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マツダJP:7261
事業内容
マツダは、自動車およびその部品の製造・販売を主な事業としています。マツダとその関連会社は、国内外で自動車の製造を行い、国内ではマツダ自身が自動車を製造し、倉敷化工株式会社などが部品を製造しています。
海外では、マツダモトールマヌファクトゥリングデメヒコS.A. de C.V.やオートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.が自動車と部品を製造しています。製造された自動車と部品は、国内では関東マツダや東海マツダ販売株式会社などが販売を担当し、一部の大口顧客にはマツダが直接販売しています。
海外市場では、北米ではマツダモーターオブアメリカ, Inc.、欧州ではマツダモータース(ドイツランド)GmbH、その他の地域ではマツダオーストラリアPty.Ltd.が販売を行っています。これらの地域は、マツダの事業セグメントとしても区分されています。
経営方針
マツダは、2030年に向けた成長戦略として「2030 VISION」を掲げています。このビジョンでは、「走る歓び」で移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社を目指しています。具体的には、温暖化抑制に貢献するマルチソリューションの提供、安全で自由な移動社会の実現、そして日常に感動を創造することを目指しています。
中期経営計画(2020年3月期~2026年3月期)では、「人と共に創るマツダの独自性」を基本方針とし、ブランド価値向上への投資や固定費の削減、協業強化を進めています。これにより、持続可能な成長を目指し、強靭な経営体質の実現を図っています。
2030年に向けた経営方針では、地域特性に応じた電動化戦略や安全なクルマ社会の実現、ブランド価値経営の推進を掲げています。特に、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みや、電動化の各フェーズにおける戦略を明確にしています。
マツダは、電動化技術の進展に対応するため、パートナー企業との協力を強化し、バッテリーEVの導入を進めています。また、サプライチェーンの強靭化や原価低減を通じて、経営の適応力と回復力を高めることを目指しています。
さらに、マツダは「ライトアセット戦略」を通じて、既存資産の活用度を高め、スモールプレーヤーとしての企業価値を向上させることを目指しています。これにより、低投資で高い資産効率を確保し、持続的な成長を実現します。
人材への投資も重視しており、ソフトウェア技術者の獲得や従業員の能力開発に注力しています。これにより、イノベーションを促進し、企業全体の競争力を高めることを目指しています。