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ハイレックスコーポレーション【JP:7279】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
株式会社ハイレックスコーポレーションは、二輪・四輪車や産業機器、医療機器、住宅機器、船舶向けの遠隔操作用コントロールケーブルを中心に、四輪用ウインドレギュレータ、ドアモジュール、ドアラッチ、パワーリフトゲートなどの部品・モジュールを製造・販売しています。専用の生産装置の開発・製造・販売も手がけ、設計や研究開発を同社が中心となって行っています。
同社の主要顧客は国内外の自動車メーカーで、完成車向けの部品販売が収益の中核です。国内外のグループ工場への部品供給や輸出も収益源になり、補助人工心臓を扱う医療機器事業も一部の売上を支えています。
事業は大きく自動車向けのコントロールケーブル・機構部品、ドア関連モジュールとパワーリフトゲート、医療機器、そして生産設備の四つに分かれます。日本、北米、中国、アジア、欧州、南米に製造拠点を展開し、グローバルな車種対応と設計・開発の統括により品質と供給を管理しています。
経営方針
同社は自動車用ドアクロージャーシステムやモジュールで世界のトップサプライヤーになることを成長の目標に掲げています。背景には制裁や為替、一次市場での不確実性があるものの、連結売上高に占めるコントロールケーブルは約4分の1にとどまる一方で、ウインドレギュレータやドアモジュールなどドア周り部品の割合は3分の2近くに増加しており、製品構成の変化を踏まえた再編成を進めています。経営指標としては自己資本や営業利益の確保・拡大、自己資本利益率(ROE)や親会社株主に帰属する当期純利益の向上を重視し、持続的な株主還元と企業価値の向上を目指しています。
重点投資分野は製品ラインの高付加価値化と収益力強化であり、具体的にはドアラッチやパワースライドドアといった差別化可能な技術への集中投資を行っています。実行施策としては、生産設備を有効活用した部品の内製化や共同購買による調達コスト削減、物流ネットワークの統合などによるコスト構造の改善を図ります。加えて成熟製品の利益率改善のために設備の自動化や工場のデジタル化(DX)を進め、商品力と収益力の両面で競合と差を付けることを狙っています。
新市場開拓と事業拡大では、2025年11月4日にハイレックスアクト(旧三井金属アクト)を迎えたことを契機に、グループ間のシナジーを生かしてグローバル展開を加速させます。同社は日本、北米、中国、アジア、欧州、南米に製造拠点を展開しており、これら拠点を通じてドアクロージャーやモジュールの供給を強化するとともに、補助人工心臓など医療機器や専用生産装置の事業も育成して事業ポートフォリオの多様化を図ります。顧客への先回り提案を意味する「フロントローディング」を実践し、完成車メーカーの開発サイクルに早期に入り込むことで受注機会を拡大していきます。
技術革新への取り組みは研究開発と人材育成を軸にしています。ハイレックスグループとハイレックスアクトの技術を融合させる組織横断型チームを編成し、新製品や新機能の創出を加速させます。現場では工場の自動化やDX、AIなど先端技術を活用して原価低減や品質安定化を図るとともに、若手・女性・グローバル人材の登用で提案力と意思決定力を高める人財投資を進め、長期的な競争力の源泉を強化しています。