SMKJP:6798

時価総額
¥172.4億
PER
コネクタ、リモコン、スイッチ、カメラモジュール、タッチセンサー、無線モジュール、NFCアンテナの製造販売、その他部品、リース、不動産賃貸、労働者派遣事業。

沿革

1925年4月

初代社長池田平四郎が東京府荏原郡(現東京都品川区豊町)に池田無線電機製作所を創立し、放送無線受信機器等の製造販売を開始。

1929年1月

法人組織に改組、資本金を1万2千円とし、昭和無線工業株式会社に改称。
漁業無線機器およびラジオ受信機ならびに部品の製造販売を開始。

1946年4月

電子機器機構部品の製造販売を開始。

1953年10月

大阪営業所(現大阪支店)を開設。

1962年9月

東京証券取引所市場第二部上場。

1963年12月

富山工場(現富山事業所)を開設。

1969年11月

名古屋営業所(現名古屋支店)を開設。

1970年3月

茨城工場(現ひたち事業所)を開設。

1973年9月

米国駐在員事務所を現地法人化、SMK Electronics Corporation of America(現 SMK Electronics Corporation, U.S.A.)<現連結子会社>を設立。

1978年6月

香港駐在員事務所を現地法人化、SMK Electronics (H.K.) Ltd.<現連結子会社>を設立。

   11月

東京証券取引所市場第一部上場(指定替)。

1985年2月

SMK株式会社に社名変更。

1989年4月

マレーシアに現地法人SMK Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.<現連結子会社>を設立。

1990年5月

SMK Electronics (H.K.) Ltd.のシンガポール支店を現地法人化、SMK Electronics Singapore Pte. Ltd.<現連結子会社>を設立。

1994年12月

中国広東省東莞市に東莞高廠昭和電子廠(SMK Dongguan Gaobu Factory)を直接委託加工方式で運営。(平成23年1月にSMK Electronics (Dongguan) Co., Ltd.<現連結子会社>へ転換。)

1996年8月

中国広東省シンセン市に現地法人和林電子有限公司(SMK Electronics (Shenzhen) Co., Ltd.)<現連結子会社>を設立。

1998年2月

フィリピンに現地法人SMK Electronics (Phils.) Corporation<現連結子会社>を設立。

2005年4月

中国上海市にSMK Electronics Trading (Shanghai) Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。

2006年3月

中国上海市にSMK Electronics Int'l Trading (Shanghai) Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。

2009年12月

中国広東省シンセン市にSMK Electronics Technology Development(Shenzhen)Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。

2011年1月

中国広東省東莞市にSMK Electronics (Dongguan) Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。

2013年2月

中国広東省シンセン市にSMK Electronics Trading (Shenzhen) Co., Ltd.<現連結子会社>を設立。

2015年3月

アイルランドに現地法人SMK Electronics (Europe) Ltd.<現連結子会社>を設立。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

事業内容

SMKは、電気通信および電子機器用部品の製造・販売を主軸に事業を展開しているグローバル企業です。同社グループは、SMK本体と子会社24社、関連会社1社から構成されています。事業内容は大きく分けて、コネクタやジャックの製造販売を行う「CS(コネクション・システム)事業部」、リモコンやスイッチ、カメラモジュール、タッチセンサーの製造販売を手掛ける「SCI(センシング、コミュニケーション&インターフェース)事業部」、無線モジュールやNFCアンテナの製造販売を行う「開発センター」、そしてその他部品事業、リース事業、不動産賃貸事業、労働者派遣事業を含む「その他」のセグメントに分類されます。

CS事業部では、同軸コネクタや基板対基板コネクタ、FPCコネクタなどの製造販売を行っており、SMK Electronics Corporation, U.S.A.やSMK Electronics (Shenzhen) Co., Ltd.などが主要な会社として挙げられます。SCI事業部では、リモコンやスイッチ、カメラモジュール、タッチセンサーの製造販売を行い、SMK Electronics Corporation, U.S.A.やSMK Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.などが活動を支えています。開発センターは、無線モジュールやNFCアンテナの製造販売を担当し、SMK本体が中心となっています。その他のセグメントでは、昭和エンタプライズ(株)を含む多様な事業を展開しています。

これらの事業を通じて、SMKは電子機器用部品の分野で幅広い製品とサービスを提供し、グローバルな市場での地位を確立しています。

経営方針

SMKは、情報社会の発展に貢献することを企業理念とし、「CREATIVE CONNECTIVITY -Challenge, Creativity, Solutions」をビジョンに掲げています。同社は、クリエイティブで柔軟な発想と果敢なチャレンジを通じて、社会や顧客の様々な課題を解決するソリューションを提供することを目指しています。人材の多様化と育成にも力を入れ、持続可能な企業活動の基盤を築きつつ、中長期的な企業価値の向上に努めています。

中長期的な経営戦略として、SMKは車載、情報通信、家電、産業機器などの市場への積極的な参入と、グローバルな効率経営を推進しています。特に、車載市場のCASE(Connected, Autonomous, Shared & Service, Electric)の進展、情報通信市場での5Gの本格化、IoTの進化、カーボンニュートラルの実現に貢献する「グリーン×デジタル」分野など、成長が期待される市場向けに、創造性あふれる製品の開発・投入を進めています。また、新規市場での事業拡大やパートナーとの協業、オープンイノベーションによる新規事業創出にも積極的に取り組んでいます。

企業体質の強化も重点的に行っており、開発・設計・生産・販売・物流の各方面での合理化、事業の再編成、効率的な営業体制の整備、業務提携の検討などを進めています。生産体制の強化としては、固定費削減や生産の効率化、スマート工場の実現に向けた取り組みを推進しています。環境保全活動では、2045年にカーボンニュートラルを実現する目標を掲げ、太陽光発電設備の導入やCO2排出の少ない電力メニューの選択などを進めています。

これらの取り組みを通じて、SMKは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。