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岡谷電機産業JP:6926
事業内容
岡谷電機産業は、商用電源を通じて流入する電磁雑音から機器を守る「コンデンサ製品」を提供しています。また、電磁雑音や誘導雷サージから機器を保護する「ノイズ・サージ対策製品」も手がけています。さらに、LEDを用いた「表示・照明製品」や、物体検出用の赤外LED光源を含む「センサ製品」の製造販売も行っています。
岡谷電機産業は、製品の製造、仕入、販売を行い、材料や製品を関係会社に供給しています。国内では、東北オカヤ株式会社とOSD株式会社が製造を担当し、全量を岡谷電機産業に納入しています。海外では、岡谷香港有限公司、東莞岡谷電子有限公司、OKAYA LANKA (PRIVATE) LIMITEDが製造を行い、同様に全量を岡谷電機産業に納入しています。
販売に関しては、岡谷香港貿易有限公司、OKAYA ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.、OKAYA ELECTRIC (SINGAPORE) PTE LTD、OKAYA ELECTRIC AMERICA, INC.が、岡谷電機産業の製品および他社製品の仕入販売を行っています。これにより、岡谷電機産業は国内外での製品供給と販売を強化しています。
経営方針
岡谷電機産業は、成長戦略として「誠意」を社是に掲げ、技術力とノウハウを活かした「ノイズ・サージ対策のパートナー」としての地位確立を目指しています。特に、EMC対策技術を中心に、デバイス単体の価値提供を超えた成長を追求しています。
同社は、競争が激化する中で新たな販売領域の確保と既存品の競争力強化を図っています。技術基盤の強化や生産性向上、コスト構造改革を通じて、多様な分野での販売実績を積み上げ、収益基盤の強化に取り組んでいます。
コンデンサ製品事業では、耐高温・高湿製品のラインナップ拡充を進め、新たな業界への進出を図っています。ノイズ・サージ対策製品事業では、ノイズフィルタ技術とサージプロテクト技術を高め、製品戦略を強化しています。
岡谷電機産業は、技術・品質・生産の組織能力を強化し、顧客の要求に応える体制を整えています。生産工程の自動化や基幹システムの刷新を進め、受注生産方式での安定供給を実現しています。
同社は、サステナビリティとCSRへの取り組みを強化し、社会・環境への配慮を実現した事業活動を推進しています。これにより、社会から信頼される企業を目指しています。
第11次中期経営計画では、EMC対策を軸に事業の持続的成長を目指しましたが、目標達成には至りませんでした。2025年度を構造改革の年とし、第12次中期経営計画を2026年に開始する予定です。