アルチザネットワークスJP:6778

時価総額
¥63.7億
PER
通信計測機やプロトコル・シミュレータの開発・販売、テストサービス、ソフトウェア開発、ネットワーク監視装置「パケットキャプチャ」、ネットワークセキュリティ製品の提供。

沿革

1990年12月

東京都立川市柴崎町二丁目7番17号に株式会社エイブルコミュニケーションを設立。

1991年10月

初の自社製品SS7テストシステム(DXV-100)を開発、販売。

1993年11月

PHSテストシステム(PHS基地局テストシステム)を開発、販売。

1994年12月

東京都立川市錦町三丁目6番6号に本社を移転。

1996年8月

技術情報の収集を目的に、米国カリフォルニア州にEl Toro Communications, Inc.を設立。

(出資比率100%)

1998年8月

IMT-2000テストシステム(W-CDMA評価テストシステム)を開発、販売。

1999年2月

IMT-2000テストシステム(W-CDMA商用機評価テストシステム)を開発、販売。

1999年2月

大阪府大阪市淀川区に西日本営業所を開設。

1999年4月

米国子会社El Toro Communications, Inc.を清算。

2000年1月

東京都立川市曙町二丁目36番2号に本社を移転。

2001年4月

株式会社アルチザネットワークスへ商号変更。

2001年7月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。

2001年12月

Artiza VoIP Simulator/Analyzer(SIP対応版)を開発、販売。

2003年7月

ANPro-800(IPパフォーマンステスタ)を開発、販売。

2003年9月

IMT-2000テストシステム(HSDPA対応シミュレータ)を開発、販売。

2004年3月

中国移動通信集団公司にIMT-2000テストシステムを納入。

2006年1月

IMT-2000テストシステム(UEシミュレータ)を開発、販売。

2007年6月

西日本営業所を閉鎖。

2008年2月

IMT-2000テストシステム(HSUPA対応シミュレータ)を開発、販売。

2009年1月

LTEテストシステム(LTE eNB Tester)を開発、販売。

2009年10月

LTEテストシステム(LTE eNB Load Tester)を開発、販売。

2010年3月

一般労働者派遣事業許可を取得。

2010年9月

開発拠点として、中国上海市に阿基捷(上海)軟件開発有限公司を設立。

2010年10月

LTEテストシステム(EPC Load Tester)を開発、販売。

2011年1月

WiMAX VPNルータ(WARV-1)を開発、販売。

2011年6月

WiMAX モバイルルータ(AZ01MR)を開発、販売。

2011年7月

LTEテストシステム(DuoSIM)を開発、販売。

2013年9月

LTE-Aテストシステム(DuoSIM ADVANCED)を開発、販売。

2014年3月

パケットキャプチャシステム(etherExtractor)を開発、販売。

2014年12月

東京証券取引所市場第二部に市場変更。

2015年5月

WiMAX2+対応 VPNルータ(WARV-2)を開発、販売。

2016年12月

岩手県滝沢市に滝沢デベロップメントセンターを開設。

2017年7月

ISO 9001、ISO 14001、OHSAS 18001の認証を取得。

2017年8月

東京都渋谷区に新宿営業所を開設。

2018年2月

岩手県滝沢市に開発新拠点滝沢デベロップメントセンター(TDC)社屋新設。

2019年3月

5Gテストシステム(DuoSIM-5G)を開発、販売。

2019年4月

新宿営業所を閉鎖。

2021年3月

岩手県滝沢市に滝沢テレコムテストセンター(T3C)社屋新設。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

2022年5月

株式会社シー・ツー・エムを株式取得により連結子会社化。

2023年6月

ハイエンドFPGA搭載 SmartNICボード(Griffin)を開発、販売。

事業内容

アルチザネットワークスとその子会社2社、阿基捷(上海)軟件開発有限公司および株式会社シー・ツー・エムは、通信計測機器の開発・販売及びテストサービスを中心に事業を展開しています。同社グループは、主に2つの事業セグメントに分かれています。

第一のセグメントは、モバイルネットワークソリューションです。この分野では、「プロトコル・シミュレータ」と呼ばれる通信計測機器や保守管理機器の開発・販売、テストサービスを提供しています。これらの製品やサービスは、通信インフラ機器の信頼性や開発効率の向上を目的として使用されています。また、子会社はソフトウェア開発、製品の保守・サービス、情報通信システムやネットワークの保守・運用・監視サービスを手掛けています。

第二のセグメントは、IPネットワークソリューションです。固定通信分野において、「パケットキャプチャ」と呼ばれるネットワーク監視装置やネットワークセキュリティに関連する製品の開発・販売、商材開拓を行っています。これらの製品は、通信ネットワークの品質や信頼性の向上に貢献しています。

アルチザネットワークスグループは、これらの事業を通じて、通信インフラの発展に貢献しています。

経営方針

アルチザネットワークスは、通信インフラの品質向上に貢献することを目指し、『次世代通信インフラを実現するエキスパート集団』として位置づけています。同社は、全社員の成長と幸福を追求し、社会の進歩発展に貢献することを経営理念に掲げています。技術志向型企業として、ユニークな研究開発とタイムリーな製品・サービスの提供を通じて、品質・技術力・創造性で顧客の満足を獲得することを目標としています。

中期経営計画では、中長期的な売上・利益成長、一定水準以上の利益率の確保、キャッシュ・フロー重視の3点を経営指標として掲げ、企業価値の最大化を目指しています。経営環境としては、通信サービス及び通信機器関連市場の中長期的な拡大が見込まれる一方で、短期的には景気の動向や通信業界の競争激化が課題となっています。

重点領域として、次世代移動体通信技術への対応、海外事業の展開、次世代ネットワーク分野のソリューション提案力の向上、通信分野における新事業の展開、サービス事業の展開、内部管理体制の強化に取り組んでいます。特に、5Gや将来の6Gに向けた技術対応、O-RANアライアンスによる基地局市場の変革、海外市場への展開、新規事業やサービス事業の創出を通じて、収益の柱として業績に貢献するビジネスへの成長を目指しています。

アルチザネットワークスは、これらの成長戦略を推進することで、通信インフラの発展に貢献し、持続可能な成長を目指しています。