ナ・デックスJP:7435

時価総額
¥102.9億
PER
12.9倍
抵抗溶接制御装置のトップシェアを誇るプロセスソリューション事業、ロボット・FAシステムの代理店販売を行うファクトリーオートメーション事業、オーダーメイドの生産システムを提供するシステムインテグレーション事業、電子・電気制御部品の代理店販売と基板設計実装を手がける制御部品事業を展開。

沿革

1950年10月

名古屋市中村区小鳥町50番地に、セレン整流器、溶接機器の製造・販売を目的に資本金500千円で株式会社名古屋電元社(現 株式会社ナ・デックス)を設立。

1956年4月

名古屋市北区水切町に水切工場を新設。

1957年4月

水切工場において本格的に抵抗溶接制御装置の製作、販売を開始。

1965年4月

愛知県西春日井郡西春町(現 愛知県北名古屋市)に西春工場(現 技術センター)を新設し、同時に水切工場を廃止。

1969年8月

販売拡大と機構充実のため名古屋市中区古渡町に本社社屋を新築し、小鳥町より移転。

1969年10月

株式会社名電工作所(2001年6月に株式会社メイデックスに商号変更)を設立。

1974年5月

大阪市淀川区に大阪支店(現 西部営業部)を開設。

1974年7月

名電産業株式会社(株式会社メイデックスに吸収合併)を設立。

1974年11月

東京都杉並区に東京営業所(現 東部営業部 さいたま市大宮区)を開設。

1989年2月

WELTRONIC/TECHNITRON, CORP.(現 NADEX OF AMERICA CORP.、現 連結子会社)を米国(デラウェア州)に合弁企業として設立。

1992年5月

株式会社名古屋電元社から株式会社ナ・デックスに商号変更。

1995年3月

日本証券業協会に店頭登録銘柄として株式公開。

1999年7月

WELTRONIC/TECHNITRON, CORP.が、MEDAR CORP.(現 WELDING TECHNOLOGY CORP.、現 連結子会社)を米国(ミシガン州)に設立。

2001年8月

株式会社フジックス(現 持分法適用関連会社)の株式を30.0%取得。

2002年2月

WELDING TECHNOLOGY CORP.が、MEDAR CANADA, LTD.(現 連結子会社)をカナダ(オンタリオ州)に設立。

2003年7月

那電久寿機器(上海)有限公司(現 連結子会社)を中国(上海市)に設立。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2005年11月

北九州市小倉北区に北九州営業所を開設。

2008年4月

NADEX (THAILAND) CO.,LTD.(現 連結子会社)をタイ(バンコク)に設立。

2008年5月

タイのS.A.TECH CO.,LTD.(現 NADEX ENGINEERING CO.,LTD.、現 連結子会社)の株式を90.0%取得。

2009年5月

株式会社メイデックスが名電産業株式会社を吸収合併し、株式会社ナ・デックスプロダクツ(現 連結子会社)に商号変更。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場。

2012年1月

横浜市港北区に横浜営業所を開設。
PT. NADESCO INDONESIA(現 連結子会社)をインドネシア(チカラン)に設立。

2013年2月

NADEX MEXICANA, S.A. de C.V.(現 連結子会社)をメキシコ(ケレタロ)に設立。

2013年5月

株式会社ナ・デックスプロダクツが福井県敦賀市にナ・デックスレーザR&Dセンターを開設。

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2013年10月

イシコテック株式会社(株式会社タマリ工業に吸収合併)の株式を、100.0%取得。

2013年11月

WELTRONIC/TECHNITRON, INC.の株式を追加取得し完全子会社化。

2014年3月

WELTRONIC/TECHNITRON, INC.からNADEX OF AMERICA CORP.に商号変更。

2015年3月

広島市安佐南区に広島営業所(現 広島市東区)を開設。

2015年8月

京都市下京区に京都ソフト開発センター(現 京都開発センター)を開設。

2015年11月

浜松市中区に浜松営業所(現 浜松市南区)を、福井県敦賀市に福井営業所を開設。

2016年7月

PT. NADESCO ENGINEERING INDONESIA(現 連結子会社)をインドネシア(チカラン)に設立。

2019年11月

株式会社タマリ工業(現 連結子会社)の全株式を取得。これに伴い、株式会社タマリ工業の100.0%子会社である株式会社シンテックおよび株式会社テクノシステムも連結子会社となる。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

2022年9

群馬県太田市に太田営業所を開設。

2023年4月

株式会社タマリ工業がイシコテック株式会社を吸収合併。

事業内容

ナ・デックスは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業です。主要な事業としては、プロセスソリューション事業、ファクトリーオートメーション事業、システムインテグレーション事業、制御部品事業が挙げられます。

プロセスソリューション事業では、国内自動車業界でトップシェアを誇る抵抗溶接制御装置を中心に、レーザ加工技術や異材接合技術、ITを活用した次世代工法・加工ソリューションの提供を行っています。ファクトリーオートメーション事業では、ロボットやFAシステムを用いた省人化・自動化設備の代理店販売を、単体機から製造ラインまでワンストップで提供しています。

システムインテグレーション事業では、ナ・デックスグループが保有するメーカー機能とエンジニアリング機能を活用し、顧客が求める生産システムをオーダーメイドで構想から形にするサービスを提供しています。制御部品事業では、電子・電気制御部品の代理店販売を主軸に、基板設計実装や制御盤製作などのサービスを行っています。

これらの事業を通じて、ナ・デックスは製造業のさまざまなニーズに応えるソリューションを提供しており、特に自動車業界を中心に強みを持っています。また、国内外に多数の子会社を持ち、グローバルな事業展開を行っています。北米ではWELDING TECHNOLOGY CORP.やMEDAR CANADA,LTD.、東南アジアではNADEX ENGINEERING CO.,LTD.やPT. NADESCO INDONESIAなど、各地域に特化したサービスを提供しています。

経営方針

ナ・デックスは、創業以来の企業理念「企業の発展を通じて社員の幸福と社会の繁栄に貢献する」を基盤に、絶えず業績向上と企業価値の増大を目指しています。同社は、売上高、営業利益、自己資本利益率、自己資本比率を経営上の目標達成の客観的指標として設定。経済環境の変化に対応しつつ、2024年4月期を目処に中期経営計画を推進しています。

この計画では、「接合」技術をコアコンピタンスとし、メーカー機能、商社機能、システムインテグレーター機能の融合を図ります。主な取り組みとして、「トータルソリューションプロバイダー」への変革、NADEXグループの総合力と発信力の強化、新ビジネスの創出、戦略的な人材育成と有効活用、グループ全体の効率化とコスト・リソースの最適化が挙げられます。さらに、ESG視点によるサステナビリティ経営の推進も掲げています。

ナ・デックスは、プロセスソリューション、ファクトリーオートメーション、システムインテグレーション、制御部品事業を展開。特に自動車業界において強みを持ち、国内外で多数の子会社を通じてグローバルに事業を展開しています。これらの事業を通じて、製造業の多様なニーズに応えるソリューションを提供し、顧客の事業に貢献することで業績の向上と企業価値の増大を目指しています。