グッドパッチJP:7351

時価総額
¥91.1億
PER
42.2倍
デザインパートナー事業とデザインプラットフォーム事業を展開。UI/UXデザイン支援、人材紹介「ReDesigner」、ツール「Strap」「Prott」提供。

沿革

年月

概要

2011年9月

企業のUI/UXのデザイン支援を目的として、東京都千代田区において株式会社グッドパッチを資本金5,000千円で設立。UI/UXデザイン支援を開始

2014年1月

プロトタイピングツール「Prott」をリリース

2014年5月

東京都渋谷区に本社移転

2015年5月

ヨーロッパ市場への事業展開を図るためドイツ・ベルリンに子会社 Goodpatch GmbHを設立し、ベルリンスタジオを開設(現・連結子会社。2022年10月解散決議、清算手続き中)

2015年9月

「Prott」が公益財団法人日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞を受賞

2017年9月

Goodpatch GmbHにてVR/ARを活用したデザインツール「Athena」の開発を開始(2022年6月に提供及び開発を終了)

2018年5月

デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」を開始

2018年8月

遠隔地からインターネットを通じてプロジェクトに参加し、顧客にUI/UXデザイン支援を提供するフルリモートのデザインチーム「Goodpatch Anywhere」を開始

2018年8月

Goodpatch GmbH、ミュンヘンスタジオを開設(2022年9月に閉鎖)

2019年6月

キャリア支援プラットフォーム「ReDesigner for Student」をリリース

2020年6月

東京証券取引所マザーズに上場

2020年9月

オンラインホワイトボードツール「Strap」をリリース

2021年7月

デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」の副業・フリーランス向けマッチング事業を開始

2021年12月

株式会社スタジオディテイルズを子会社化(現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行

事業内容

グッドパッチは、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンのもと、人々の生活を便利にし、暮らしやすくすることを目指しています。同社は、デザインを通じて問題解決を行うことを本質とし、ビジネス戦略においてもデザインの重要性を認識しています。主要事業として、デザインパートナー事業とデザインプラットフォーム事業の2つを展開しています。

デザインパートナー事業では、顧客企業の戦略やブランディングを踏まえたデザイン実装を行い、UXデザイナーやUIデザイナーがプロジェクトチームと一体となってデザインプロジェクトをリードします。この事業は、Experience Design(UI/UX)、Brand Experience(コーポレート・組織)、Business Design(戦略・ビジネスモデル)の3つの領域をカバーしています。

デザインプラットフォーム事業では、自社で構築したデザイン人材プールを活用したデザイナー採用支援サービスや、自社開発のSaaSプロダクトを提供しています。具体的には、「ReDesigner」を通じたデザイナーの人材紹介サービスや、オンラインホワイトボードツール「Strap」、プロトタイピングツール「Prott」などがあります。

グッドパッチは、デザインの力を証明し、ユーザー体験の向上を通じてビジネスの成功を支援することで、デザインの価値を広く伝えています。同社の事業は、デザインを核として多岐にわたるサービスを提供し、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させることを目指しています。

経営方針

グッドパッチは、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンを掲げ、人々の生活を便利にし、暮らしやすくすることを目指しています。同社はデザインの力を証明し、ビジネスにおけるデザインの価値を広めることをミッションとしています。UI/UXデザイン支援を主軸に、顧客企業のデジタルプロダクトにおける戦略立案から設計、開発の支援を行っています。

同社の成長戦略は、デザインパートナー事業とデザインプラットフォーム事業の二つの柱に基づいています。デザインパートナー事業では、顧客企業のデザインプロジェクトにおけるUXの最適解を追求し、デジタルプロダクトのUIデザインの実装を進めています。また、デザインプラットフォーム事業では、デザイン人材の採用支援サービスやデザインITツールを提供し、デザインビジネスの拡大を図っています。

グッドパッチは、デジタルトランスフォーメーション(DX)領域においてデザインが果たす役割を重視し、デザイナー組織の拡大やデザインプロジェクトの実施を通じて、ブランディングを強化しています。SNSを活用したPR活動を推進し、広告に頼らない効率的なブランディングを進めている点も特筆すべきです。

さらに、デザインプラットフォーム事業を後方支援するため、デザイン人材の採用支援サービスやデザインITツールの提供を通じて、デザイン領域における同社の存在感を高め、シナジーを創出しています。これらの戦略を通じて、グッドパッチはデザインビジネスの拡大を目指しており、デザインを核としたサービス提供により、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させることを目標にしています。