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山一電機JP:6941
事業内容
山一電機は、半導体検査工程に使用されるICソケット製品や電子・電気機器向けコネクタ製品などの機構部品の製造販売を主な業務としています。同社は山一電機株式会社と15の子会社で構成され、グローバルに事業を展開しています。
山一電機の事業セグメントは3つに分かれています。まず、テストソリューション事業では、バーンインソケットやテストソケット、半導体テスト関連サービスを提供しています。これらの製品は、主に海外の子会社で製造・販売されています。
次に、コネクタソリューション事業では、高速伝送用コネクタやカードコネクタ、インターフェースコネクタなどを取り扱っています。また、YFLEXという高速伝送用ケーブルや実装基板も提供しています。これらの製品も、主に海外の子会社で製造・販売されています。
最後に、光関連事業では、RGBフィルタやUV/IRカットフィルタ、ダイクロイックフィルタ・ミラーなどを提供しています。これらの製品は、光伸光学工業株式会社が製造販売を行っています。
経営方針
山一電機は、経営理念として「人の尊重」、「企業価値の最大化」、「企業品質の向上」、「技術立社への挑戦」及び「社会的役割の達成」を掲げています。同社は「もっとしなやかにBetter Connection」をコーポレートスローガンに、お客様への価値創出に貢献し、持続的な企業価値の向上を目指しています。
同社は、2023年度を初年度とする第四次中期経営計画を策定し、「お客様が満足いただける製品・サービスを提供できる会社」への成長を目指しています。この計画では、グローバルな連携を強化し、未来につながる製品の創造に取り組んでいます。
山一電機の成長戦略は、「事業強化」と「構造改革」に重点を置いています。テストソリューション事業では、成長エンジンとしての深化を目指し、コネクタソリューション事業では、通信市場向け製品の開発力強化を進めています。
機能強化の面では、組織力と実行力の強化、資本政策の強化、未来への投資を推進しています。これにより、提案力の向上や新技術への先行投資を行い、持続的な成長を図っています。
同社は、2026年3月期に売上高500億円、営業利益100億円を超えることを目指しています。また、ROE10%以上、配当性向30%、総還元性向40%以上を目標に掲げ、株主還元を重視しています。