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セフテックJP:7464
事業内容
セフテックは、公共工事や民間工事に関連する保安用品の販売およびレンタルを全国で展開しています。主な事業は道路、上下水道、治水、環境衛生、公園などの工事用保安用品の提供です。セフテックは、エンドユーザーへの直販、代理店を通じた卸売、短期間使用者向けのレンタルサービスを行っています。
セフテックの子会社である株式会社東阪神は、バリケードやフェンス類、標識・標示板の製造販売を担当しています。これらの製品は、セフテックが購入し、顧客に提供しています。なお、株式会社東阪神は2025年に愛知フェンス工業株式会社から商号変更されました。
セフテックの事業は保安用品事業の単一セグメントであり、標識・標示板、安全機材、保安警告サイン、安全防災用品などを取り扱っています。具体的な製品には、マンガ板、矢印板、バリケード、信号機、安全チョッキなどがあります。
また、セフテックは工事やイベントで使用される標識・標示板、安全機材、保安警告サイン類のレンタルサービスも提供しています。これにより、顧客は必要な期間だけ機材を使用することが可能です。
経営方針
セフテックは、「安全と環境にやさしい総合安全企業を目指す」という経営方針のもと、工事現場の安全管理に不可欠な保安用品やシステムを提供しています。また、環境美化と負担軽減に役立つ新商品の開発と販売・レンタルを通じて、社会貢献を果たすことを目指しています。
同社は、株主第一義の経営を重視し、自己資本当期純利益率を6.0%以上に設定しています。これは、過去3年間の業績を考慮したもので、中長期的な目標として掲げています。
セフテックの中長期的な経営戦略は、全国展開する販売網と広いストックヤードを活用し、適正利益を確保しつつ、他社よりも廉価で良質な保安用品を提供することです。これにより、顧客満足度の向上とシェア拡大を図ります。
同社は、国土強靭化計画の影響で市場が順調に推移する中、原材料費の高騰や人手不足といった課題に直面しています。これに対処するため、適正な在庫配置と迅速な商品供給を実行し、集中購買で仕入価格の低減を図ります。
セフテックは、顧客ニーズに応じた高機能・高付加価値の新商品開発に注力し、他社との差別化を図っています。また、営業体制の強化や販路拡大を進め、特に首都圏での営業部門の連携を強化しています。
さらに、建設業者のレンタル需要に対応するため、顧客密着型のレンタル営業を推進しています。レンタル商品の効率的な運用管理を行い、利益確保を目指しています。
イベント関連の提案営業を強化し、新たな顧客開拓とレンタル受注の拡大を図っています。また、海外調達率の向上や看板作製業務の内製化を進め、原価低減を目指しています。
社員の士気を高め、創意工夫を啓発する人事活性化施策を展開し、社業発展の原動力としています。顧客ニーズに応える迅速な商品供給体制を維持し、レンタル売上の推進に伴うストックヤードの確保と商品回転率の向上に努めています。