- 日本企業
- 日本ケミコン
日本ケミコンJP:6997
事業内容
日本ケミコンは、電子部品の製造・販売を主な業務とする企業グループです。このグループは、日本ケミコン本体と19の子会社、2つの関連会社で構成されています。主にコンデンサの製造・販売を行っており、国内外で幅広く事業を展開しています。
コンデンサ事業では、国内ではケミコン東日本株式会社とケミコンデバイス株式会社が製造を担当し、日本ケミコンが仕入れと販売を行っています。海外では、United Chemi-Con, Inc.やP.T. Indonesia Chemi-Conなどが製造・販売を行い、Europe Chemi-Con (Deutschland) GmbHやHong Kong Chemi-Con Ltd.などが販売を担当しています。
また、コンデンサ用材料については、日本ケミコンが製造・販売を行うほか、国内ではケミコン東日本マテリアル株式会社、海外ではChemi-Con Materials Corporationが製造を担当しています。これらの製品は、国内外でKDK販売株式会社が販売しています。
その他の事業としては、国内のケミコンデバイス株式会社と他1社、海外の子会社1社が製造を行い、日本ケミコンが仕入れと販売を担当しています。これにより、日本ケミコンは多様な電子部品を提供し、グローバルな市場での競争力を維持しています。
経営方針
日本ケミコンは、「環境と人にやさしい技術への貢献」を企業理念に掲げ、地球環境の保全に取り組んでいます。この理念のもと、電子部品の開発・供給を通じてエレクトロニクス産業の発展に寄与し、企業価値の向上を目指しています。
同社は、資産効率の改善を重視し、自己資本利益率(ROE)と投下資本利益率(ROIC)を重要な指標としています。これにより、企業価値の向上を図り、持続可能な成長を目指しています。
2023年4月からは「Create Next Value」を長期目標に掲げ、第10次中期経営計画を開始しました。この計画では、変動する環境に適応し、質の高い成長を目指す「レジリエンス経営」を実践しています。
重点施策として、サステナブル経営の実践、革新的人材の育成、顧客要求の提供、そして生産構造改革を掲げています。これにより、社会から信頼される企業を目指しています。
また、ESG経営の実践や人材戦略の強化、商品企画力の向上、最適な生産体制の構築を通じて、収益力とコスト競争力の強化を図っています。
日本ケミコンは、車載市場、産業機器市場、ICT市場の3つの戦略市場への拡販を進めています。特に、安定的な成長が期待されるICT市場に注力し、持続可能な成長を目指しています。
生産面では、高付加価値品を中心に生産能力の増強を図り、最適地生産を実現しています。これにより、カントリーリスクの高まりに備え、グローバルな競争力を維持しています。