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ナガイレーベンJP:7447
沿革
1950年7月 |
東京都千代田区神田三崎町一丁目に株式会社永井商店を設立。 |
1969年10月 |
秋田県仙北郡南外村(現大仙市)に生産子会社ナガイ白衣工業株式会社を設立。 |
1971年12月 |
国産初のポリエステル100%のニット白衣を開発、販売。 |
1976年4月 |
札幌市東区に関連会社北海道ナガイ株式会社を設立。 |
1977年7月 |
東レ株式会社との提携により米国アンジェリカ社ブランドの新素材、新デザインによるリース用白衣を発売。 |
1979年1月 |
秋田県大曲市(現大仙市)に大曲工場を設置。 |
1979年9月 |
大阪府豊中市に大阪支店を設置。 |
1979年11月 |
福岡市南区に福岡支店、広島市中区に広島支店を設置。商号をナガイ株式会社に変更。 |
1980年3月 |
株式会社クラレと「やまもと寛斎」ブランド使用のライセンス契約を締結。 |
1980年10月 |
香川県高松市に高松営業所を設置。 |
1981年12月 |
秋田県大曲市(現大仙市)にナガイ白衣物流センター(現ナガイレーベン第2物流センター)を設置。 秋田県仙北郡中仙町(現大仙市)に中仙工場を設置。 |
1982年12月 |
ユニチカ株式会社と「花井幸子」ブランド使用のライセンス契約を締結。 |
1984年2月 |
東京都千代田区岩本町に新社屋を建設、本社を移転。 |
1985年3月 |
秋田県仙北郡千畑町(現美郷町)に株式会社ナガイホワイトエースを設立。 |
1986年11月 |
秋田県仙北郡南外村(現大仙市)に南外工場を設置。 |
1987年8月 |
宮城県仙台市に東北支店を設置。 本社にアパレルCAD(コンピューターによるデザインシステム)を導入し、子会社ナガイ白衣工業株式会社と生産及び企画のオンライン化を図る。 |
1987年10月 |
子会社ナガイ白衣工業株式会社全額出資により、株式会社ナガイ大曲工場(株式会社ナガイホワイト大曲)、株式会社ナガイ南外工場(株式会社ナガイホワイト南外)、株式会社ナガイ中仙工場(株式会社ナガイホワイト中仙)を設立し、各製造部門の営業譲渡を行う。 |
1988年8月 |
東京都千代田区岩本町に子会社エミット興産株式会社を設立。 |
1988年9月 |
子会社エミット興産株式会社へ販売部門を営業譲渡し、同子会社の商号をナガイ株式会社に、当社の商号をエミット興産株式会社に変更。 |
1989年6月 |
秋田県秋田市に子会社ナガイ白衣工業株式会社全額出資により、株式会社ナガイルミナースを設立。 |
1990年1月 |
エミット興産株式会社の商号をエミット株式会社に変更。 |
1991年9月 |
子会社ナガイ株式会社及び子会社ナガイ白衣工業株式会社を吸収合併、当社エミット株式会社はナガイ株式会社に商号を変更し、同時に同年8月に設立されていた同名別会社の子会社ナガイ白衣工業株式会社に生産部門を営業譲渡。 |
1992年8月 |
秋田県仙北郡神岡町(現大仙市)にアパレルCAD・CAM(コンピューターによるデザイン及び自動裁断システム)を備えたナガイ白衣カッティングセンターを竣工し、子会社ナガイ白衣工業株式会社へ賃貸。 |
1993年4月 |
抗菌用白衣メディガードを発売。 |
1993年5月 |
インドネシア国ジャカルタ市にインドネシア駐在事務所を設置。 |
1994年1月 |
商号をナガイレーベン株式会社に変更。 |
1994年5月 |
秋田県仙北郡神岡町(現大仙市)にナガイレーベン物流センターを設置。 |
1995年6月 |
当社株式を日本証券業協会の店頭登録銘柄として登録。 |
1996年2月 |
ユニチカ株式会社と「クレージュ」ブランド使用のライセンス契約を締結。 |
1998年9月 |
中華民国台北市に台北支店を設置。 |
1999年9月 |
名古屋市千種区に名古屋営業所を設置。 |
1999年11月 |
東レ株式会社と「アツロウタヤマ」ブランド使用のライセンス契約を締結。 |
2001年8月 |
当社株式を東京証券取引所市場第二部へ上場。 |
2001年9月 |
秋田県仙北郡神岡町(現大仙市)に子会社ナガイ白衣工業株式会社の本社を移転。 |
2002年3月 |
株式会社ナガイホワイト大曲、株式会社ナガイホワイト南外、株式会社ナガイホワイト中仙、株式会社ナガイホワイトエース、株式会社ナガイルミナースを子会社ナガイ白衣工業株式会社に吸収合併。 |
東レ株式会社と米国スタンダードテキスタイル社が有する技術の供与と商標使用に関するライセンス契約を締結。 |
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2002年9月 |
