リファインバースグループJP:7375

時価総額
¥23.1億
PER
素材再生と資源循環を核としたビジネス展開、使用済みカーペットタイルの再資源化、漁網やエアバッグのリサイクル、建築系廃棄物の収集運搬・中間処理。

沿革

1983年7月

有限会社御美商(現連結子会社 株式会社ジーエムエス)を東京都葛飾区に設立

1993年7月

有限会社御美商が株式会社御美商に改組

2000年3月

株式会社御美商が東京都葛飾区に中間処理施設(リファイン3)を設置

2001年11月

廃棄カーペットタイルをリサイクルするための実証プラント(リファイン2)を東京都葛飾区に設置

2001年12月

現在の樹脂再生技術を確立

2002年3月

株式会社御美商が東京都葛飾区に中間処理施設(リファイン1)を設置

2002年5月

創業期のベンチャー企業経営支援を行っている株式会社大前・ビジネス・ディベロップメンツに対して第三者割当増資を実施。カーペットタイルリサイクルの実証プラントを設置し実証試験を開始

2003年12月

再生樹脂の製造販売事業を本格化させることを目的として、株式会社御美商、内装解体業を行う株式会社ベスト及び産業廃棄物処理装置の製造販売を行うライザエンジニアリング株式会社の3社が株式移転により共同で事業持株会社リファインバース株式会社を設立

2004年6月

リサイクル事業の拡充及びグループ本社機能の強化を目的として、東京都中央区に本社事務所を移転

2005年7月

株式会社御美商と株式会社ベストは産業廃棄物処理事業の強化を目的に、株式会社御美商を存続会社として吸収合併

2005年8月

千葉工場が千葉県エコタウンプランの施設として環境省より承認を受ける。

2005年12月

株式会社御美商が東京都大田区に中間処理施設(TACS3)を設置

2006年1月

ライザエンジニアリング株式会社の全株式を外部に譲渡し非子会社化

2006年6月

千葉県より産業廃棄物処分業許可を取得(許可番号:01220128419号 切削による中間処理)

2006年7月

千葉県八千代市において、再生樹脂製造工場の本格稼働開始

2006年9月

リファインバース株式会社による再生樹脂製造を補完し、カーペットタイルの再資源化を強化する目的としてインバースプロダクツ株式会社(現株式会社ジーエムエス)を設立し、リファインバース株式会社千葉工場内での事業開始

2009年2月

使用済みカーペットタイルの再資源化システムを確立するために森ビル株式会社と協業開始

2011年6月

住江織物株式会社及び株式会社スミノエが、当社及び住友商事株式会社の4社で共同開発したリサイクルカーペットタイル「ECOS(エコス)シリーズ」の製造を開始

2013年2月

株式会社御美商が株式会社ジーエムエスに社名変更

2016年1月

再生樹脂製品の生産拠点拡張を目的とした用地取得(千葉県富津市)に向け、千葉県企業庁に事業計画書を提出

2016年3月

千葉県八千代市において新開発の高分離精製プロセスの実証プラントを設置

2016年4月

日東化工株式会社のリサイクルナイロン製品の事業の事業譲渡に合意。営業権及び技術供与を受け、ナイロン樹脂のリサイクル事業に参入

2016年7月

リファインバース株式会社として東京証券取引所マザーズ市場に上場

2017年5月

完全子会社としてリファインマテリアル株式会社設立(代表:柗村順也)

2017年6月

株式会社ジーエムエスとインバースプロダクツ株式会社が株式会社ジーエムエスを存続会社として吸収合併

2017年7月

千葉県富津市に、リファインバース株式会社の生産拠点としてリファインバース イノベーションセンター(RIVIC)を開設

2019年4月

愛知県一宮市において、再生ナイロン樹脂製造工場の本格稼働開始

2021年6月

持株会社体制への移行に伴い、完全親会社の株式会社リファインバースグループの設立及び同社東京証券取引所市場マザーズ(現グロース市場)へのテクニカル上場(2021年7月1日)により、リファインバース株式会社は上場廃止。

2021年7月

株式会社リファインバースグループとして株式移転によりテクニカル上場

2021年9月

リファインバース株式会社保有の株式会社ジーエムエス株式を当社に譲渡

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行

2022年7月

株式会社コネクションの全株式を取得し子会社化

事業内容

リファインバースグループは、廃棄物の再資源化を核とした事業を展開しています。同社グループは、素材ビジネスと資源ビジネスの二つのセグメントで構成されており、持続可能な社会の実現に貢献しています。

素材ビジネスでは、リファインバース株式会社とリファインマテリアル株式会社が中心となり、使用済みカーペットタイルの再資源化に着目。これらのカーペットタイルから合成樹脂製品を再生し、製鋼副資材や再生ナイロン樹脂製品の生産、販売を行っています。また、廃棄物処理問題の解決に向けた技術指導やコンサルティングも提供しています。

資源ビジネスは、リファインバース株式会社、株式会社ジーエムエス、株式会社コネクションが担当。主に首都圏で排出される建築系廃棄物の収集運搬・中間処理を行い、ケミカルリサイクルの事業化や廃プラ資源化新商流の創出により、資源循環の取り組みを加速しています。

同社グループは、廃棄物の受け入れから再資源化、販売に至るまでの一連の流れを自社で管理し、効率的な販売体制を構築。使用済みカーペットタイルの再生処理をはじめ、漁網やエアバッグの工場端材のリサイクルなど、多岐にわたる廃棄物の再資源化に取り組んでいます。これにより、廃棄物の削減と資源の有効活用を実現し、社会の持続的発展に貢献しています。

経営方針

リファインバースグループは、社会の持続的発展に寄与することを目指し、廃棄物の再資源化を核とした事業展開を推進しています。同社グループは、素材ビジネスと資源ビジネスの二つのセグメントを中心に、廃棄物の削減と資源の有効活用を通じて、サーキュラーエコノミーの実現に貢献しています。

素材ビジネスでは、使用済みカーペットタイルや工場端材などの再資源化に着目し、再生樹脂製品の生産・販売を行っています。また、廃棄物処理問題の解決に向けた技術指導やコンサルティングも提供しており、廃棄物のリサイクルという枠にとらわれず、社会的課題の解決によって新たな価値を生み出すことに取り組んでいます。

資源ビジネスでは、建築系廃棄物の収集運搬・中間処理を主に行い、ケミカルリサイクルの事業化や廃プラ資源化新商流の創出により、資源循環の取り組みを加速しています。同社グループは、廃棄物の受け入れから再資源化、販売に至るまでの一連の流れを自社で管理し、効率的な販売体制を構築しています。

さらに、リファインバースグループは、原材料の安定的確保、販売数量の拡大、販売価格の向上、コスト競争力の強化、新規事業領域への進出など、事業上及び財務上の課題に対処するための具体的な施策を講じています。これらの取り組みを通じて、同社グループは、環境問題などの社会的課題をビジネスの力によって解決し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。