エスケーエレクトロニクスJP:6677

時価総額
¥361.5億
PER
12.6倍
大型フォトマスク事業では、スマートフォンやパソコン、薄型テレビ用の液晶・有機ELパネル製造のフォトマスク設計・製造・販売、ソリューション事業ではRFID、ヘルスケア製品の設計・製造・販売を展開。

沿革

2001年10月

㈱写真化学のエレクトロニクス事業部門を会社分割により独立させ、京都市上京区に当社を設立。

2002年5月

台湾に大型フォトマスクの製造・販売会社として、連結子会社「頂正科技股份有限公司」を設立。

2002年9月

久御山事業所(現:京都工場)において「ISO14001」認証取得。

2003年9月

日本証券業協会(現:東京証券取引所)に店頭登録銘柄として登録。

2004年7月

頂正科技股份有限公司において「ISO9001」認証取得。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、大阪証券取引所JASDAQ(現:東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。

2005年1月

久御山事業所(現:京都工場)に世界初の第8世代対応の新工場竣工。

2005年11月

韓国に大型フォトマスクの販売会社として、連結子会社「SKE KOREA CO.,LTD.」を設立。

2008年11月

世界初の第10世代、第11世代対応の滋賀工場竣工。

2008年12月

頂正科技股份有限公司において「ISO14001」認証取得。

2009年3月

世界初の第10世代用フォトマスクの生産、出荷開始。

2010年9月

中国に販売会社として、連結子会社「愛史科電子貿易(上海)有限公司」を設立。

2011年9月

滋賀工場において、「ISO14001」拡張認証取得。

2012年11月

京都工場において「OHSAS18001」認証取得。

2013年12月

台湾に頂正科技股份有限公司の営業拠点として、台北支社を開設。

2014年7月

各種オフセット印刷向けガラスドライエッチング版の販売を開始。

2014年10月

京都府から「第二種医療機器製造販売業」の業許可を取得。

2016年6月

高度管理医療機器等販売業・貸与許可証取得(医療機関QMS)

2017年6月

「電気刺激装置 WILMO」の販売開始。

2018年6月

「ピッキングタグ」の販売開始。

2019年3月

本社、京都工場において「ISO13485」認証取得。

2020年8月

京都工場において「ISO45001」認証取得。

2020年9月

「デジタルコルポスコープQ-CO」の販売開始。

2022年5月

「エクストリームタグ」の販売開始。

明治初頭

石田才次郎(当社取締役相談役石田敬輔の曾祖父)が銅版彫刻印刷を手掛け、石田旭山印刷所として事業開始。

1934年3月

石田旭山印刷㈱(現:㈱写真化学)を設立。

1937年5月

ガラススクリーン研究部門を分離(1943年10月、法人化により大日本スクリーン製造㈱(現㈱SCREENホールディングス)として設立)。

1964年3月

本店を移転(京都市上京区)。

1970年5月

商号を㈱写真化学に変更。

1971年9月

エレクトロニクス事業部門(現:当社事業)を新設。

1981年12月

久御山事業所(現:京都工場)を開設。

1988年3月

久御山事業所(現:京都工場)に新工場(現:当社大型フォトマスク事業)を増設。

世界初の大型EB描画装置を導入。

1995年9月

工場・設備を一新し、業界に先駆けて、800mmサイズの大型フォトマスク製造を実現。

1999年4月

電子事業部(現:当社大型フォトマスク事業)において「ISO9002(現・ISO9001)」認証取得。

事業内容

エスケーエレクトロニクスとそのグループ会社である頂正科技股份有限公司(台湾南部科学園区)、SKE KOREA CO., LTD.(韓国忠清南道天安市)、愛史科電子貿易(上海)有限公司(中国上海市長寧区)は、大型フォトマスクの設計、製造、販売を主な事業としています。この大型フォトマスク事業は、スマートフォン、パソコン、薄型テレビなどに使用される液晶パネルや有機ELパネルの製造過程で必要な原版、すなわちフォトマスクの設計・製造・販売を行っています。フォトマスクは、液晶や有機ELの制御回路及び色を表現するカラーフィルターのパターンを基板に転写するために使用され、量産や新製品の開発、製造ラインの新設に不可欠です。

また、同社はソリューション事業も展開しており、RFID分野とヘルスケア分野に注力しています。これらの分野での製品設計、製造、販売を手掛けており、技術革新と市場ニーズに応える多様なソリューションを提供しています。

エスケーエレクトロニクスグループは、これらの事業を通じて、先端技術を駆使した製品とサービスを世界各地に提供し、デジタルデバイスやヘルスケア市場の発展に貢献しています。

経営方針

エスケーエレクトロニクスは、「創造と調和」を経営の基本理念とし、エレクトロニクス業界における継続的な成長と収益の実現を目指しています。同社は、社会や自然、人との調和を重視しながら、社会が求める良質な製品の提供を通じて、物質的、精神的に豊かな社会の実現に貢献することを目標としています。

経営戦略として、エスケーエレクトロニクスは「エレクトロニクスとテクノロジーの力で社会に貢献する」というパーパスのもと、企業価値と株主価値の向上を追求しています。中長期的な経営指標としては、営業利益率20%以上、ROE15%以上、売上高総資産回転率1.0以上を目標に掲げています。これらの目標達成に向け、既存フォトマスク事業の収益力向上、新規事業の立ち上げによる収益基盤の拡大、関連子会社によるグループ力の向上、持続的成長を支える経営基盤の強化に取り組んでいます。

具体的には、フラットパネルディスプレー業界の高精細化や高機能化への対応、RFID分野やヘルスケア分野への新規事業展開、台湾、中国、韓国の各子会社を通じた市場シェアの拡大と新規取引先の開拓、コーポレート・ガバナンスの強化や人材育成などに注力しています。

エスケーエレクトロニクスグループは、これらの成長戦略を推進することで、エレクトロニクス産業の一翼を担う技術開発型企業として、社会に貢献し続けることを目指しています。