松尾電機JP:6969

時価総額
¥26.7億
PER
6.8倍
コンデンサやマイクロヒューズなどの電子部品を製造販売する企業で、タンタル電解コンデンサ、マイクロヒューズ、サージアブソーバ、フィルムコンデンサを手がける。

事業内容

松尾電機は、電子部品の製造販売を主な事業としています。特に、コンデンサやマイクロヒューズなどの回路保護素子に注力しています。これらの製品は、さまざまな電子機器において重要な役割を果たしています。

松尾電機の事業セグメントは、主に三つに分かれています。まず、タンタルコンデンサ事業では、タンタル電解コンデンサの製造販売を行っています。これらのコンデンサは、高い信頼性と性能を求められる用途で使用されます。

次に、回路保護素子事業では、マイクロヒューズやサージアブソーバの製造販売を手がけています。これらの製品は、電流や電圧の異常から電子機器を保護するために使用されます。

最後に、その他の事業として、フィルムコンデンサの製造販売を行っています。フィルムコンデンサは、さまざまな電子回路で使用され、安定した性能を提供します。松尾電機は、これらの製品を通じて、幅広いニーズに応えています。

経営方針

松尾電機は、電子部品メーカーとして、技術力を基盤にした成長戦略を掲げています。特に、コンデンサや回路保護素子の開発・製造・販売を通じて、顧客の信頼を得ることを目指しています。これにより、エレクトロニクス業界の小型・高性能・高信頼性の市場ニーズに応えることを基本方針としています。

同社は、2025年から2027年までの中期経営計画を策定し、10年後に売上高100億円を目指すとしています。この計画では、収益基盤の強化と経営基盤の安定化を図ることが重要な課題とされています。具体的には、回路保護素子事業の販売網拡大や、タンタルコンデンサ事業の新製品開発を通じて、売上高と利益の増加を図ります。

また、松尾電機はESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを重視しています。環境管理態勢の強化や働き方改革の推進、コンプライアンスの徹底などを通じて、持続可能な経営を目指しています。これにより、社会的責任を果たしつつ、企業価値の向上を図ります。

2027年までの数値目標として、営業利益800百万円、売上高6,000百万円、自己資本利益率12%を掲げています。これらの目標達成に向けて、製品セグメント別の売上高目標を設定し、効率的な生産体制の構築や新製品開発を推進しています。