成され、さらなる市場拡大を図っています。
直営店商品販売事業では、「素肌みがき」を再構築し、ブランド価値を高めることで収益向上を目指しています。サステナビリティを考慮した商品開発を進め、顧客の利便性を高めるためのサービス向上にも注力しています。
EC事業では、Qoo10モールへの出品を決定し、若年層の購買層拡大を図っています。自社サイトの受注業務を外注化し、合理化を進めるとともに、土日出荷対応などのサービス向上を目指しています。
卸販売事業では、地方百貨店の取引条件見直しや「リラックスタイム」の売場拡大を進め、収益向上を図っています。また、返品や廃棄ロスの抑制を通じて、利益の向上に努めています。
直営店サービス事業では、リラクゼーションサロンの技術向上と顧客満足度の向上を図り、リピート率の向上を目指しています。オンライン予約システムの改善を通じて、新規顧客の獲得も進めています。