アルーJP:7043

時価総額
¥20.6億
PER
619.8倍
オンライン研修、教室型研修、グローバル人材育成、eラーニングシステム「etudes」を提供、人材育成サービスに特化。

沿革

2003年10月

株式会社エデュ・ファクトリー(現 アルー株式会社)を文京区本郷に設立

2006年4月

アルー株式会社に社名変更

2008年3月

プライバシーマーク取得 (認定番号:第10861604(01)号)

2009年11月

本社を新宿区市谷本村町に移転

2010年7月

大阪市北区に関西支社を開設

中国上海に艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)

2011年10月

シンガポールにALUE SINGAPORE PTE. LTD.を設立(現・連結子会社)

2011年11月

インドにAlue India Private Limitedを設立(現・連結子会社)

2011年12月

インドネシアにPT.ALUE INDONESIAを設立(現・非連結子会社)

2012年1月

観光庁長官登録旅行業第1930号取得

2012年9月

フィリピンにALUE PHILIPPINES INC.設立(現・連結子会社)

2013年2月

英会話モバイルマンツーマントレーニング「ALUGO」サービス開始

2014年1月

名古屋市中村区に名古屋支社を開設

2016年4月

個人向け「ALUGO」サービス開始

2016年5月

本社を千代田区九段北に移転

2017年4月

フィリピンにALUE PHILIPPINE HOLDINGS INC.(現 ALUE TRAINING CENTER, INC.)設立

(現・連結子会社)

2018年12月

東京証券取引所マザーズ市場に上場

2019年8月

etudes事業譲受

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行

事業内容

アルーは、そのグループ企業と共に、人材育成事業を中心に展開しています。同社グループは、アルーとその連結子会社(艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司、ALUE SINGAPORE PTE. LTD.、Alue India Private Limited、ALUE PHILIPPINES INC.、ALUE TRAINING CENTER, INC.)、非連結子会社(PT.ALUE INDONESIA)の計7社で構成されています。同社のミッションは、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓く」というもので、AIを活用した人材育成支援事業を行っています。

同社は、顧客企業の多様な課題解決を目指し、オンライン研修を中心に、ビジネススキル研修、マインド研修、語学研修などを提供しています。これらの研修は、事前事後のアセスメントやフォロー施策を通じて、育成成果の可視化と定着を支援するものです。サービス対象者は、国内外の官公庁、民間企業、学校法人、地方自治体に所属する従業員で、法人が顧客となります。

具体的なサービス内容としては、「教室型研修」では、新人や若手を中心に階層別のビジネススキル研修やマインド研修を実施しており、管理職領域にも注力しています。また、「グローバル人材育成」では、グローバル人材として必要なマインドやスキルの習得を促す実践的な研修を提供しています。これには、アジア各国の現地パートナーと連携した研修や、オンラインによるビジネス英会話サービスが含まれます。さらに、クラウド型eラーニングシステム「etudes」を通じて、数人から数十万人まで対応可能なLMSサービスを提供しており、PC、スマホ、タブレットを問わず、多彩な教材の配信が可能です。

アルーは、これらのサービスを通じて、顧客企業の人材育成と組織の成長を支援しています。同社の事業は、人材育成に特化した単一の報告セグメントであり、国内外で幅広いニーズに応える体制を整えています。

経営方針

アルーは、人材育成事業を核として、そのグループ企業と共に、国内外で幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。同社は、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓く」というミッションのもと、AIを活用した人材育成支援事業を展開しており、顧客企業の多様な課題解決を目指しています。

中期経営計画において、アルーは「アジア人材育成No.1となる、事業創造と人づくりで継続成長するグローバル企業」というビジョンを掲げています。このビジョンの実現に向け、同社は、オンライン研修やeラーニングの需要が高まる現在の経営環境下で、教室型研修サービスやグローバル人材育成サービスのオンライン化を推進し、利益率の向上に努めています。また、クラウド型eラーニングシステム「etudes」の販売拡大を通じて、事業規模の成長を目指しています。

対処すべき課題として、アルーは新規顧客獲得の強化、etudes事業への投資及びeラーニングへの投資、育成成果施策の三つを挙げています。新規顧客獲得には、営業組織の拡充やマーケティングツールの導入を通じて取り組む方針です。etudes事業では、機能開発や性能強化、認知度向上に努めることで、事業の成長拡大を目指しています。育成成果施策では、顧客企業ごとに最適化されたサービス提供を通じて、育成の成果の最大化を図っています。

これらの戦略を背景に、アルーは内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実にも注力しています。持続的な成長と企業価値の向上を目指し、コンプライアンス意識の向上や内部管理体制の構築、情報マネジメントシステムの強化に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、アルーは中長期的な成長を目指しています。