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タツミJP:7268
沿革
1951年5月 |
個人会社タツミ製作所を継承し、資本金550千円にて株式会社タツミ製作所を設立 |
1961年4月 |
航空機用ねじ部品の防衛庁指定登録業者となる |
1962年5月 |
運輸省航空局の仕様認定試験に合格 |
1963年4月 |
極東米空軍の技術承認を得るとともに、防衛庁認定工場となる |
1963年12月 |
栃木県足利市南大町(現在地)に本社及び工場を移転し、事業の拡大を図る |
1970年6月 |
本社工場内に、メッキ、熱処理設備を新設、圧造、切削加工、熱処理、メッキまでの一貫生産体制が整う |
1971年6月 |
原子力発電部門に進出し、燃料集合体部品の製造販売を開始 |
1973年2月 |
農業機械の機構部品の製造販売を開始 |
1973年11月 |
㈱三ツ葉電機製作所(現㈱ミツバ)の資本参加により、同社の子会社となる |
1974年12月 |
自動車ブレーキ用部品の製造販売を開始 |
1976年8月 |
工作機械及び建設機械用部品の製造販売を開始 |
1980年3月 |
受注の拡大にともない本社工場を改築 |
1981年8月 |
本社工場内に技術棟を新築 |
1984年7月 |
本社工場の隣接地に機械加工棟を増設 |
1990年3月 |
ダイス・レスによる細穴打抜加工技術を開発 |
1993年6月 |
株式会社タツミに商号変更 |
1993年10月 |
アンチロックブレーキシステム用部品の受注拡大に伴い、超精密部品加工を主体とした太田工場を群馬県太田市に新設 |
1994年10月 |
冷間鍛造スラグの圧造加工技術を開発 |
1996年3月 |
㈱三ツ葉電機製作所(現㈱ミツバ)との共同研究により、冷間圧造によるギア成形技術を開発 |
1996年6月 |
ねじれ角を有するスプラインギアの冷間圧造加工技術を開発 |
1996年10月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1998年5月 |
米国に子会社(タツミ・オブ・アメリカ・コーポレーション)を設立 |
1999年4月 |
ISO9001認証取得 |
2001年5月 |
コルポラシオン・ミツバ・デ・メヒコ・エス・エー・デ・シー・ブイ(メキシコ)に資本参加(2016年12月までに全出資持分を売却) |
2004年3月 |
航空機事業より撤退し、自動車事業への特化を図る |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005年1月 |
ISO14001認証取得 |
2005年12月 |
米国子会社(タツミ・オブ・アメリカ・コーポレーション)を解散し、アメリカン・ミツバ・コーポレーションへ販売先を統一 |
2007年2月 |
ゼロエミッションを達成 |
2007年10月 |
TPM(Total Productive Maintenance)優秀賞を受賞 |
2008年1月 |
新生産管理システム(L-MACS)を導入 |
2008年4月 |
ニッケルメッキを内製化 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場 |
2011年12月 |
TPM(Total Productive Maintenance)優秀継続賞を受賞 |
2013年7月 |
大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2014年1月 |
インドネシアに子会社(ピーティー・タツミ・インドネシア)を設立(現 連結子会社) |
2015年5月 |
メキシコに子会社(コルポラシオン・タツミ・デ・メヒコ・エス・エー・デ・シー・ブイ)を設立(現 連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
タツミ及びそのグループ会社は、自動車部品の製造と販売を主軸に事業を展開しています。タツミグループは、タツミ自身、親会社である株式会社ミツバ、そして連結子会社2社(コルポラシオン・タツミ・デ・メヒコ・エス・エー・デ・シー・ブイ、ピーティー・タツミ・インドネシア)から構成されています。株式会社ミツバは、自動車用電装品の専門メーカーとして、小型直流モータやモータ応用製品の製造および販売を行っています。
タツミの事業内容は、主に自動車の電装品用部品やブレーキ用部品の製造と販売に特化しています。タツミと株式会社ミツバは、製品の販売先であると同時に、材料の仕入先としても関係しています。また、タツミの子会社2社は、自動車用部品や自動車部品製造用の機械及び工具等を供給しています。
関係会社には、株式会社ミツバロジスティクスがあり、タツミ製品の輸送業務を担当しています。さらに、アメリカン・ミツバ・コーポレーションとコルポラシオン・ミツバ・デ・メヒコ・エス・エー・デ・シー・ブイは、タツミ及び連結子会社の販売先として機能しています。株式会社オフィス・アドバンは、タツミの事務処理等の一部業務代行を行っています。
タツミグループは単一の事業セグメントにより構成されており、自動車部品の製造と販売を核とした事業展開をしています。
経営方針
タツミは、自動車部品の製造と販売を核とする事業を展開しており、その成長戦略として「タツミビジョン2030」を策定しています。この長期ビジョンの下、同社は新しい社会に調和したモノづくりを通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、関わる人々を笑顔にする企業グループを目指しています。経営理念には、「選ばれる企業をめざし、価値ある商品を提供する」「固有技術を磨き、市場開発に挑戦する」「人を活かし、人に生かされる企業となる」という三つの柱があります。
2023年度から2027年度を対象とする中期経営計画では、電動化シフトへの対応、経営基盤の強化、財務体質の健全化を重点領域として掲げています。これらの施策を通じて、業績および企業価値の更なる向上を目指しています。また、自動車業界が100年に一度の変革期を迎える中、CASE(Connected、Autonomous、Shared/Service、Electric)の進展や燃費規制による軽量化ニーズの高まりに対応するため、新分野・新規取引先の開拓、不採算製品の見直し・ビジネス撤退、新規技術開発を進めています。
タツミは、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として「売上高営業利益率」を重要視しており、これを基に成長戦略を推進しています。さらに、東京証券取引所の市場区分見直しに伴う「スタンダード市場」への選択と、上場維持基準の適合に向けた計画書の提出を通じて、企業としての透明性と信頼性の向上にも努めています。