ツインバードJP:6897

時価総額
¥53.7億
PER
39.3倍
家電製品(照明器具、調理家電、クリーナー等)、FPSC冷凍冷蔵庫の製造販売、中国国内での家庭用電気機器販売及び品質・生産管理。

沿革

1962年4月

新潟県三条市大字四日町に野水電化㈱設立、金属の表面加工及び金属製品の製品加工を開始

1962年5月

本社を新潟県三条市大字西本成寺に移転

1972年8月

新潟県南蒲原郡栄町(現三条市)に工場設置

1972年9月

新潟県南蒲原郡栄町(現三条市)に㈱栄を設立、販売業務を分離独立

1977年4月

企画開発部を設置、製品開発を本格的に開始

1978年10月

新潟県西蒲原郡吉田町(現燕市)の協同組合吉田金属センターに吉田第一工場を建設、全自動銅・ニッケル・クロムメッキ装置を新設

1979年4月

商号をツインバード工業㈱に変更

1981年11月

本社を新潟県西蒲原郡吉田町大字下中野(現燕市)に移転

1984年12月

吉田第二工場を完成、1985年6月よりプラスチック成形加工を開始

1985年4月

東京事務所を開設(現東京支社)

1985年11月

大阪事務所を開設(現大阪支店)

1987年3月

㈱栄を吸収合併

1988年1月

九州営業所を開設

1988年10月

名古屋営業所を開設

1989年9月

大宮営業所を開設(現東京支社に統合)

1989年10月

広島営業所を開設(現大阪支店に統合)

1990年1月

新潟県西蒲原郡吉田町大字西太田字潟向(現燕市)に本社・物流センターを建設、本社を移転

1991年8月

吉田第二工場敷地内に金型工場を建設、金型の自社製作を開始(2004年10月自社製作を取りやめ)

1994年9月

西東京営業所を開設(現東京支社に統合)

1996年2月

新潟証券取引所に株式を上場

1996年5月

ISO9001認証取得

1997年6月

香港事務所開設(深圳事務所に移行)

2000年3月

新潟証券取引所の東京証券取引所との合併に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場

2001年5月

ISO14001認証取得

2007年3月

深圳事務所開設(現双鳥電器(深圳)有限公司に移行)

2007年6月

連結子会社北日本物産㈱の全株式を売却

2011年1月

中国広東省深圳市に現地法人「双鳥電器(深圳)有限公司」を設立

2015年3月

東京都中央区日本橋に東京支社「ツインバード日本橋ゲートオフィス」を開設

2016年3月

新潟県燕市吉田西太田に連結子会社「㈱ツインバードサービス」を設立(2019年8月清算)

2016年5月

東京都中央区日本橋に連結子会社「㈱マインツ」を設立(2023年3月清算)

2017年12月

東京都中央区日本橋(東京支社1F)に「Gate CAFE」を開設

2021年11月

創業70周年 リブランディング(ブランド再構築)を宣言

2022年4月

東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行

2022年10月

商号を㈱ツインバードに変更

事業内容

ツインバードは、家電製品の製造販売を主力事業として展開しています。同社グループは、ツインバードとその子会社2社、双鳥電器(深圳)有限公司と㈱マインツから構成されています。ツインバードは、照明器具、調理家電、クリーナー、生活家電、冷蔵庫、AV機器、健康理美容機器など幅広い家電製品を提供しており、また新冷却技術FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)とその応用製品の製造・販売も手がけています。

双鳥電器(深圳)有限公司は、中国国内での家庭用電気機器等の販売、および中国製造先に対する品質管理及び生産管理業務を担当しています。一方、㈱マインツは家電製品の企画・製造・販売を行っていましたが、2022年10月31日付で解散し、2023年3月23日付で清算が終了しています。

ツインバードグループは、これらの事業を通じて、家庭用電気機器市場において多角的な事業展開を行っており、特にFPSC技術を用いた製品は、同社の技術力の高さを象徴するものとなっています。同社は、家電製品の幅広いラインナップと先進技術の開発・応用により、消費者の多様なニーズに応えています。

経営方針

ツインバードは、経営理念に基づき「お客様満足No.1」を企業ビジョンとして掲げ、新潟県燕三条地域の職人気質に根差したモノづくりを通じて、感動と快適さを提供する商品の開発に注力しています。同社は、品質第一の姿勢で、ライフスタイルメーカーへの変革を進め、ステークホルダーズの期待に応える企業を目指しています。

中期経営計画(2020-2022)では、事業の「質」の改善に注力し、利益面での目標を達成しましたが、2022年度の単年度目標は達成できませんでした。今後は、事業構造の筋肉質化と財務体質の強化、戦略的投資を進めることで、事業のサステナビリティを強化していく方針です。

新たな中長期的な経営戦略では、TWINBIRDブランド価値向上、経営品質の向上、成長事業の進展の3つを柱としています。リブランディングによるブランド価値の向上、製品体験を通じた顧客価値の向上、そして独自技術を活かした海外事業とFPSC事業の成長を目指しています。

特に、FPSC技術を用いた製品は、医療コールドチェーンや脱炭素に貢献する産業用冷却装置としての需要拡大を見込んでおり、これらの分野での事業拡大を進める計画です。ツインバードは、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を目指しています。