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ヘリオス テクノ ホールディングJP:6927
沿革
1976年10月 |
資本金4,500千円で兵庫県飾磨郡夢前町にフェニックス電機株式会社を設立し、一般照明用ハロゲンランプの生産・販売を開始 |
1980年5月 |
兵庫県加西市繁昌町(旧本社)に本社工場を新設し、生産部門をすべて移設 |
1989年6月 |
兵庫県姫路市豊富町に姫路工場(現本社工場)を完成 |
1989年12月 |
社団法人日本証券業協会の店頭市場に登録 |
1993年5月 |
加西工場より姫路工場へ移転完了 |
1993年8月 |
兵庫県姫路市豊富町に登記上の本店を移転 |
1995年11月 |
神戸地方裁判所姫路支部に会社更生法に基づく会社更生手続開始申立 |
1995年11月 |
日本証券業協会の店頭管理銘柄に登録 |
1995年12月 |
国内販売強化のため株式会社ルクスの全株式を取得(現連結子会社) |
1996年4月 |
会社更生手続開始決定 |
1996年5月 |
日本証券業協会の店頭管理銘柄の登録取消 |
1998年2月 |
会社更生計画認可決定 |
1998年6月 |
資本金2,630,000千円を全額無償にて消却し、同時に495,000千円を増資 |
1998年6月 |
更生債権の全額を一括返済 |
1998年7月 |
更生手続終結 |
1998年7月 |
品質の国際規格ISO9001を取得 |
2000年3月 |
プロジェクター用超高圧水銀灯の製造・販売を開始 |
2002年12月 |
日本証券業協会のJASDAQ市場に上場 |
2004年3月 |
大型リヤープロジェクションテレビ用超高圧水銀灯の製造・販売を開始 |
2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所に上場 |
2005年4月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
2006年2月 |
環境の国際規格ISO14001を取得 |
2006年5月 |
東京証券取引所市場第一部に指定替え |
2009年4月 |
ヘリオス テクノ ホールディング株式会社へ商号を変更 |
2009年4月 |
分社型新設分割を行い、事業子会社であるフェニックス電機株式会社を設立 |
2009年4月 |
株式会社日本技術センターを一部株式取得により子会社化 |
2009年5月 |
株式会社日本技術センターを株式交換により完全子会社化 |
2009年6月 |
ナカンテクノ株式会社を設立 |
2009年7月 |
ナカンテクノ株式会社はナカン株式会社より事業譲渡を受け事業開始 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2013年5月 |
株式会社関西技研を一部株式取得により子会社化 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴う市場選択により、東京証券取引所市場第一部を選択し、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)との重複上場を解消 |
2013年8月 |
株式会社関西技研を株式交換により完全子会社化 |
2013年10月 |
株式会社日本技術センターが株式会社関西技研を吸収合併 |
2013年10月 |
株式会社テクノ・プロバイダーを全株式取得により完全子会社化 |
2015年4月 |
株式会社日本技術センターが株式会社テクノ・プロバイダーを吸収合併 |
2016年10月 |
ナカンテクノ株式会社が株式会社リードテックを全株式取得により完全子会社化 |
2018年12月 |
株式会社テクノリンクを全株式取得により完全子会社化 |
2019年8月 |
東京都中央区に東京事務所 開所 |
2020年1月 |
株式会社日本技術センター及び株式会社テクノリンクの全株式を譲渡 |
2020年12月 |
東京都中央区に本店を移転 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場へ移行 |
事業内容
ヘリオス テクノ ホールディング株式会社(以下、同社)とその子会社4社は、ランプ事業と製造装置事業を主軸に展開しています。同社グループは、産業用ランプ、一般照明用ハロゲンランプ、LEDランプなどの製造販売を行うランプ事業と、配向膜印刷装置、特殊印刷機、UV露光装置光源ユニットの製造販売を手掛ける製造装置事業を有しています。
ランプ事業においては、フェニックス電機株式会社及び株式会社ルクスが中心となって活動しており、製造装置事業では、ナカンテクノ株式会社、フェニックス電機株式会社、及び株式会社リードテックが主要な役割を担っています。特に、フェニックス電機株式会社は、ランプ事業と製造装置事業の両方に関わっており、その子会社である株式会社ルクスは、フェニックス電機株式会社からの製品仕入れを通じて外部への販売も行っています。
同社は持株会社として、子会社であるフェニックス電機株式会社及びナカンテクノ株式会社に対し、経営指導や業務支援を提供しており、直接的な事業活動は行っていません。これにより、同社グループは、照明と製造装置の分野で幅広い製品とサービスを提供していることがわかります。
経営方針
ヘリオス テクノ ホールディング株式会社(以下、同社)は、ランプ事業と製造装置事業を二つの主要な収益の柱と位置づけ、高付加価値製品・サービスの開発と提供に注力しています。同社グループは、独自の競争戦略を構築し、ニッチな市場での存在価値を高めることを目指しており、特にフェニックス電機株式会社とナカンテクノ株式会社を中心に、技術力の向上と新製品の開発に力を入れています。
ランプ事業では、露光装置や光源製品の拡販と採算性の向上を図りつつ、紫外線・赤外線LEDの特性を活かした新たな光源製品の開発を推進しています。一方、製造装置事業では、精密印刷技術力をコアに、インクジェット印刷機の開発や異形や曲面への塗布技術、鮮やかなColor技術の開発に注力し、半導体ウエハー研磨工程やパワー半導体関連装置の開発を進めています。
さらに、同社グループは、フェニックス電機株式会社の光源技術とナカンテクノ株式会社の装置技術・販売力を組み合わせることで、シナジー効果を発揮し、新規事業の開拓を目指しています。これらの取り組みを通じて、同社グループは事業の拡大と経営基盤の安定化を図り、ステークホルダーに対して企業価値の増加と社会的責任の達成を目指しています。重要な経営指標として「連結売上高」と「連結営業利益」を設定し、これらを基に企業経営を実施していることから、同社グループの成長戦略は、技術革新と市場ニーズへの迅速な対応により、持続可能な成長を達成することに焦点を当てていることが伺えます。