FDKJP:6955

時価総額
¥254.2億
PER
乾電池、充電池、エレクトロニクス関連素材・部品、応用製品の製造・販売、スイッチング電源、トナー、各種モジュール提供。

沿革

1950年2月

乾電池の製造・販売を目的に東京電気化学工業株式会社として発足
鷲津工場、富士見工場にて乾電池の生産開始

1953年5月

古河グループの一員となる

1958年7月

富士電気化学株式会社に社名変更

1959年2月

電子磁性材料(フェライト)の研究開発に成功し製造を開始

1963年6月

湖西工場新設

1963年11月

細江工場新設

1966年12月

いわき電子株式会社を設立

1968年9月

大須賀工場新設

1969年10月

東京証券取引所市場第二部に株式上場

1970年1月

山陽工場新設

1972年4月

富士通株式会社の資本参加により富士通グループに入る

1979年2月

米国に現地法人FDK AMERICA, INC.を設立

1981年1月

台湾に現地法人FUCHI ELECTRONICS CO., LTD.を設立

1984年9月

東京証券取引所市場第一部に株式上場

1989年8月

インドネシアに合弁会社P.T. FDK-INTERCALLIN を設立(PT FDK INDONESIA)

1989年11月

株式会社FDKメカトロニクスを設立

1990年9月

株式会社FDKエンジニアリングを設立

1990年11月

スリランカに現地法人FDK LANKA(PVT)LTD.を設立

1994年3月

中国に現地法人XIAMEN FDK CORPORATIONを設立

1994年12月

中国に合弁会社NANJING FDK CORPORATIONを設立

1995年8月

中国に現地法人SHANGHAI FDK CORPORATIONを設立

2001年1月

FDK株式会社に社名変更

2001年6月

中国に現地法人SUZHOU FDK CO., LTD.を設立

2001年12月

タイに現地法人FDK(THAILAND)CO., LTD.を設立

2002年4月

いわき電子株式会社を吸収合併

2002年8月

FDKエナジー株式会社を設立

2004年12月

NANJING FDK CORPORATIONが中国企業と合併し、NANJING JINNING SANHUAN FDK CO.,LTD.に社名変更

2005年4月

FDK販売株式会社を吸収合併

2008年4月

FDKモジュールシステムテクノロジー株式会社を設立

2009年1月

ステッピングモータ事業をミネベア株式会社に譲渡

2010年1月

三洋エナジートワイセル株式会社(FDKトワイセル株式会社)と三洋エナジー鳥取株式会社(FDK鳥取株式会社)の全株式を取得し子会社化

2011年10月

合弁会社旭化成FDKエナジーデバイス株式会社を設立

2012年6月

FDK販売株式会社を設立

2013年4月

タイに現地法人FDK(THAILAND)CO.,LTD.を設立

2014年9月

マイクロウェーブ事業を株式会社オリエントマイクロウェーブに譲渡

2014年12月

FDKトワイセル株式会社を吸収合併

2015年2月

光部品事業およびFDK LANKA(PVT)LTD.を湖北工業株式会社に譲渡

2015年3月

本社を東京都港区港南に移転

2015年6月

合弁会社旭化成FDKエナジーデバイス株式会社の全株式を取得し完全子会社化

2015年7月

旭化成FDKエナジーデバイス株式会社をFDKリチウムイオンキャパシタ株式会社に社名変更

旧富士通テレコムネットワークス株式会社の電源事業を移管・統合

2015年10月

FDKリチウムイオンキャパシタ株式会社を吸収合併

2016年10月

FDK鳥取株式会社を吸収合併

2017年7月

FDKエナジー株式会社を吸収合併

2019年7月

電子事業の一部であるフェライト・コイルデバイス・積層パワーインダクタ・セラミックス部品(圧電部品)事業(海外子会社が営むこれらの事業に係る製品の製造および販売に関する事業等を除く)を長野日本無線株式会社に譲渡

2019年8月

合弁会社NANJING JINNING SANHUAN FDK CO.,LTD.の持分のすべてをMagsuper(Dong Guan)Corp.に譲渡

2020年10月

PT FDK INDONESIAの全株式をEnergizer International Group B.V.に譲渡

2021年9月

FDKエコテック株式会社の全株式を株式会社リサイクルクリーンに譲渡

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

2022年11月

FDK販売株式会社の全株式を中鋼天源股份有限公司に譲渡

事業内容

FDKは、乾電池・充電池およびエレクトロニクス関連の素材・部品とそれらの応用製品の製造及び販売を主な事業内容としています。同社グループは、FDKを含む親会社、子会社11社、および関連当事者1社で構成されており、富士通株式会社が親会社であり、FDKの普通株式の58.89%を保有しています。また、FDKは富士通キャピタル株式会社から資金調達を行っています。

事業セグメントは主に「電池事業」と「電子事業」の2つに分かれています。電池事業では、アルカリ乾電池、ニッケル水素電池、リチウム電池、マンガン乾電池、蓄電システム、各種強力ライト、電池製造設備などを提供しています。このセグメントにおける製造は、子会社のFDKエンジニアリングが担当しています。販売は、XIAMEN FDK CORPORATION、FDK AMERICA, INC.、FDK SINGAPORE PTE LTD、FDK HONG KONG LTD.、FDK ELECTRONICS GMBH、FDK(THAILAND)CO.,LTD.などの子会社が行っています。

一方、電子事業では、スイッチング電源、トナー、各種モジュールなどを取り扱っており、FDKパートナーズ株式会社やFUCHI ELECTRONICS CO.,LTD.などの子会社が製造を担当しています。

これらの事業を通じて、FDKは幅広い製品とサービスを提供し、グローバルな市場で事業を展開しています。

経営方針

FDKは、電池やエレクトロニクス分野での厳しい価格競争と受注の急変動に直面しています。同社は「Smart Energy Partner」として、持続可能な社会の実現に貢献することをビジョンに掲げており、クリーンで安全な電気エネルギーの提供を通じて、ステークホルダーの期待に応えることを目指しています。

2030年3月期に向けた中期事業計画「R2」では、市場の成長と付加価値の高い市場への注力、次世代電池ビジネスおよびソリューションビジネスの本格稼働、新規ビジネスの開拓など、さまざまな施策を計画しています。また、経営の質の向上と文化の醸成にも努め、事業のレジリエンスを高めることで、持続的な発展と企業価値の向上を目指しています。

FDKは、乾電池・充電池やエレクトロニクス関連の製造販売を行っており、電池事業と電子事業の二つのセグメントで事業を展開しています。これらの事業を通じて、幅広い製品とサービスを提供し、グローバル市場での事業展開を進めています。同社の成長戦略は、市場の変化に対応しつつ、新たなビジネスの機会を探求し、ステークホルダーとの関係を深めることに焦点を当てています。