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ヴィスコ・テクノロジーズJP:6698
沿革
2003年8月 |
画像処理検査システムの開発、販売、保守サービス等を目的に、神奈川県川崎市高津区久本一丁目12番にヴィスコ・テクノロジーズ株式会社(資本金8百万円)を設立 |
2003年12月 |
本店を東京都港区芝浦二丁目16番に移転 |
2004年12月 |
筐体型画像処理検査装置VTV-8000シリーズ発売 |
2005年2月 |
本店を東京都港区芝浦二丁目14番に移転 |
2007年10月 |
コグネックス株式会社とKV(注)ビジネス及び関連サポート業務の移管に関し合意 |
2008年3月 |
当該事業に係る製品・人員・ノウハウを継承し、VTV-8000シリーズと統合 筐体型画像処理検査装置VTV-9000シリーズ発売 |
2009年9月 |
筐体型画像処理検査装置VTV-9000を韓国に輸出開始 |
2010年3月 |
中国国内における画像処理検査装置の販売を目的に中国上海市に必速勘貿易(上海)有限公司(現連結子会社)を設立 |
2010年5月 |
韓国における顧客支援を目的に、UPLUS ENGINEERING CO., LTD.とVTVシリーズに係る業務委託契約締結 |
2010年8月 |
韓国における顧客支援及び市場開発を目的に、UPLUS ENGINEERING CO., LTD.と販売代理店契約締結 |
自社製ボードを搭載した小型筺体シリーズVTV-9000mini発売 |
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2010年11月 |
株式会社ドットウェル ビー・エム・エスよりIPU(高精細画像処理解析システム)事業を譲受 |
筺体型3D画像処理検査装置VPシリーズ発売 |
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2010年12月 |
国内販路拡大を目的として東京マシンヴィジョンシステム株式会社と販売店基本契約締結 |
2011年6月 |
大阪府大阪市淀川区宮原一丁目2番に大阪営業所開設 |
2011年7月 |
高機能小サイズ専用ハードC筺体品VTV-9000C発売 |
2011年9月 |
筺体型画像処理検査装置VTV-9000を台湾及びベトナムに輸出開始 |
2012年4月 |
東南アジア地域における画像処理検査装置の販売を目的として、タイ国人100%所有の会社として2011年11月に設立されたViSCO Technologies (Thailand) Co., Ltd.より株式の49%を取得し、実質的に子会社化(現連結子会社) |
2012年6月 |
鹿児島県霧島市国分中央三丁目38番に鹿児島営業所開設 |
2012年9月 |
本店を東京都港区海岸一丁目11番に移転 |
2013年4月 |
台湾台北市に台湾駐在員事務所を開設 |
2014年3月 |
北米地域における画像処理検査装置の販売を目的として、米国イリノイ州にViSCO Technologies USA,Inc.(現連結子会社)を設立 |
2014年6月 |
鹿児島営業所を鹿児島県鹿児島市西田一丁目8番に移転 |
2016年3月 |
小型筐体高速カメラ対応のVTV-9000miniRを発売 |
2017年12月 2018年4月 2018年12月 2019年10月 2021年9月 2022年4月 2023年1月 |
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 鹿児島営業所を鹿児島県鹿児島市加治屋町12番に移転 東京証券取引所市場第二部上場 マレーシア近郊における画像処理検査装置の販売を目的として、マレーシア国ペナン州にVMY TECHNOLOGIES SDN. BHD.(現連結子会社)を設立 大阪営業所を大阪府大阪市淀川区宮原四丁目1番に移転 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 ベトナム近郊における画像処理検査装置の販売を目的として、ベトナム国ハノイ市にViSCO Technologies Vietnam Company Limited(現連結子会社)を設立 |
事業内容
ヴィスコ・テクノロジーズ及びその連結子会社5社(中国、タイ、米国、マレーシア、ベトナムに拠点を持つ)は、画像処理検査装置の開発、製造、販売を主軸に事業を展開しています。これらの装置は、製造業の現場で製品の傷や汚れ、異物などの外観上の欠陥を検出するために用いられ、ファクトリーオートメーション(FA)向けのシステムとしても認識されています。
同社が提供する画像処理検査装置は、筐体、カメラ、レンズ、照明などから構成され、顧客の検査ニーズに応じた最適なシステムの提案とアドバイスを行っています。これらの装置は、コネクタ部品をはじめとする電子部品業界、半導体業界、自動車業界、食品業界など、幅広い製造現場で利用されています。
ヴィスコ・テクノロジーズは、検査装置を構成するモジュールの製造を部品製造会社に委託するか、購入した上で、製品の組立てやオペレーティングシステム及び自社開発の画像処理ソフトウェアのセットアップを組立会社に委託するファブレスメーカーです。国内外の顧客に対して、同社、連結子会社、及び国内外の代理店を通じて製品を販売しています。
同社グループの事業は、画像処理検査装置事業のみを扱っており、その事業内容は単一セグメントで構成されています。これにより、製造業の品質管理と効率化に貢献しています。
経営方針
ヴィスコ・テクノロジーズは、画像処理検査装置の開発、製造、販売を通じて、製造業の品質管理と効率化に貢献している企業です。同社は、「画像一筋」を企業理念に掲げ、究極の画像処理システムの追求を目指しています。その成長戦略の核心には、顧客満足度の高いトータルソリューションの提供と、画像処理システムクリエイターとしての地位の確立があります。
経営指標としては、連結営業利益率15%以上、自己資本当期純利益率(ROE)15%以上を目標に掲げています。これを達成するため、同社は中期経営計画に基づき、新規市場の顧客開拓、アライアンス体制の構築、開発力の強化、経営環境の変化への対応、知名度の向上、営業力の強化に重点を置いて取り組んでいます。
特に、新規市場への顧客開拓とアライアンス体制の構築には力を入れており、電子部品メーカーを中心に、自動車電子制御部品や半導体メーカーなど、新たな顧客層の開拓を進めています。また、開発力の強化にも注力し、顧客ニーズに沿った製品リニューアルやモデルラインナップの拡充、製品の機能拡張による高付加価値化を目指しています。
経営環境の変化に対しては、アジア諸国を中心に画像処理検査装置の需要が高まることをビジネスチャンスと捉え、海外市場への展開を加速しています。知名度の向上と営業力の強化も、事業計画の達成に不可欠な要素として位置づけられており、展示会やWEB広告、セミナーへの積極的な出展を通じて、同社の認知度を高める取り組みを行っています。
ヴィスコ・テクノロジーズは、これらの成長戦略を通じて、持続的かつ健全な成長を目指し、画像処理検査装置市場におけるリーダーとしての地位を確固たるものにしていく方針です。