NexToneJP:7094

時価総額
¥161.4億
PER
13.2倍
音楽を中心としたエンタテインメント領域で著作権管理、デジタルコンテンツディストリビューション、音楽配信、ビジネスサポート事業を展開。

事業内容

NexToneは、音楽を中心としたエンタテインメント領域で多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントには、著作権管理事業、デジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業、音楽配信事業、その他のビジネスサポート事業があります。

著作権管理事業では、NexToneは文化庁に登録された著作権管理事業者として、音楽著作物の管理を行っています。具体的には、演奏権、録音権、出版権、貸与権などの支分権を管理し、利用者への許諾と使用料の徴収を行っています。

デジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業では、音楽コンテンツを国内外の音楽配信サービスへ販売・流通しています。NexToneは、権利者から原盤のライセンスを受け、音楽配信サービスを通じてユーザーに音楽を届ける役割を担っています。

音楽配信事業では、インターネットを通じて楽曲を配信しています。個人向けには単曲販売のダウンロードや定額制ストリーミングを提供し、法人向けには店舗やカラオケボックス向けのBGM配信サービスを行っています。

その他のビジネスサポート事業には、キャスティング事業やシステム開発・保守運用事業があります。キャスティング事業では、音楽ライブやイベントの企画立案、アーティストブッキングなどを行い、システム開発では、著作権管理やコンテンツ配信に関するシステムを提供しています。

NexToneは、これらの事業を通じて、音楽業界における著作権管理の効率化と音楽コンテンツの流通促進を図り、エンタテインメントビジネスの発展に寄与しています。

経営方針

NexToneは、音楽文化と産業の発展を目指し、独自の成長戦略を推進しています。企業理念「For the Future of Music」に基づき、音楽を愛するすべての人々の未来を支えるエージェントとしての役割を果たすことを目指しています。

同社は、著作権管理事業の取扱高を重要な経営指標とし、2025年までにその拡大を目指しています。また、プライム市場上場を視野に入れ、売上高や営業利益率の向上を図っています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。

中長期的な成長戦略として、NexToneは著作権管理事業の海外展開や新たな利用区分への参入を進めています。特に、カラオケ演奏などの第6区分への参入を目指し、全支分権の管理を強化しています。

さらに、デジタルコンテンツディストリビューション(DD)事業や音楽配信事業を通じて、業界に新風を吹き込むことを目指しています。これにより、音楽関係ビジネスの総合エージェントとしての地位を確立しようとしています。

NexToneは、AI技術を活用した業務効率化やサービス品質の向上を図り、著作権使用料の精度高い徴収・分配を実現しています。また、内部管理体制の強化や人材育成にも注力し、持続的な企業価値の向上を目指しています。