ヤギJP:7460

時価総額
¥174.8億
PER
16.6倍
繊維製品の売買及び輸出入を主業とし、子会社20社、関連会社7社で構成される事業体。

沿革

1918年4月

大阪市東区(現中央区)に綿糸、綿布の販売を目的として株式会社八木商店(資本金3,000千円)を設立

1940年2月

東京出張所(東京都中央区)を支店に昇格

1943年5月

八木株式会社に商号変更

1947年11月

名古屋出張所(名古屋市中区)を支店に昇格

11月

株式会社八木商店に商号変更

1967年10月

繊維製品及び原料の輸出入拠点としてYAGI & CO.,(H.K.)LTD.を設立(子会社)

1968年7月

福井出張所(福井県福井市)を支店に昇格

1972年9月

ビル建設に伴うビル管理のため株式会社八木ビルを設立(子会社)

1979年5月

化粧品パフ製造のため日本パフ株式会社を設立(子会社)

1980年9月

株式会社門田レース工場(現株式会社ヴィオレッタ)に資本参加(子会社)

1989年2月

株式会社ヤギに商号変更

11月

上海駐在員事務所開設

1991年8月

所有不動産の活用及び食品小売業に進出のため株式会社マルスを設立(子会社)

1993年6月

生活雑貨小売業に進出のため株式会社ジョイリビングを設立(子会社。1997年1月に株式会社マルスを吸収合併し、株式会社マルスに商号変更)

10月

創業100周年

1995年9月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場

1999年11月

名古屋支店を名古屋出張所に組織変更

2002年1月

決算期を10月31日から3月31日に変更

2011年9月

2013年7月

ホーチミン駐在員事務所開設

東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合により、株式を東京証券取引所第二部に上場

2014年8月

株式会社リープスアンドバウンズ(現TATRAS INTERNATIONAL株式会社)の全株式を取得(子会社)

2015年3月

株式会社マルスと株式会社八木ビルが、存続会社を株式会社マルスとする吸収合併

株式会社リープスアンドバウンズとTATRAS JAPAN株式会社が、存続会社をTATRAS JAPAN株式会社(現TATRAS INTERNATIONAL株式会社)とする吸収合併

8月

ハノイ駐在員事務所開設

2016年4月

イチメン株式会社の全株式を取得(子会社)

7月

2017年3月

ダッカ駐在員事務所開設

YAGI VIETNAM COMPANY LIMITEDをホーチミンに設立

4月

山弥織物株式会社の全株式を取得(子会社)

6月

有限会社アタッチメントの全株式を取得(現連結子会社。同月に株式会社に改組)

2018年1月

東京本社を設置(東京支店を東京本社に改称し二本社制)

2019年3月

TATRAS JAPAN株式会社と株式会社ストラダエストが、存続会社をTATRAS JAPAN株式会社とする吸収合併及びTATRAS INTERNATIONAL株式会社に商号変更

2019年7月

ツバメタオル株式会社の全株式を取得(子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

事業内容

ヤギ株式会社およびそのグループ企業は、ヤギ株式会社を中心に子会社20社、関連会社7社から成り立っています。この企業集団は、繊維製品の売買および輸出入を主軸に事業を展開しています。ヤギグループの事業構造は、繊維業界における幅広いニーズに応えるための多様なサービスと製品を提供していることが特徴です。

具体的には、ヤギグループは繊維製品の開発から製造、そして最終的な販売までを一貫して手掛けています。また、国内外の市場に向けた輸出入業務も積極的に行っており、グローバルな視点から繊維産業の発展に貢献しています。このように、ヤギグループは繊維製品に関連する幅広い事業を展開し、その業務範囲の広さと多様性が同社の強みとなっています。

ヤギグループの事業内容を示す概要図には、連結子会社と持分法適用会社が明記されており、これらの企業がグループ全体の事業展開において重要な役割を果たしていることが示されています。連結子会社はヤギ株式会社の直接的な事業活動を支え、持分法適用会社は戦略的なパートナーシップを通じて同社の事業基盤を強化しています。

経営方針

ヤギ株式会社は、125年以上の歴史を持つ繊維産業において、変革の時代に対応するための成長戦略を推進しています。同社は、社是「終始一誠意」を基に、新しい価値の創造とグローバルな挑戦を通じて、人々の生活に喜びを与え、豊かな社会に貢献することを経営の基本方針としています。この方針の下、同社は2026年3月期を目途に、持続的成長の基盤を築くための中期経営計画「Heritage to the future」を策定しました。

この計画では、「事業」「グローバル」「グループ経営」「人材」「ESG」の5つの基本戦略を掲げています。事業戦略では、セグメントグループでの収益力強化とポートフォリオの選択と集中に注力。グローバル戦略では、サステナブル、ブランド、デジタルの3つの視点からのグローバル展開を目指します。グループ経営戦略では、グループマネジメントの進化とDX基盤の構築に取り組みます。人材戦略では、グループ人材や組織制度の連携強化と人材活性化環境の整備を進めます。最後に、ESG戦略では、CSV経営の実践とコーポレートガバナンスの強化を目指します。

これらの戦略を通じて、ヤギ株式会社は、繊維産業におけるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにし、新しい価値を創造することで、社会に貢献していくことを目指しています。同社は、急激な少子高齢化、消費マインドの多様化、DX推進、SDGs達成への対応など、現代の繊維・ファッション業界が直面する課題に対して、攻めと守りのバランスを取りながら、スピード感を持って経営を進めていく方針です。