ジャパンワランティサポートJP:7386

時価総額
¥93.5億
PER
18.6倍
家電や住宅設備機器の延長保証事業を展開、故障修理の「あんしん修理サポート」、緊急駆けつけ「あんしん住宅サポート24h」、中古対象「リユース修理サポート」、専用アプリ「とらぶる直太朗」運営。

沿革

2010年3月

創業者庄司武史が、ニーズが高まり始めていた家電や住宅設備機器の延長保証事業に興味を持ち、同じ志を持つメンバーとともに保証事業を開始すべく、株式会社トラスト・グロー・パートナーズを設立

ジャパンベストレスキューシステム株式会社(以下、「JBR」という。)の保証事業の販売代理を開始

東京本社、大阪営業所、名古屋営業所を開設

2013年4月

リフォーム向けサービスをリリース

2014年5月

ハウスメーカー向けサービスをリリース

2016年1月

プライバシーマーク取得

2016年5月

商号をJBRあんしん保証株式会社に変更、JBRの完全子会社となる

2016年7月

JBRを吸収分割会社として、家電及び住宅設備機器の延長保証事業に関する権利義務を承継

2016年12月

本社を東京都中央区日本橋人形町から東京都千代田区大手町へ移転

2017年12月

量販店向けサービスをリリース

2019年1月

「あんしん住宅サポート24h」をリリース

2019年12月

名古屋営業所を名古屋本部として名古屋市中区錦へ移転

2019年12月

オリジナルアプリ「とらぶる直太朗」をリリース

2020年7月

「リユース修理サポート」をリリース

2021年7月

商号をジャパンワランティサポート株式会社に変更

2022年6月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場

事業内容

ジャパンワランティサポートは、家電や住宅設備機器の延長保証事業を主軸に展開しています。同社は、住宅設備供給事業者と提携し、給湯器やキッチン、バス、洗面化粧台、トイレなどの住宅設備機器の故障や不具合に対する修理サポートサービス「あんしん修理サポート」を提供しています。このサービスは、メーカー保証期間を含む最長10年間の無償修理をサポートし、24時間365日体制でのコールセンター対応を行っています。

同社は、事業者が販売・施工する住宅設備機器に標準付帯するケースと、オプションサービスとして斡旋・仲介するケースの2種類の販売方法を採用しています。また、加入者を「会員」として、会員からの問い合わせ対応や修理手配を自社運営のコールセンターで行っており、保証期間内であれば会員の自己負担は一切ないという特徴があります。

さらに、ジャパンワランティサポートは、「あんしん住宅サポート24h」と「リユース修理サポート」も運営しています。「あんしん住宅サポート24h」は、緊急駆けつけサービスや暮らしの相談サポートを含むオプションサービスであり、「リユース修理サポート」は中古住宅設備機器を対象としたサービスです。2019年12月には、会員証の代替機能や修理依頼、問い合わせが可能な専用アプリ「とらぶる直太朗」をリリースし、サービスの利便性を高めています。

経営方針

ジャパンワランティサポートは、住宅設備機器の延長保証事業を核として、継続的な企業価値の向上を目指しています。同社は、「困っている人に『あんしん』を届けることで社会に貢献する」という経営理念のもと、顧客からの「ありがとう」という声を目指しています。そのために、営業利益と売上高を重要な経営指標とし、有効会員数の増加をKPIとして設定しています。2023年9月時点で約160万件の有効会員数を有し、2024年9月期には190万件を目標としています。

中長期的な経営戦略として、同社は住宅設備メーカーや大手ハウスメーカー、マンションデベロッパーなどとの営業展開に注力しています。また、新商品の開発にも力を入れており、住宅設備機器の延長保証から「住まい」全般に関わるサービスへと領域を拡大しています。これに加え、コールセンターを中心とした新サービスの開発も進めており、独自の情報分析を通じて会員や事業者に有益なサービスを提供することを目指しています。

経営環境においては、新築住宅着工戸数の減少が予想される一方で、中古住宅市場やリフォーム市場は安定的な需要が見込まれています。このため、ジャパンワランティサポートは新築住宅市場だけでなく、リフォーム市場や中古住宅市場における販売促進にも力を入れています。

対処すべき課題としては、新たな集客戦略・販路拡大、新規事業の開発、ITシステムの向上及び業務効率化、優秀な人材の確保及び育成、激甚災害等への対策が挙げられています。これらの課題に対応することで、同社はさらなる成長を目指しています。