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日本タングステンJP:6998
沿革
1931年4月 |
佐賀市に日本タングステン合名会社設立、住吉工場(福岡市住吉)を開設しタングステンの製造、販売を開始 |
1931年7月 |
東京出張所開設(現東京事務所) |
1932年3月 |
大阪出張所開設(現大阪事務所) |
1932年9月 |
株式会社に改組、同時に東京電気株式会社(現株式会社東芝)の傘下に入る |
1932年11月 |
本社を福岡市住吉に移転 |
1941年1月 |
昭和冶金株式会社を吸収合併 |
1948年7月 |
独占禁止法施行により東京芝浦電気株式会社(現株式会社東芝)が保有する当社株式を持株会社整理委員会に譲渡 |
1951年4月 |
持株会社整理委員会より上記株式を公開 |
1956年4月 |
名古屋営業所開設(現刈谷事務所) |
1959年5月 |
福岡支店開設 |
1960年11月 |
塩原工場(福岡市塩原)開設 |
1961年10月 |
株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
1962年1月 |
株式を福岡証券取引所市場に上場 |
1963年6月 |
塩原工場完成と共に本社を当工場内に移転、本社工場となる |
1963年10月 |
住吉工場を本社工場に移転 |
1966年9月 |
株式会社昭和電気接点工業所へ資本参加(連結子会社) |
1970年2月 |
飯塚工場(福岡県飯塚市)開設 |
1975年7月 |
宇美研究所(福岡県宇美町)開設(現宇美工場) |
1976年7月 |
工務部門を分離し、株式会社福岡機器製作所を設立(連結子会社) |
1979年4月 |
タイ国に関連会社、サハビリヤニッタン株式会社を設立 |
1993年11月 |
本社を現在地(福岡市博多区)に移転、本社工場を福岡工場と改称 |
1995年10月 |
タイ国に関連会社、SVニッタンプレシジョン株式会社を設立 |
1996年9月 |
基山工場(佐賀県基山町)開設、福岡工場及び宇美工場の一部を移転 |
2000年3月 |
株式会社エヌ・ティーサービスの株式を取得し連結子会社となる |
2003年6月 |
基山工場、飯塚工場、宇美工場をQMS製造本部として、ISO9001:2000認証取得 |
2005年12月 |
サハビリヤニッタン株式会社とSVニッタンプレシジョン株式会社が合併しSV NITTAN CO.,LTD.となる(持分法適用関連会社) |
2006年1月 |
上海三義精密模具有限公司(現上海恩悌三義実業発展有限公司)に出資し関連会社となる |
2009年12月 |
米国に子会社、NIPPON TUNGSTEN USA, INC.を設立(連結子会社) |
2010年8月 |
上海三義精密模具有限公司(現上海恩悌三義実業発展有限公司)に追加出資し連結子会社となる(連結子会社) |
2016年5月 |
イタリアに子会社、NIPPON TUNGSTEN EUROPE S.r.l.を設立(連結子会社) |
2018年9月 |
ブラジルに子会社、NIPPON TUNGSTEN DO BRASIL PARTICIPACOES LTDA.(現NIPPON TUNGSTEN DO BRASIL SOLUÇÕES DE CORTE LTDA.)を設立(連結子会社)(注) |
2020年1月 |
連結子会社 株式会社エヌ・ティーサービスを吸収合併 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
日本タングステンは、機械部品事業、電機部品事業、およびその他の事業を展開しています。機械部品事業では、磁気ヘッド基板、NTダイカッター、半導体・液晶関連機械部品、耐摩耐食部品、機械部品、超硬・セラミックス精密加工品、ウルトラファインバブル関連製品、自動化・省力化機器などの製造販売を行っています。このセグメントには、株式会社福岡機器製作所、上海恩悌三義実業発展有限公司、NIPPON TUNGSTEN USA, INC.、NIPPON TUNGSTEN EUROPE S.r.l、NIPPON TUNGSTEN DO BRASIL SOLUÇÕES DE CORTE LTDA.(注:2022年12月14日に解散し清算予定)、およびSV NITTAN CO.,LTD.が含まれます。
電機部品事業では、電力開閉機器用電気接点、抵抗溶接・放電加工・プラズマ用等電極、X線遮蔽材、バランサー用錘、照明及び医療用タングステン及びモリブデン線・棒・板などを製造販売しています。このセグメントには、株式会社昭和電気接点工業所と上海恩悌三義実業発展有限公司が含まれます。
その他の事業としては、ビル管理事業など、上記に関連しないサービスを提供しています。これらの事業を通じて、日本タングステンは多岐にわたる産業分野に対して、高品質な製品とサービスを提供し続けています。
経営方針
日本タングステンは、機械部品事業、電機部品事業、およびその他の事業を展開する多角的な企業です。同社は、2024年中期経営計画の下で、厳しい経済環境の中でも成長を目指しています。この計画では、生産性の向上と利益体質の強化を重視しており、工程の配置見直しやデジタル管理の推進を通じて、事業の効率化を図っています。
また、同社は成長が期待される商品の事業拡大に注力し、事業ポートフォリオの改善を進めています。新商品開発においては、長年の製造経験と技術を活かし、市場のトレンドに合わせた高度な商品開発に取り組んでいます。これにより、外部環境の変化に柔軟に対応できる企業体質への転換を目指しています。
サステナビリティへの取り組みも、同社の重要な戦略の一つです。これらの戦略を通じて、日本タングステンは企業価値の向上を目指し、不透明な経済環境の中でも持続可能な成長を追求しています。同社の取り組みは、製造業の回復鈍化の懸念がある中で、特に重要となっています。