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アドテックプラズマテクノロジーJP:6668
沿革
1985年1月 |
広島県福山市曙町一丁目121番地の1に株式会社アドテックを設立(資本金4,300千円) |
各種コントロール基板の開発製造 |
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1990年5月 |
本社を広島県福山市曙町一丁目121番地の1から広島県福山市引野町五丁目6番10号(現在地)に移転 |
7月 |
半導体製造装置プロセスコントロール用CPUユニット・アナログユニット開発 |
1991年2月 |
半導体プロセス用のプラズマ用高周波電源販売開始 |
半導体プロセス用の自動インピーダンス整合装置(マッチングユニット)販売開始 |
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1995年4月 |
大阪営業所を大阪府大阪市中央区に開設 |
1996年4月 |
東京営業所を東京都千代田区に開設 |
6月 |
カスタマーサポートセンターを広島県福山市に開設 |
8月 |
Adtec Technology, Inc.(現 連結子会社)を米国カリフォルニア州ミルピタス市(現フリーモント市)に設立 |
11月 |
大阪営業所を大阪府大阪市浪速区に移転 |
1997年3月 |
ビジュアルマッチングユニットAMVシリーズ販売開始 |
1998年3月 |
大阪営業所を閉鎖 |
1999年10月 |
パーツセンターを広島県福山市に開設 |
11月 |
米国装置メーカーへの装置標準化採用が決定し、プラズマ用高周波電源7.5Kwを開発・販売開始 |
2000年5月 |
テクニカルセンターを広島県福山市に開設 |
8月 |
Adtec Europe Limited(現 連結子会社)を英国ロンドン市ハウンスロウ区に設立 |
12月 |
商号を株式会社アドテックから株式会社アドテック プラズマ テクノロジーに変更 |
2001年4月 |
東京営業所を神奈川県横浜市港北区に移転(現 神奈川県川崎市に移転) |
2003年1月 |
デザインセンターを広島県福山市に開設 |
5月 |
ISO9001:2000認証取得(本社、パーツセンター、テクニカルセンター、デザインセンター) |
(プラズマ用高周波電源、インピーダンス整合装置及び高周波電力測定装置の設計、製造) |
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2004年7月 |
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 |
12月 |
株式会社IDX(現 連結子会社)を株式取得により子会社化 |
2005年1月 |
イノベーションセンターを広島県福山市に開設 |
2011年5月 |
Phuc Son Technology Co., Ltd.(現 連結子会社)をベトナムバクニン省バクニン市に設立 |
Hana Technology Co., Ltd.(現 連結子会社)を韓国京畿道富川市に設立 |
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2014年8月 |
AD Technology Limited(現 連結子会社)を台湾新竹縣竹北市に設立 |
2015年1月 |
東京証券取引所市場第二部へ上場市場を変更 |
2016年4月 |
SUZHOU CUIZHUO DIANZI LIMITED(現 連結子会社)を中国江蘇省蘇州市に設立 |
2018年2月 |
東京テクニカルセンターを神奈川県横浜市西区に移設 |
2019年12月 |
Phuc Son Technology Co., Ltd.(ベトナム)がバクニン省バクニン市に本社工場を新築移転 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 |
2022年6月 |
Hana Technology Co., Ltd.からADTEC Plasma Technology Korea Co., Ltd.へ商号を変更 |
2022年8月 |
Adtec Healthcare Limited(現 連結子会社)を英国ロンドン市に設立 |
AD Technology LimitedからADTEC Plasma Technology Taiwan Ltd.へ商号を変更 |
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2022年9月 |
Phuc Son Technology Co., Ltd.からADTEC Plasma Technology Vietnam Co., Ltd.へ商号を変更 |
2022年11月 |
SUZHOU CUIZHUO DIANZI LIMITEDからADTEC Plasma Technology China Ltd.へ商号を変更 |
事業内容
アドテックプラズマテクノロジーとその子会社8社は、主に2つの事業セグメントに分かれています。第一のセグメントは「半導体・液晶関連事業」で、これには半導体や液晶基板の製造工程で使用されるプラズマ用高周波電源、マッチングユニット、計測器などの設計、製造、販売及び技術サービスが含まれます。このセグメントには、アドテックプラズマテクノロジーを含む複数の国際的な子会社が関与しており、Adtec Technology, Inc.、Adtec Europe Limited、ADTEC Plasma Technology Vietnam Co., Ltd.、ADTEC Plasma Technology Korea Co., Ltd.、ADTEC Plasma Technology Taiwan Ltd.、ADTEC Plasma Technology China Ltd.、そしてAdtec Healthcare Limitedがその例です。
第二のセグメントは「研究機関・大学関連事業」で、こちらは研究機関や大学での医療、環境、物質科学関連の研究開発に用いられる直流電源、パルス電源、マイクロ波電源、超電導電磁石(コイル)用電源などの設計、製造、販売及び技術サービスを提供しています。このセグメントには株式会社IDXが含まれます。
アドテックプラズマテクノロジーとそのグループ会社は、これらのセグメントを通じて、半導体・液晶製造業界や研究機関・大学といった幅広い分野に対して、高度な技術とサービスを提供しています。
経営方針
アドテックプラズマテクノロジーは、その経営理念に「信頼」を掲げ、高品質(Quality)、ユニーク(Unique)、革新(Innovative)、創造(Creative)、地球に優しい(Kind to the Earth)の5つの価値を基盤としています。同社は、プラズマ用高周波電源、計測器、プラズマソースの分野で世界一を目指し、技術革新を通じて社会の発展に貢献することを目標としています。2024年8月期の経営目標として、売上高12,800百万円、経常利益2,330百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,700百万円、1株当たり当期純利益198.06円を設定しています。
中長期的な経営戦略として、アドテックプラズマテクノロジーは、プラズマ用高周波電源関連製品のトータルサービスとソリューション提供を目指しています。産学官連携を強化し、プラズマ技術の基礎研究及び応用研究を推進することで、半導体製造装置分野だけでなく、新素材や環境分野への応用を進めています。これを実現するために、組織体制の整備、製品開発力の強化、優秀な人材の確保と育成、社員教育の充実に注力しています。
同社は、半導体・液晶関連事業と研究機関・大学関連事業の2つのセグメントを通じて、幅広い分野に対して高度な技術とサービスを提供しています。特に、半導体・液晶関連事業では、最先端ロジックや中国の国産化方針に基づく投資の堅調な推移を見込み、生産効率の向上や品質向上に注力しています。また、研究機関・大学関連事業では、新たな収益基盤の構築に向けて営業活動を進めています。これらの取り組みを通じて、アドテックプラズマテクノロジーは、安定した事業構造への転換を目指しています。