SPKJP:7466

時価総額
¥239.9億
PER
9.2倍
自動車部品と産業機械車輌部品の国内外販売を行い、カスタマイズドパーツやオリジナルブランド、e-Sports事業なども手がける企業。

事業内容

SPKは、自動車部品と産業機械車輌部品の国内販売および輸出入を主な事業としています。SPKグループは、SPK本体と20社の子会社で構成され、国内外で幅広い事業を展開しています。

SPKの事業は4つのセグメントに分かれています。まず、国内営業本部では、国内自動車部品・用品メーカーが生産する部品や欧米からの輸入部品を、全国19拠点を通じて地域部品卸商やカー用品ショップに販売しています。

次に、海外営業本部は、主に国内自動車部品メーカーが生産する部品を、世界80ヶ国以上に輸出しています。8つの海外現地法人を通じて販売情報を提供し、三国間貿易も拡大しています。

工機営業本部では、国内外のメーカーが生産する部品を、建機、農機、フォークリフトなどのメーカーに組付部品として販売しています。これにより、産業機械分野での存在感を強めています。

最後に、CUSPA営業本部は、カスタマイズドパーツの販売を中心に、カーメーカーとのタイアップ事業、オリジナルブランド事業、二輪事業、e-Sports事業など、多岐にわたる事業を展開しています。

経営方針

SPKは、持続可能な収益力の維持と成長を目指し、売上高営業利益率を最重要経営指標としています。2024年度の営業利益率は4.8%を達成しました。自動車業界の変革に対応するため、EV化やCASEに対応できる人材の育成、新しいビジネスモデルの開発、販路の拡大に注力しています。

株主還元にも積極的で、業績に連動した配当を実施しています。2024年度の通期配当は60円で、2025年度には68円への増配を予定しています。これにより、28期連続の増配を実現する見込みです。株主への感謝を理念に掲げ、持続的な成長を目指しています。

中期経営計画「UPGRADE SPK!」では、経営基盤の強化を図り、人的資本やESG経営を重視しています。資本コストの最小化を意識し、譲渡制限付株式報酬制度を導入することで、中長期的な企業価値向上を目指しています。これにより、持続可能な経営を実現します。

SPKは、国内外の市場環境に柔軟に対応し、顧客ニーズを的確に捉えることを重視しています。国内営業本部では、物流改革やシステム改修を通じて業務効率化を進め、事業強化を図ります。海外営業本部では、グローバルネットワークを活用し、事業領域の拡大を目指しています。

工機営業本部は、新しい市場や商材の開拓を継続し、安心・安全性能を向上させる製品開発に取り組んでいます。CUSPA営業本部では、価格戦略や流通体制の見直しを行い、株式会社ブリッツとの協業を通じて収益増を目指しています。これにより、事業成長を図ります。

SPKは、売上高営業利益率を重要指標とし、資本効率を重視した経営を行っています。ROE(自己資本利益率)を10%の水準で維持し、向上を目指しています。これにより、持続可能な成長と企業価値の向上を実現します。