名古屋営業所を名古屋支店に昇格。 |
2003年1月 |
広島県東広島市にナガイレーベン西日本物流センターを設置。 |
2003年8月 |
関連会社北海道ナガイ株式会社の全株式を取得し、当社の完全子会社とする。 |
2004年3月 |
ISO9001の認証取得。 |
2004年8月 |
当社株式が東京証券取引所の市場第一部に指定。 |
2004年9月 |
子会社北海道ナガイ株式会社を吸収合併し、北海道支店を設置。 |
2005年3月 |
ISO14001の認証取得。 |
2005年4月 |
クラレトレーディング株式会社と「ケイタ マルヤマ」ブランド使用のライセンス契約を締結。 |
2006年6月 |
ユニチカテキスタイル株式会社(現ユニチカトレーディング株式会社)がプロモスティル・ジャパン株式会社と共同で企画した「デザイン及び商標を使用したヘルスケア・ユニフォーム」を商品化する権利に関するライセンス契約を締結。 |
2013年8月 |
株式会社ディック・ブルーナ・ジャパンと「ミッフィー他 ディック・ブルーナ創作のイラストレーションを使用したヘルスケアユニフォーム」を商品化する権利に関するライセンス契約を締結。 |
2014年1月 |
東京都千代田区鍛冶町に新社屋を建設、本社を移転。 |
2016年11月 |
監査等委員会設置会社へ移行。 |
2017年6月 |
株式会社資生堂と「ブライトデイズ」ブランドの共同開発に関する契約を締結。 |
2018年8月 |
秋田県大仙市にソーイングセンターを設置。 |
2018年9月 |
大曲工場及び中仙工場をソーイングセンターに統合し稼働。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
2023年6月 |
八木通商株式会社及び株式会社マッキントッシュジャパンと「MACKINTOSH PHILOSOPHY」ブランド使用のライセンス契約を締結。 |
事業内容
ナガイレーベン株式会社とその連結子会社であるナガイ白衣工業株式会社は、医療従事者や介護従事者向けのメディカルウェアの企画、製造、販売を主軸に事業を展開しています。同社は、自社で企画・開発したメディカルウェアをナガイ白衣工業から供給を受け、また一部の商品については海外及び国内の生産品を一般取引先から購入し、販売しています。これに加え、シューズなどの関連商品も一般取引先から購入し、販売しております。
ナガイレーベンの事業はメディカルウェアの製造・販売を中心とした単一セグメントで構成されており、その事業内容は医療現場や介護現場で働く人々のニーズに応える高品質なウェアとシューズの提供にあります。同社グループの事業系統図によると、その事業構造は医療・介護分野に特化した製品ラインナップを持ち、関連商品の販売も手掛けることで、顧客の多様な要望に対応しています。
このように、ナガイレーベンは医療・介護分野における専門的なニーズに対応するメディカルウェアとシューズの提供を通じて、その分野での生活品質の向上に貢献しています。
経営方針
ナガイレーベンは、医療従事者や介護従事者向けのメディカルウェアの企画、製造、販売を中心に事業を展開しており、その成長戦略は多岐にわたります。同社は、「いのちの力になりたい」という理念のもと、医療・介護分野での生活品質の向上に貢献することを目指しています。
中長期的な経営戦略として、同社はコア市場の深耕、周辺市場のシェア拡大、海外ビジネスの開拓、感染対策商品の開発、国内外での生産施策の強化、そして企画・生産・販売の一貫体制による高利益率の持続的な向上を掲げています。これらの戦略を通じて、同社は市場での競争優位性の確保とさらなるシェアアップを目指しています。
具体的には、ヘルスケアウェアやドクターウェアにおいて高感覚のハイエンド商品や高機能の高付加価値商品の開発を進め、販促活動やプロモーション活動を強化しています。また、手術ウェア市場では、環境対策医療資材商品「コンペルパック」の市場浸透に注力し、シェア拡大を図っています。海外市場では、東アジアを中心に販売活動を行い、国内で培ったノウハウを活かしたビジネスモデルの海外展開を進めています。
さらに、感染対策商品の開発に積極的に取り組み、医療現場支援を強化しています。生産面では、国内外の生産施策を見直し、原価低減に努めるとともに、企画・生産・販売の一貫体制を強化し、高利益率な経営体質の継続的な向上を目指しています。
これらの戦略を背景に、ナガイレーベンは厳しい経済環境の中でも、業界の物価上昇の影響を受けながらも、売上高の増加や市場でのシェアアップを目指しています。同社は、顧客ニーズに応える高品質なメディカルウェアとシューズの提供を通じて、医療・介護分野での生活品質の向上に貢献し続けることで、企業価値の向上を図っています。