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星和電機JP:6748
沿革
1949年1月 |
京都市下京区寺町通綾小路下ル中之町571番地に「星和電機株式会社」を設立し、電気工事材料の販売及び電気工事請負業を開始 |
1950年4月 |
国産初の防水耐酸形蛍光灯器具“ウォーターパール”の試作、研究に着手、12月より販売を開始 |
1956年10月 |
大阪市北区に大阪出張所を開設〔1972年1月 大阪支店(現関西支社)に昇格、1992年8月大阪市西区へ移転〕 |
1957年9月 |
関門海底トンネルに官公庁受注の第一歩となる照明器具を一括納入 |
1957年10月 |
東京都港区に東京出張所を開設〔1972年1月 東京支店(現東京支社)に昇格、2016年7月東京都台東区に移転〕 |
1958年4月 |
耐圧防爆形蛍光灯器具を開発し、労働省の工場電気機械器具防爆検定(以下、「防爆検定」)の第一号合格品となり、販売を開始 |
1958年5月 |
名古屋市中区に名古屋出張所を開設〔1962年12月 名古屋市東区に移転、1987年6月 名古屋支店(現中部支社)に昇格〕 |
1959年10月 |
耐圧防爆形水銀灯器具を開発し、防爆検定に合格して、国内初の製品として販売を開始 |
1960年5月 |
小型開閉器類の開発により、小型電気機器部門を新設し、生産を開始 |
1962年12月 |
国内初の粉塵防爆形蛍光灯器具が防爆検定に合格 |
1963年4月 |
配線用ダクト“カッチングダクト”を発表し、販売開始 |
1963年12月 |
名神高速道路関ヶ原トンネルに防水形ナトリウム灯器具その他を一括納入 |
1966年5月 |
京都府城陽市寺田新池36番地に城陽工場(現本社工場)を新設 |
1968年5月 |
モザイク式監視制御盤“ルミグラフィック”を開発、受注を開始 |
1969年3月 |
電光式道路情報表示板を開発し、受注を開始 |
1971年4月 |
安全増防爆形蛍光灯器具(GEシリーズ)、防水形蛍光灯器具(YEシリーズ)の販売を開始 |
1973年5月 |
城陽工場が防水形蛍光灯器具のJIS工場に認定 |
1977年7月 |
本社を城陽市の城陽工場内に移転し、城陽工場を本社工場に名称変更 |
1985年2月 |
多色発光ダイオード(マルチカラーLED)ディスプレイ“ピュアサイン”を開発、受注を開始 |
1986年6月 |
星和電子株式会社を設立(2015年6月 清算結了) |
1989年12月 |
大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場 |
1990年9月 |
本社技術棟を新設 |
1992年3月 |
日本道路公団高松建設局に四国縦貫道交通系中央情報処理システムを開発し納入 |
1995年4月 |
星和情報システム株式会社を設立(2007年7月 星和テクノロジー株式会社に商号変更 |
1995年9月 |
LEDチップ輝度選別装置を開発 |
1997年5月 |
電磁ノイズ対策製品の販売を開始 |
1997年7月 |
本社工場内に中央新棟を新設 |
2000年10月 |
不法投棄監視通報システムを開発 |
2001年4月 |
株式会社デジテックを設立(現・連結子会社) |
2002年3月 |
青色LEDを開発し、販売を開始 |
2004年10月 |
常熟星和電機有限公司を中国常熟市に設立(現・連結子会社) |
2005年12月 |
株式会社セイワキャリアサービスを設立(2013年11月 吸収合併) |
2007年1月 |
香港星和電機有限公司を中国・香港に設立、同年6月より営業を開始(2012年2月 清算結了) |
2009年8月 |
上海制和貿易有限公司を中国上海市に設立(2014年11月 清算結了) |
2010年12月 |
本社工場内にLED新棟を新設 |
2011年4月 |
SEIWA ELECTRIC(VIETNAM)Co.,Ltd.をベトナムホーチミン市に設立(現・連結子会社) |
2011年6月 |
