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EIZOJP:6737
沿革
1968年 3月 |
石川県羽咋市に株式会社ナナオ(現 EIZO株式会社)の前身である羽咋電機株式会社を設立、創業。 |
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1973年 3月 |
株式会社ナナオに商号変更。電子機器製造を行っていた七尾電機株式会社の事業の一部を移管し、電子機器の開発・生産・販売を開始。 |
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1978年 4月 |
テレビゲーム機(テーブル型)を開発、生産し販売を開始。 |
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1979年 5月 |
七尾電機株式会社(石川県七尾市)の株式を取得し、子会社化。 |
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1980年 2月 |
家庭用及び業務用ゲームソフトの制作、販売等を行っていたアイレム株式会社の株式を取得し、子会社化。 |
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1981年 4月 |
石川県松任市(現 白山市)に工場を建設、操業開始。 |
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1984年 1月 |
電子回路基板製造を行っていた和光電子株式会社(石川県羽咋市)の株式を取得し、子会社化。 |
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1984年 9月 |
欧州向け販売子会社としてハイテクアソシエーツ株式会社(石川県金沢市)を設立(1990年1月にエイゾー株式会社に商号変更)。 |
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1985年 5月 |
コンピュータ用CRT(ブラウン管)モニターを開発、生産し、自社ブランド「EIZO」にて欧州向けに販売開始。 |
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1985年 9月 |
米国にNanao USA Corporation(現 EIZO Inc.)を設立し、コンピュータ用CRTモニターを自社ブランド「NANAO」にて北米向けに販売開始。 |
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1990年11月 |
本社を石川県松任市(現 白山市)下柏野町153番地に移転。 |
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1991年 7月 |
コンピュータ用CRTモニターを日本国内向けに販売開始(ブランド名は「NANAO」)。 |
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1992年 9月 |
スウェーデンに販売子会社、Eizo Sweden AB(現 EIZO Nordic AB)を設立。 |
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1992年 9月 |
遊技場用液晶モニターを開発、生産し販売を開始。 |
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1996年 4月 |
自社ブランド「EIZO」、「NANAO」を「EIZO」に統一。 |
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1997年 4月 |
遊技機向けソフトウェアの設計・開発等を目的に、石川県松任市(現 白山市)にアイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社を設立。 |
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1997年 6月 |
アイレム株式会社の開発部門をアイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社に譲渡し、アイレム株式会社を売却。 |
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1998年 2月 |
アフターサービス体制強化のため、石川県松任市(現 白山市)にエイゾーサポートネットワーク株式会社(現 EIZOサポートネットワーク株式会社)を設立。 |
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1999年 4月 |
エイゾー株式会社を吸収合併。 |
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2002年 3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
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2003年 3月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 |
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2004年 4月 |
七尾電機株式会社が和光電子株式会社を吸収合併。エイゾーナナオエムエス株式会社(現 EIZOエムエス株式会社)に商号変更し、本店所在地を石川県羽咋市に変更。 |
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2005年 2月 |
電気機器の開発業務を中心とした労働者派遣事業等を目的に石川県白山市に株式会社エイゾーテクノキャリア(現 EIZOエンジニアリング株式会社)を設立。 |
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2005年 7月 |
EXCOM AG(スイス)の当社製品販売事業を株式取得により子会社とし、Eizo Nanao AG(現 EIZO AG)に商号変更。 |
