アップガレージグループJP:7134

時価総額
¥90.2億
PER
10.6倍
カー&バイク用品のリユース業態を中心に、直営店舗「アップガレージ」やECサイト「upgarage.com」での買取・販売、流通卸売業態では「タイヤ流通センター」や「チェーン展開企業向け受発注プラットフォーム」サービスを展開。

事業内容

アップガレージグループは、カー&バイク用品のリユース業態と流通卸売業態を展開しています。リユース業態では、直営店舗、フランチャイズ店舗、ECサイト「upgarage.com」を通じて、全国45都道府県でリユース商品の買取・販売を行っています。流通卸売業態では、受発注プラットフォームを活用し、サプライチェーンの効率化を図っています。

リユース業態では、アップガレージグループは中古カー用品やバイク用品の買取・販売を行い、特に中古商品に保証を付ける取り組みが好評です。店舗展開とECサイトの活用により、ユーザーに多様なチャネルを提供しています。店舗ブランドには「アップガレージ」「アップガレージ ライダース」「アップガレージ ホイールズ」などがあり、それぞれ特化した商品を扱っています。

アップガレージグループは、ECサイト「upgarage.com」を自社開発し、フランチャイズ店や外部の販売店も参加可能なモール型ECサイトとして運営しています。これにより、EC売上構成比が増加し、加盟店売上高に応じたEC手数料収入も見込まれています。海外向けサイトも展開し、越境販売を行っています。

流通卸売業態では、「タイヤ流通センター」や「チェーン展開企業向け受発注プラットフォーム」を通じて、新品商品の卸売を行っています。これらのサービスは、受発注プラットフォーム「ネクスリンク」を基盤にしており、業務効率化を実現しています。特に「タイヤ流通センター」では、サイズやメーカーによる料金体系を「3プライス」でパッケージ化し、加盟店に提供しています。

経営方針

アップガレージグループは、「Good Mobility, Happy Life」をブランドスローガンに掲げ、モビリティパーツ取引の利便性を高めることで市場を拡大することを目指しています。ビジョンとして、国内外での取引の場や機会を増やし、リーディングカンパニーとしての地位を確立することを掲げています。

同社は、2029年3月期までの中期経営計画を策定し、循環型社会におけるモビリティパーツの中核的サービスプロバイダーを目指しています。具体的には、国内外での店舗出店を加速し、取扱商品を拡大することで市場を拡大する方針です。また、M&Aを活用し、付加価値の高いサービスの事業化を進めています。

アップガレージグループは、循環モデルの拡張と効率化を図るため、システム・DXの強化に取り組んでいます。データ基盤の整備や店舗・本部のDX化を進めることで、新品から中古モビリティパーツに関わる独自の循環モデルへの進化を目指しています。

人的資本の強化も重要な戦略の一環です。組織風土の改革や人材の採用・育成に注力し、次世代経営層やデジタル人材の育成を進めています。これにより、働きがいと働きやすさを両立させ、人的資本の充実を図っています。

同社は、売上高や営業利益、ROE、ROICの向上を目指し、企業価値の向上と株主利益の増大を図っています。これにより、持続的な成長を実現し、循環型社会におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立することを目指しています。