星和電機(包頭)有限公司を中国包頭市に設立(2013年11月 出資持分の全部売却) |
2013年4月 |
常熟星電貿易有限公司を中国常熟市に設立(現・連結子会社) |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場 |
2017年6月 |
本社工場内に福利厚生棟を新設 |
2018年3月 |
東京証券取引所市場第一部に指定替え |
2018年11月 |
タイ バンコク駐在員事務所を開設 |
2021年6月 |
SEIWA EMC Technical Center設置(10m法電波暗室 完成) |
2021年9月 |
「SEIWA SDGs」を制定 |
2022年4月 |
市場の再編により東証スタンダード市場へ移行 |
事業内容
星和電機は、情報機器、照明機器、コンポーネント、その他製品の製造販売及び情報サービスを提供する企業グループです。情報機器事業では、一般道・高速道路情報表示システム、河川情報表示システム、トンネル防災システム、津波情報表示システム、LEDインフォメーションディスプレイ、LED式信号機、リチウムイオン電池式無停電電源装置などを製造・販売しています。これらの製品は、高度情報化時代のコミュニケーションツールとして、様々なシーンでの対応を積極的に展開しています。
照明機器事業では、プラントや石油精製所の爆発危険場所で使用される産業用照明器具、道路・トンネル照明器具、街路照明、景観照明、照明用LEDモジュール部品の開発・製造販売を行っています。特に、LED光源を用いた産業用照明機器や道路・トンネル照明機器は、省エネ、長寿命、軽量コンパクトな特長を持ち、最適な演色性を求められる用途にも対応しています。
コンポーネント事業では、デジタル機器の普及に伴い増加する電磁ノイズの遮断や発生防止を目的とした電磁波環境対策部品、カッチングダクトなどの配線保護機材、配管保護機材の製造販売を手掛けています。これらの製品は、電磁波環境対策や配線作業の合理化、美観向上に貢献しています。
また、星和テクノロジー株式会社を含む関連会社では、コンピュータ保守業務、機器の販売、コンピュータソフトウェアの開発販売など、情報サービス事業も展開しています。これにより、星和電機グループは、幅広い製品ラインナップとサービスを通じて、多様な顧客ニーズに応える体制を整えています。
経営方針
星和電機は、その経営理念に「人材の開発と相互信頼に努め、新技術に挑戦して、社会に貢献する」と掲げ、高品質・低コスト・短納期を実現する製造力を経営方針の核としています。同社は、情報機器、照明機器、コンポーネント事業を軸に、複合技術を活用したソリューション展開を通じて、社会貢献を目指しています。
経営戦略として、星和電機は「インテリジェント・プロダクト」の実現に注力し、人材育成、情報システムの最適化、スマートなモノづくりを推進しています。情報機器事業では、品質と技術力の向上、生産構造改革、独自技術の育成によるスマート化、エンジニアリング力の強化を通じて、事業収益性の向上を目指しています。照明機器事業では、多機能製品やシステム製品の増強、新事業領域の拡大、高品質なものづくりを追求し、顧客満足と収益体質の強化に努めています。
コンポーネント事業では、ニッチ市場におけるハードとソフト、システム展開とエンジニアリング領域の強化、既存コア技術の複合機能への転換を図り、新市場領域の創出に努めています。また、材料開発や高機能製品化、新技術の研究により、5G、IoT、スマートグリッド、AI、ロボティクス等の新分野領域への技術力強化を目指しています。
星和電機は、SDGsに賛同し、「SEIWA SDGs」を宣言。社会課題への取り組みと持続可能な社会の実現に努めています。内部統制やコーポレートガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底も引き続き推進していきます。これらの戦略を通じて、星和電機はマルチコアカンパニーとしての進化を目指し、変化する経営環境に俊敏に対応していく方針です。