プレス工業JP:7246

時価総額
¥621.7億
PER
10.1倍
自動車関連事業と建設機械関連事業を展開、子会社を通じた製品製造委託と得意先への直接販売を行う。

沿革

1925-02当社前身「合資会社プレッス作業所」創業(東京都品川区)
1929-05自動車部分品部門に進出
1934-06会社組織を株式会社に改め、「プレス工業株式会社」と改称
1937-12本社・工場とも川崎市に移転
1961-08株式を東京証券取引所市場第一部に上場
1961-10藤沢工場稼動開始(神奈川県藤沢市)
1967-07自動車組立部門に進出
1968-11尾道工場稼動開始(広島県尾道市)
1971-10尾道プレス工業株式会社(現・連結子会社)を設立
1972-03株式会社協和製作所(現・連結子会社)を買収
1976-10宇都宮工場稼動開始(栃木県下野市)
1977-03建設機械用部分品部門に進出
1988-07合弁会社 PK U.S.A.,INC.(現・連結子会社)を米国に設立
1995-12タイ王国 合弁会社 THAI SUMMIT PKK CO.,LTD.(現・連結子会社)に出資
2001-08鈑金工業株式会社(現・連結子会社)に出資
2002-03タイ王国 合弁会社 THAI SUMMIT PKK ENGINEERING CO.,LTD.(現・連結子会社)に出資
2004-07合弁会社 蘇州普美駕駛室有限公司(現・連結子会社)を中華人民共和国に設立
2005-04株式会社プレス工業埼玉製作所を簡易合併し、埼玉工場として稼動開始(埼玉県川越市)
2005-12THAI SUMMIT PKK CO.,LTD.(現・連結子会社)がTHAI SUMMIT PKK BANGPAKONG CO.,LTD. (現・連結子会社)を買収
2006-06THAI SUMMIT PKK CO.,LTD.、THAI SUMMIT PKK ENGINEERING CO.,LTD.、THAI SUMMIT PKK BANGPAKONG CO.,LTD.の株式を追加取得し、連結子会社とする
2007-05PRESS KOGYO SWEDEN ABの株式を追加取得し、連結子会社とする
2008-11合弁会社 THAI SUMMIT PK CORPORATION LTD.(現・連結子会社)をタイ王国に設立
2010-10中華人民共和国に普莱斯冲圧部件(蘇州)有限公司(現・連結子会社)を設立
2011-08インドネシア共和国にPT.PK Manufacturing Indonesia(現・連結子会社)を設立
2012-02中華人民共和国に普莱斯工業小型駕駛室(蘇州)有限公司(現・連結子会社)を設立
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

プレス工業株式会社とその20の子会社から成るプレス工業グループは、自動車関連事業と建設機械関連事業を主軸に展開しています。同社グループは、これらの事業を通じて、幅広い製品とサービスを提供しており、特に自動車部品や建設機械部品の製造に強みを持っています。

プレス工業グループの事業内容は、自動車関連事業と建設機械関連事業に大別されます。これらの事業は、同社の製品の一部を子会社に製造委託する形で運営されており、子会社はそれぞれの得意先へ直接販売も行っています。このようなビジネスモデルにより、プレス工業グループは効率的な生産体制と市場への迅速な対応を実現しています。

なお、プレス工業グループの連結子会社の一つであった蘇州普美駕駛室有限公司は、2021年9月28日付で解散し、現在は清算手続き中です。これは、グループの事業構造調整の一環と見られます。

プレス工業グループの事業セグメントは、連結財務諸表の注記事項に記載されたセグメント区分と一致しており、同社の経営戦略や事業展開の透明性を高めています。このように、プレス工業グループは、自動車関連事業と建設機械関連事業を核として、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

プレス工業株式会社は、自動車関連事業と建設機械関連事業を中心に展開する企業グループです。同社は、2021年4月に新たな「ビジョン・ミッション・バリュー」を制定し、企業スローガン「製造の先の創造へ。」を掲げています。これは、社会と共生し、ものづくりを通じて人、車、機械を支える力であり続けることを目指しています。また、安心・安全・コンプライアンスを基本とし、誠実さと努力、やりぬく力、創造力、多様性を価値観としています。

中期経営計画(2019~2023年度)では、質重視の経営を掲げ、強靭な経営体質・経営基盤の構築、コア商品の商品力向上・競争力強化、コア商品の商権維持拡大・新規事業を柱としています。これには、ものづくり意識改革活動、生産性向上、業務改善活動、人材と働き方の多様性、情報セキュリティ対策強化、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みなどが含まれます。

自動車部品事業では、次世代モデルやEV/FCV化に向けた開発、軽量化、高強度化、多機能化、塗装性能向上などの開発提案に取り組んでいます。建設機械用キャビンでは、機能向上開発や競争力の強化に努めています。また、新技術・新工法の研究開発や生産ラインの自動化・効率化により、専門メーカーとしての競争力を高めています。

プレス工業グループは、変化が著しい時代を乗り越え、持続可能な成長を目指しています。これには、不確実な事業環境への対応力強化や、変化に合わせた取り組み課題の追加・見直しが含まれます。同社は、全社を挙げて中期経営計画の目標達成に取り組んでおり、営業利益率7%、ROE7%、総還元性向35%以上を目指しています。