スミダコーポレーション (6817) 株価

時価総額
¥414.3億
PER
11.3倍
コイル関連部品・モジュール製品の有力企業。車載用・産業機器用・家電用等の電子機器向けにパワーインダクタ、パワートランスフォーマー、センサ・アクチュエータなどを展開。アジア・パシフィック事業とEU事業の2地域で研究開発から製造販売まで一貫体制を構築。

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事業内容

**スミダコーポレーションの事業概要**

スミダコーポレーションは、電子機器に欠かせないコイル関連部品とモジュール製品の設計・製造・販売を手がける純粋持株会社です。同社は自動車、産業機器、家電製品など幅広い分野の電子機器に搭載される電子部品を提供しています。

同社の事業は地域別に「アジア・パシフィック事業」と「EU事業」の2つに区分されており、グローバルな生産・販売・研究開発体制を構築しています。本社が地域ごとの包括的な戦略を立案し、傘下の国内外連結子会社が実際の事業活動を展開する体制を取っています。

主力製品は電源回路用のパワーインダクタやパワートランスフォーマー、通信機器向けの高周波部品、電磁ノイズ対策部品、自動車用センサー・モジュール製品など多岐にわたります。特に電気自動車の普及に伴い注目される車載用モジュール事業では、インバーター用チョークモジュールやパワー変換装置などの高付加価値製品を展開しており、成長分野として位置づけています。

経営方針

スミダコーポレーションは、2035年に向けて「複数のニッチ分野での主導的地位」を目指す包括的な成長戦略を展開しています。同社は直近の中期経営計画において、2028年度に売上収益1,650億円、営業利益100億円、1株当たり利益174円を目標に掲げており、投下資本利益率6.7%の達成を通じて収益性の向上を図ります。この戦略では、カスタム性の高い製品が求められる市場において50%以上のシェア獲得を目指し、複数の専門分野で業界をリードする地位の確立を狙っています。

重点投資分野としては、従来のグリーンエネルギー関連事業に加え、電力網、データセンター、医療機器、産業ロボットなどのメガトレンド領域への展開を加速させています。同社の差別化戦略の核となるのは、巻線技術から設計技術まで8つの要素技術を統合した「集合技術」です。この技術力により、毎回異なる仕様が求められるカスタム製品を顧客の要求する品質、納期、コストで実現するワンストップ体制を構築し、競合他社との明確な差別化を図っています。

新市場開拓においては、2025年10月にドイツのSchmidbauer社を買収してインダストリー領域を補完し、事業ポートフォリオの多様化を進めました。地域戦略では、欧州、アジア、北米の各地域で営業・開発・製造を完結する「地産地消」体制を強化しており、現地ニーズへの即応性を高めています。特にアジアでは中国やインドでの案件獲得とベトナムでの生産能力拡大、北米では研究開発・生産体制の強化に取り組んでいます。

技術革新への取り組みでは、自社開発の独自技術を活用した新事業創出に注力しています。VPコイル技術の医療分野への応用や量子センシング技術の高度計測への展開など、模倣困難な価値を提供する新市場の創出を目指しています。同社は既存事業の資本効率向上によって創出した資金を、こうしたメガトレンドや新事業分野への成長投資に振り向ける戦略を推進しており、財務面ではネット負債資本比率0.6倍を目標とした健全性の維持と成長投資のバランスを図っています。

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