大同メタル工業JP:7245

時価総額
¥460.5億
PER
13倍
自動車用エンジン軸受や二輪エンジン用軸受、非自動車用軸受、電気二重層キャパシタ用電極シートなどの製造・販売。

事業内容

大同メタル工業は、複数の事業セグメントを持ち、さまざまな製品やサービスを提供しています。主な事業セグメントには、自動車用エンジン軸受、自動車用エンジン以外の軸受、非自動車用軸受、自動車用軸受以外の部品、その他の製品があります。

自動車用エンジン軸受セグメントでは、乗用車、トラック、レーシングカー向けの高性能・高品質なエンジン軸受を製造・販売しています。また、二輪エンジン用軸受やターボチャージャー用軸受も手がけています。

自動車用エンジン以外の軸受セグメントでは、トランスミッションやショックアブソーバー、空調用コンプレッサーなどの自動車部品用軸受を製造・販売しています。これにより、自動車のさまざまな部品に対応しています。

非自動車用軸受セグメントでは、船舶用エンジン軸受や建設機械用エンジン軸受、水力発電用タービン軸受など、多様な産業用軸受を製造・販売しています。これにより、幅広い産業分野に対応しています。

自動車用軸受以外の部品セグメントでは、自動車用エンジンやトランスミッション周辺の高精度部品を製造・販売しています。具体的には、曲げパイプやノックピン、アルミダイカスト製品などがあります。

その他のセグメントでは、電気二重層キャパシタ用電極シートや金属系無潤滑軸受、ロータリーポンプ、工作機械用集中潤滑装置などを製造・販売しています。また、製品の保管・配送管理や不動産賃貸も行っています。

経営方針

大同メタル工業は、技術を基盤にした成長戦略を掲げています。特にトライボロジー技術を核に、技術革新を進めることで社会的責任を果たすことを目指しています。2025年度から2030年度にかけての新中期経営計画「Bridge to Daido 2030」を通じて、企業価値の向上を図ります。

この計画では、2050年を見据えたビジョンを設定し、事業セグメントの戦略を明確化しています。特に、エンジン周りの軸受事業で培った技術を活かし、エンジン以外の領域への拡大を進めることで、事業ポートフォリオの多様化を図ります。

大同メタル工業は、2027年度に売上高1,500億円、営業利益120億円を目指し、2030年度には営業利益率10%以上を達成することを目標としています。利益創出力の向上やコスト管理の強化を通じて、財務健全化を進めます。

成長戦略の柱として、利益体質強化、コア事業の磨き上げ、ネクストコア事業の強化、非財務資本重視の経営を掲げています。特に、アルミダイカスト事業の改善や欧州拠点の再編を進め、安定した生産体制を構築します。

また、ESGの強化を通じてサステナビリティ経営を推進し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めています。人的資本の強化やDX推進を通じて、企業価値の向上を図ります。