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インティメート・マージャー【JP:7072】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
インティメート・マージャーは、ブラウザ単位の独自ID(IM‑ID/IM‑UID)と閲覧履歴などのオーディエンスデータを基盤にしたデータマネジメントプラットフォーム「IM‑DMP」を展開し、企業のオンライン・オフライン両面のマーケティングやデジタルトランスフォーメーションを支援しています。生成AIと連携できる「AI‑Readyデータ」を整備し、Cookie規制下でも使える共通IDや同意管理などの技術でデータ活用のインフラを提供しています。
同社の主要顧客は広告主や広告配信事業者、メディア運営会社、そして企業のマーケティング部門やクロステック領域(金融・営業・人事)で、クライアントのニーズに応じてデータ提供・解析・配信支援を行っています。収益はデータやIDの利用料、プラットフォーム提供料、コンサルティングや広告配信の受託料、成果報酬型の運用サービスなど複数の形態で成り立っています。
事業はIM‑DMPを中核としたデータインフラ事業と、それを活用するマーケティング支援サービスに分かれています。具体的には確定属性と行動から類推する趣味嗜好情報を集めるデータベース、広告配信や解析ツールとつなぐ機能、Cookie非依存の共通ID(IM‑UID)や同意管理(IM‑CMP)、成果報酬型の「Performance DMP」や購買意欲の高い企業リストを出す「Select DMP」などの製品・サービス群を提供しています。
経営方針
同社は「データによる意思決定を簡単にする」というミッションの下、生成AIの普及を追い風に事業拡大を図っています。従来の労働集約的な運用代行から、IM‑DMPを中心としたデータ基盤の提供へと収益構造を転換し、スケーラブルで高収益なインフラ型ビジネスへの移行を目指しています。成長の判断指標としては売上高と営業利益を重視しており、世界のAI市場が2024年の約1,840億ドルから2030年に約8,270億ドルへ拡大する見込みを踏まえ、データインフラ需要の拡大を取り込む方針です。
重点投資分野はデータ基盤とID技術、生成AIに適したデータ整備です。ブラウザ環境の約6割がサードパーティCookieを使えない現状に対応するため、同社は共通ID(IM‑UID)や同意管理(IM‑CMP)、ポストCookie対応の広告ネットワークといった技術を提供し、従来の配信サービスとの差別化を図っています。具体的には、データやIDの利用料やプラットフォーム提供料を主軸とする収益モデルへシフトし、成果報酬型の「Performance DMP」や購買意欲の高い企業リストを提供する「Select DMP」などの製品群で導入を広げています。
新市場開拓では、マーケティング領域にとどまらず金融、営業、人事といったクロステック(X‑Tech)分野への展開を進めています。生成AIや企業の基幹システムとのデータ連携を進めることで、高度な専門知識がなくても利用できる分析環境を提供し、セールスや人事部門向けのソリューションへ横展開していく計画です。また、メディアやアドテクベンダー、AIプラットフォーム事業者との協業でデータ流通チャネルを拡大し、認知度向上のために広告宣伝や営業活動も強化しています。
技術革新への取り組みとしては「AI‑Readyデータ」の整備とシステム開発体制の強化に投資しています。具体的には生成AIが学習しやすい形でデータを整備し、プラットフォーム連携用のAPIや自動化ツールの開発を進めるとともに、優秀なエンジニアやデータサイエンティストの採用・育成を進めています。加えて、プライバシー規制やアルゴリズムの透明性といった課題にも内部監査や同意管理の強化で対応し、安心して使えるデータインフラの提供を目指しています。