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サクサJP:6675
事業内容
サクサ株式会社は、情報通信システムに関連する機器および部品の開発、製造、販売を行っています。また、これらに付随するサービスの提供も手がけています。サクサは、連結子会社5社と共に事業を展開しており、情報通信技術を活用したソリューションを提供しています。
2024年7月1日には、サクサ株式会社は他の企業と合併し、商号をサクサ株式会社に変更しました。また、同日付でサクサビジネスシステム株式会社の工事・保守およびコールセンター機能をサクサに移管しました。これにより、サービスの一貫性と効率性が向上しました。
さらに、2024年7月31日には、サクサは株式会社ソアーの全株式を取得しました。この買収により、サクサは事業領域を拡大し、新たな市場への進出を図っています。一方で、2025年3月31日には、サクサテクノ株式会社が口腔事業を事業譲渡しました。
また、2024年12月には、サクサは持分法適用関連会社であったE Security Services Co.,Ltd.の全株式を譲渡しました。これにより、持分法適用の範囲から除外され、事業ポートフォリオの見直しが行われました。これらの動きは、サクサの事業戦略の一環として位置づけられています。
経営方針
サクサ株式会社は、独創的な技術を基盤に新しい価値を創造し、社会の発展に貢献することを経営理念としています。ビジョン「つなげる技術の、その先へ。」を掲げ、社員一人ひとりが課題を認識し、迅速かつ誠実に行動することを重視しています。
2024年5月に発表された中期経営計画「共に創る未来」では、2030年までに中堅・中小企業のDX推進サポーターとなることを目指しています。この計画は「成長戦略」、「経営基盤」、「社会的責任」の3つの要素で構成され、特に「モノづくり as a Service」による新たな価値提供を進めています。
成長戦略の一環として、サクサは「米沢アドバンスドファクトリー構想」を推進し、米沢地区を共創型のモノづくり拠点として整備します。また、情報セキュリティ領域での強化を図るため、テリロジーホールディングスとの資本業務提携を行い、サイバーセキュリティサービスの提供を進めています。
経営基盤の強化では、DX事業推進プラットフォームを活用し、経営と現場をつなぐ基盤を構築します。さらに、DX人財の育成や多様な人財の採用を進め、柔軟な働き方を導入することで、DX文化の醸成を図っています。
資本面では、事業利益率の改善や在庫の適正化を通じて資金を確保し、セキュリティやワークスタイルの新商品開発に投資します。また、株主還元策として、安定的な配当の実施を基本方針とし、特別配当の実施も予定しています。これにより、株主価値の向上を目指しています。