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パルステック工業JP:6894
沿革
1968年11月 |
静岡県浜松市曳馬町において、浜松コントロールズを創業、電子応用機器・装置の製造を開始 |
1969年11月 |
資本金50万円で株式会社を設立、商号をパルステック工業株式会社に変更 |
1970年12月 |
静岡県浜松市早出町に本社工場を移転 |
1972年6月 |
エアコン用プリント基板組立の量産を開始 |
1975年11月 |
量産部門を分社化し、北菱電機工業株式会社を設立 |
1984年3月 |
プリント基板検査装置(インサーキットテスタ)を開発し、販売に着手 |
1985年11月 |
光ピックアップ評価装置を開発し、販売に着手 |
1986年4月 |
東京都港区西新橋に東京営業所を開設 |
1986年9月 |
静岡県浜松市東三方町に本社工場を移転 |
1988年6月 |
光ディスクドライブ装置を開発し、販売に着手 |
1988年11月 |
静岡県浜松市早出町に株式会社パステルを設立 |
1990年12月 |
静岡県引佐郡細江町に細江テクノロジーセンターを新設 |
1991年4月 |
大阪府吹田市江坂町に大阪営業所を開設 |
1992年1月 |
北菱電機工業株式会社を合併 |
1996年2月 |
DVD評価用光ディスクドライブ装置(業界標準)を開発 |
1996年4月 |
米国カリフォルニア州トーランスに現地法人Pulstec USA, Inc.を設立(現連結子会社) |
1996年8月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1998年2月 |
SDP(スタンダード・DVD・プレーヤ)を開発し、販売に着手 |
1998年11月 |
全事業所においてISO9001-1994の認証を取得 |
2000年1月 |
英国スウィンドンにヨーロッパ事務所を開設 |
2000年3月 |
全工場においてISO14001-1996の認証を取得 |
2000年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2002年11月 |
中国の天津市保税区に現地法人帕路斯(天津)国際貿易有限公司を設立 |
2004年2月 |
中国の北京市に現地法人帕路斯(北京)科技有限公司を設立 |
2004年6月 |
英国ニューポートにヨーロッパ事務所を移転 |
2006年10月 |
次世代光ディスク評価装置(MASTER)を開発し、販売に着手 |
2007年3月 |
大阪営業所を閉鎖 |
2008年7月 |
帕路斯(天津)国際貿易有限公司を解散 |
2009年3月 |
帕路斯(北京)科技有限公司を解散 |
2009年7月 |
本店所在地を静岡県浜松市北区細江町に移転 |
2009年7月 |
東京都品川区西五反田に東京営業所を移転 |
2009年7月 |
株式会社パステルを清算 |
2012年6月 |
ポータブル型X線残留応力測定装置(μ-X360)を開発し、販売に着手 |
2014年6月 |
医療機器製造業の許可を取得 |
2015年8月 |
医療分野における品質マネジメントシステムの世界標準規格ISO13485の認証を取得 |
2016年2月 |
ヨーロッパ事務所を閉鎖 |
2019年1月 |
非接触硬さムラスキャナ(muraR)を開発し、販売に着手 |
2021年12月 |
第三種医療機器製造販売業の許可を取得 |
2022年1月 |
米国ミシガン州ノバイに現地法人Pulstec USA, Inc.を移転 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行 |
2022年7月 |
X線単結晶方位測定装置(s-Laue)を開発し、販売に着手 |
事業内容
パルステック工業とその連結子会社であるPulstec USA, Inc.は、複数の事業セグメントを展開しています。主要な事業内容には、ポータブル型X線残留応力測定装置の製造と販売、ヘルスケアおよび医療関連機器の受託開発と受託製造、光ディスク関連の評価と検査装置、3Dスキャナ、さまざまな計測・制御・データ処理装置の製造と販売が含まれます。これらの製品に加え、受託計測サービスや装置のレンタルサービスも提供しています。
パルステック工業のX線残留応力測定装置関連事業は、同社とPulstec USA, Inc.が担当しており、主にX線残留応力測定装置の製造と販売を行っています。また、ヘルスケア装置関連事業では、医療機器関連の受託開発装置を手掛けています。
光応用・特殊機器装置関連事業では、顧客の仕様に基づく計測・制御・データ処理を行う専用機器や装置の製造と販売を行っており、これもパルステック工業とPulstec USA, Inc.が担当しています。Pulstec USA, Inc.は、特に米国市場におけるX線残留応力測定装置関連の製品販売と光応用・特殊機器装置関連の保守サービスを提供しています。
これらの事業を通じて、パルステック工業グループは、幅広い技術分野において高度な製品とサービスを提供し、特にX線残留応力測定や医療機器開発、特殊機器装置の分野でのニーズに応えています。
経営方針
パルステック工業は、地域社会や産業社会の発展に貢献することを企業理念として掲げ、創意と工夫をもって新しい価値を創造し、社会の発展に貢献することを目指しています。同社は、顧客ニーズに最適な独創性の高い高付加価値製品で事業の拡大と収益性の増大を目指し、2024年3月期には売上高24億50百万円以上、売上高営業利益率10%以上を目標としています。
中長期的な経営戦略として、パルステック工業は、X線残留応力測定装置関連、ヘルスケア装置関連、光応用・特殊機器装置関連を中核事業と位置付け、これらの事業の拡大発展に向けた経営課題に取り組んでいます。具体的には、製品セグメント別の重点課題に対処し、新規事業・新製品の早期創出、仕入先や外注加工先との連携強化、人材の採用と育成に注力しています。
同社は、既存製品及び新製品の拡販、海外子会社及び国内外の商社・代理店の有効活用による販路の拡大、WEBを活用したセミナーや販促活動の充実強化などに取り組んでいます。また、新規顧客の開拓、受託開発完了後の生産性向上及び原価低減、品質管理の体制強化など、各事業セグメントにおける課題に対しても積極的に対応しています。
さらに、パルステック工業は、半導体や電子部品等の調達難に対応するため、既存の調達先との良好な関係を維持しつつ、新たな調達先の開拓にも注力しています。人材面では、将来を担う優秀な人材を確保し、人材育成と組織の活性化にも力を入れています。
これらの戦略を通じて、パルステック工業は、厳しい経営環境の中でも柔軟な経営基盤の構築を目指し、持続可能な成長を追求しています。