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桜井製作所JP:7255
沿革
1948年9月 |
株式の額面変更のために合併を行った合併会社の設立年月であり、当社の実質上の設立年月は1953年11月であります。 |
1950年10月 |
桜井定芳が自動車部品加工を主体にした機械工場を創業 |
1953年1月 |
合資会社に改組 |
1953年11月 |
資本金200万円にて株式会社に改組 |
1958年3月 |
ロータリーフライス盤の製造を開始 |
1963年10月 |
東京都中央区所在の株式会社桜井製作所と合併、資本金5,000万円となる。 |
1963年12月 |
株式を東京店頭市場に登録 浜松市半田町に工場用地として36,300㎡の土地買収(現船岡工場) |
1964年8月 |
船岡工場の稼動開始 |
1968年11月 |
浜松市曳馬町に2,962㎡の土地及び工場を買収 |
1969年3月 |
部品加工工場として曳馬工場の稼動を開始 |
1970年10月 |
資本金1億円となる。 |
1970年11月 |
船岡工場にて工作機械製造工場の稼動を開始 |
1973年7月 |
静岡県周智郡(現浜松市)春野町に2,460㎡の土地及び工場を買収、稼動を開始 |
1974年12月 |
たて糸柄出し丸編機の販売を開始 |
1980年10月 |
ターレックスの製造を開始 |
1981年1月 |
浜松市助信町に本社事務所完成 |
1985年12月 |
資本金2億70万円となる。 |
1988年7月 |
引佐郡(現浜松市北区)細江町工業団地に土地35,995㎡を買収、部品工場の建設開始 |
1989年3月 |
本社工場(助信工場、曳馬工場)を細江工場へ移転、細江工場の稼動開始 |
1992年2月 |
船岡工場増築完成 |
1993年2月 |
細江工場増築完成 |
1993年12月 |
春野工場閉鎖、細江工場へ統合 |
1999年4月 |
本社所在地を浜松市半田町船岡工場敷地内へ移転 |
2000年3月 |
米国に子会社SAKURAI U.S.A.,Co.設立 |
2002年5月 |
ベトナムに子会社SAKURAI VIETNAM CO.,LTD.設立 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場 |
2005年7月 |
細江工場事務所棟完成 |
2005年10月 |
子会社SAKURAI VIETNAM CO.,LTD.第2期工事(4,500㎡)完成 |
2007年3月 |
細江工場増築完成 |
2013年9月 2017年7月 2018年7月 2018年8月 2022年4月 |
タイに子会社SAKURAI(THAILAND)LTD.設立 子会社SAKURAI(THAILAND)LTD.精算 細江工場第3工場(3,423㎡)新築完成 資本金を1億円に減資 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 |
事業内容
桜井製作所及びその子会社2社、関係会社1社から成る桜井製作所グループは、工作機械および輸送用機械器具の製造、修理、販売を主な事業としています。このグループは、特に二つの主要な事業セグメントに注力しています。
第一のセグメントは、自動車部品製造事業です。この事業では、自動車部品、オートバイ部品、汎用機部品などの製造販売を行っています。このセグメントにおける主な関係会社には、桜井製作所自体とSAKURAI VIETNAM CO., LTD.が含まれます。
第二のセグメントは、工作機械製造事業です。ここでは、ターレックス(多軸ヘッド交換型専用機)、双頭ロータリーフライス盤、各種専用機械などの製造販売を手掛けています。このセグメントでは、桜井製作所とSAKURAI VIETNAM CO., LTD.、さらにSAKURAI U.S.A., Co.が主な関係会社として活動しています。
これらの事業を通じて、桜井製作所グループは、自動車産業や工作機械市場において、高品質な製品とサービスを提供し続けています。グループの事業範囲は、製造から販売、修理に至るまで広範囲にわたり、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。
経営方針
桜井製作所グループは、自動車部品製造と工作機械製造を主軸に事業を展開しており、その成長戦略は、技術革新と市場ニーズの迅速な把握に重点を置いています。同社は、社会への貢献と顧客満足を経営の基本方針とし、個人能力の向上と技術開発への取り組みを通じて、高品質な製品づくりに励んでいます。
競争が激化する市場環境の中、桜井製作所グループは、自動車部品及び工作機械分野において、顧客ニーズを超越した製品開発に注力。技術力の向上と新規顧客の開拓により、納期、品質、コストの面でさらなる向上を目指しています。また、技術の継承も重要な課題と捉え、対策を講じています。
新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の高騰、円安進行など、不透明な経営環境の中でも、桜井製作所グループは、工作機械製造事業において競争力のある標準機の強化と高効率専用機の提案型営業を進め、自動車部品製造事業では、高難度品や高精度品の製造に注力し、航空宇宙産業への展開を含めた成長産業への進出を図っています。特に、電動車(EV)関連製品の割合を増やすことで、脱炭素社会への潮流に対応していく方針です。
さらに、海外子会社との連携を強化し、グループ全体の収益確保に努めるとともに、新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和や半導体不足、原材料価格の高騰への対応策を万全にすることで、激変する時代に対応していく戦略を推進しています。