フォスター電機JP:6794

時価総額
¥446.3億
PER
94.9倍
車載用スピーカ、薄型テレビ用スピーカシステム、携帯電話用ヘッドセット、小型スピーカ、ブザー・サウンダ等の製造・販売、物流サービス提供。

沿革

1949-06東京都渋谷区に信濃音響研究所を創立しスピーカの製造販売を開始。
1953-05信濃音響株式会社に改組。
1959-05フォスター電機株式会社に改称。
1960-03昭島工場建設。
1962-02マイクロホン製造販売を開始。株式の額面変更のため株式会社フォスター研究所(1948年6月1日設立)に吸収合併、フォスター電機株式会社に改称。
1962-05株式を東京証券取引所市場第2部に上場。
1964-04ヘッドホンの製造販売を開始。
1965-02関係会社フォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd.設立(現・連結子会社)。
1966-04オーディオアンプ、チューナーの製造販売を開始。
1969-02関係会社豊達電機台湾股份有限公司設立(現・連結子会社)。
1969-07本社を東京都昭島市に移転。
1972-07関係会社フォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.設立(現・連結子会社)。
1972-10関係会社フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.設立(現・連結子会社)。
1973-10関係会社フォスターエレクトリック(ヨーロッパ)GmbH設立(現・連結子会社)。
1986-11株式会社トネゲンを吸収合併。
1988-08中国での委託加工開始。
1991-03フォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.の100%出資で関係会社PT フォスターエレクトリックインドネシア設立(現・連結子会社)。
1999-03当社及び子会社、QS-9000、ISO9001の認証取得完了。
1999-09東京証券取引所市場第1部に指定。東京証券取引所貸借取引銘柄に選定。
2000-03本社、ISO14001を取得。
2001-10関係会社広州豊達電機有限公司設立(現・連結子会社)。
2006-01関係会社フォスターエレクトリック(ベトナム)Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
2006-07ESTec コーポレーション株式を追加取得し、持分法適用関連会社とする。
2007-11関係会社豊達電機(南寧)有限公司設立(現・連結子会社)。
2008-04関係会社フォスターエレクトリックIPO(タイランド)Ltd.設立(現・連結子会社)。
2008-06関係会社フォスターエレクトリック(ダナン)Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
2009-03ESTec コーポレーション株式を追加取得し、連結子会社とする。
2010-01関係会社豊達音響(河源)有限公司設立(現・連結子会社)。
2010-03関係会社フォスターエレクトリック(バクニン)Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
2012-09関係会社ESTec Phu Tho Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
2013-02関係会社フォスターエレクトリック(クアンガイ)Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
2014-01スター精密株式会社より小型音響部品事業譲受。
2014-12関係会社フォスターエレクトリック(ティラワ)Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
2016-01関係会社ESTec ジャパン株式会社設立(現・連結子会社)。
2017-10FSK(タイランド)Co., Ltd.の株式を取得し、連結子会社とする。
2021-09関係会社广州富星電声科技股份有限公司設立(現・連結子会社)。
2021-10フォスタービジネスサービス株式会社を新設分割により設立(現・連結子会社)し、存続するフォスター運輸株式会社の株式を譲渡。
2022-04東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行。
2022-12関係会社フォスターエレクトリック(ハンガリー)Kft.設立(現・連結子会社)

事業内容

フォスター電機株式会社とその連結子会社27社は、主に「スピーカ事業」、「モバイルオーディオ事業」、および「その他事業」の3つのセグメントで事業を展開しています。

スピーカ事業では、車載用スピーカ・スピーカシステム、薄型テレビ用スピーカ・スピーカシステム、オーディオ用スピーカ製品の製造・販売を行っています。このセグメントには、フォスター電機をはじめ、フォスターエレクトリック(ホンコン)Ltd.、広州豊達電機有限公司など、複数の国内外の子会社が関与しています。

モバイルオーディオ事業では、携帯電話用ヘッドセット、ヘッドホン、小型スピーカ、振動アクチュエータなどのモバイルオーディオ製品の製造・販売を手掛けています。このセグメントもフォスター電機を含む多数の子会社が参加しており、グローバルに事業を展開しています。

その他事業には、警報音用のブザーやサウンダなどの小型音響部品、フォステクスブランドの製品の製造・販売、物流サービスの提供が含まれます。このセグメントには、フォスタービジネスサービス株式会社やFSK(タイランド)Co., Ltd.などが関わっています。

これらの事業を通じて、フォスター電機グループは、幅広いオーディオ製品とサービスを提供し、グローバルな市場での地位を確立しています。

経営方針

フォスター電機は、音響技術を核とした製品やソリューションを通じて、世界中に快適な生活やコミュニケーションの喜びを提供することをミッションに掲げています。同社は、品質経営の推進と利益重視の長期成長を目指し、環境対応や高付加価値の追求、新技術の開発に力を入れています。特に、車載ビジネスへの注力を決定し、スマートフォン市場の成熟化や自動車業界の転換期を迎える中で、将来性のある分野として位置づけています。

中期事業計画では、2024年度までに売上高1,200億円、営業利益50億円、営業利益率4.2%を目標に掲げ、OEM/ODMサプライヤーから戦略パートナーへの昇華を目指しています。長期的には、2030年度までに「世界一の『音響』ソリューションパートナー」を目標に、車載関連ビジネスだけでなく、ロボティクスやウェアラブル、ウェルネスなどの有望な産業分野においても、幅広いマーケットニーズを支援・推進することを目指しています。

また、ESG経営の推進にも力を入れており、「Be happy 80%」をスローガンに、すべてのステークホルダーとの関係性をより良きものへと創造し、経済的価値及び社会的価値を高めることで持続的な成長を目指しています。環境への取り組みとしては、環境にやさしい生産の追求やCO2削減に取り組み、地球環境保全に努める方針です。

フォスター電機は、これらの戦略を通じて、業界での地位を確固たるものにし、グローバル企業としての事業の充実と企業価値の向上を図りながら、持続的な成長を実現する体制作りを推進しています。