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2007年 2月 |
グラフィックスボードの製造、開発を行っているTech Source, Inc.(米国、現 EIZO Rugged Solutions Inc.)の株式を取得し、子会社化。 |
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2007年10月 |
Siemens AG(ドイツ)のメディカル市場向けモニター事業をEIZO GmbH(同年6月設立)が事業譲受。 |
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2009年 2月 |
eg-electronic GmbH (ドイツ)のモニター及びモニター用コントローラーボード事業をEIZO Technologies GmbH(2008年11月設立)が事業譲受。 |
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2010年 3月 |
し、同年10月より液晶モニターの製造を開始。 |
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2011年 8月 |
ドイツにEIZO Europe GmbHを、イギリスにEIZO Limitedを設立。欧州における当社販売代理店であったAvnet社(米国)との契約を解消し、欧州における直接販売体制を構築。EIZO Limitedは2012年1月から、EIZO Europe GmbHは同年7月から営業開始。 |
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2013年 4月 |
EIZO株式会社に商号変更。 |
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2015年10月 |
EIZOメディカルソリューションズ株式会社を設立し、イメーション株式会社の医療市場向けシステムインテグレーション事業を譲受。 |
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2016年 7月 |
パナソニック ヘルスケア株式会社の手術室及び内視鏡用モニター事業を譲受。 |
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2018年 3月 |
手術室向け映像ソリューションの提供を主力事業とするカリーナシステム株式会社の全株式を取得。 |
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2018年10月 |
EIZOメディカルソリューションズ株式会社を吸収合併。 |
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2022年 4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。 |
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2023年 3月 |
インドに販売会社EIZO Private Limitedを設立。同年4月から営業開始。 |
中国に |
(EIZO Display Technologies (Suzhou) Co.,Ltd.)を設立 |
事業内容
EIZOは、映像機器及び関連製品の開発・生産を手掛ける企業であり、国内外の市場に高品質・高信頼性の映像環境ソリューションを提供しています。同社グループは、国内7社と海外11社から成り、多岐にわたる事業セグメントを持っています。
B&P(Business & Plus)市場向けには、金融機関や公共機関、文教施設、一般オフィス、ホームオフィスなど様々な用途に対応する製品を提供。これらの製品は、高品質・高信頼性に加え、環境性能やエルゴノミクスにも配慮されています。
ヘルスケア市場向けでは、診断用途から治療・処置用途まで、医療環境に求められる画質及び性能を実現した映像機器を提供。術野カメラや映像記録・配信システムなど、総合的なソリューションを提案しています。
クリエイティブワーク市場向けには、出版・印刷・デザイン・写真編集や映画・アニメーション・放送等の映像制作向けの映像機器を提供。カラーマネージメントソフトウェアなどのソリューションも提供しています。
V&S(Vertical & Specific)市場向けには、航空管制、船舶、監視、MIL規格対応等、特殊なニーズに応える映像機器を提供。高い視認性や信頼性を備えています。
アミューズメント市場向けには、パチンコ・パチスロ遊技機に搭載される液晶モニターを提供。ハードウェアとソフトウェアの一体供給を行い、高度なグラフィックス技術を駆使した製品開発を行っています。
その他、アミューズメント用ソフトウェアの受託開発や保守サービスも手掛けています。これらの事業セグメントを通じて、EIZOは幅広い市場に対応する製品とサービスを提供し、多様なニーズに応えています。
経営方針
EIZOは、映像技術を核にした高品質な製品とソリューションを提供する企業として、その成長戦略を「Amplify Imaging Value ~映像をもっと便利に、価値あるものに~」と題した第7次中期経営計画に集約しています。この計画では、製品の進化と事業領域の拡大を目指し、独自のアルゴリズムやAI技術を活用したモニター、カメラ、ネットワークエンコーダなどの製品群を強化しています。また、撮影から記録、配信、表示に至るImaging Chainをシステム事業「EIZO Visual Systems」(EVS)として展開し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に伴う映像の利便性向上と価値向上を図っています。
同社は、電子機器業界の激しい技術進化と市場環境の変化に対応するため、ビジネスモデルの進化と新たな価値創造に注力しています。これには、製品の差別化とシステム事業の強化が含まれ、ビジネスモデルを次のステージへと進化させることを目指しています。さらに、安定した資材調達と製品供給、生産性向上と競争力強化、気候変動対策、持続可能な社会の実現に向けた価値創造など、幅広い分野での取り組みを進めています。
EIZOは、これらの戦略を通じて、映像を通じた豊かな未来社会の実現を目指し、中長期的な企業価値の向上に努めています。同社の成長戦略は、技術革新と市場ニーズの変化に柔軟に対応しつつ、持続可能な社会への貢献を重視するものと言えるでしょう。