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リバーエレテックJP:6666
沿革
1951年3月 |
富士産業株式会社を東京都新宿区に資本金50万円で設立。抵抗器の製造及び販売を開始。 |
1960年3月 |
生産の増強を図るため、山梨県韮崎市に工場を新築移転。 |
1968年1月 |
山梨県韮崎市に本社を移転、旧本社を東京営業所とする。 |
1975年10月 |
アジア地域への拡販を図るため、台湾に合弁で台湾利巴股份有限公司(製造及び販売子会社)を設立。(出資比率60%) |
1980年11月 |
米国への拡販を図るため、米国カリフォルニア州にRiver Electronics Corporationを設立。(2002年3月にRiver Electronics(Singapore)Pte. Ltd.に業務移管。) |
1982年5月 |
東北地区への拡販を図るため、栃木県宇都宮市に宇都宮営業所を開設。 |
1985年4月 |
関西・中国・九州地区への拡販を図るため、大阪府守口市に大阪営業所を開設。 |
1986年10月 |
東海地区への拡販を図るため、名古屋市名東区に名古屋営業所を開設。 |
1986年12月 |
アジア地域への製造及び販売の増強を図るため、台湾に高雄力巴股份有限公司(製造及び販売子会社)を設立。(2000年3月に台湾利巴股份有限公司に営業業務を移管。) |
1988年6月 |
アジア地域への販売力強化を図るため、シンガポールに販売子会社River Electronics(Singapore)Pte. Ltd.を設立。 |
1989年5月 |
水晶振動子の生産を図るため、青森県青森市に製造子会社青森リバーテクノ株式会社を設立。 |
1990年7月 |
抵抗器の生産の増強を図るため、マレーシアに合弁で製造子会社River Electronics(Ipoh)Sdn. Bhd.を設立。(出資比率60%) |
1991年10月 |
商号を『リバーエレテック株式会社』に変更。 |
1995年7月 |
当社及び青森リバーテクノ株式会社においてISO9002を取得。 |
1996年9月 |
青森リバーテクノ株式会社がリバー電子株式会社(抵抗器の生産を主たる事業として1966年10月に設立。)及びリバーエルコム株式会社(インダクタの生産を主たる事業として1973年8月に設立。)の株式を100%取得。 |
1998年8月 |
当社、青森リバーテクノ株式会社及びリバーエルコム株式会社においてISO9001を取得。 |
1999年4月 |
株式の額面変更のため、形式上の存続会社であるリバーエレテック株式会社(旧社名株式会社エヌティーエイチ、本店所在地山梨県韮崎市)と合併。 |
2000年12月 |
水晶振動子の生産の増強を図るため、青森県五所川原市に製造子会社リバー金木株式会社を設立。 |
2001年5月 |
当社、青森リバーテクノ株式会社、リバー電子株式会社及びリバーエルコム株式会社を1サイトとしてISO14001を取得。 |
2003年10月 |
青森リバーテクノ株式会社が、リバー電子株式会社、リバーエルコム株式会社及びリバー金木株式会社を吸収合併。 |
2004年8月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2007年3月 |
中国上海にRiver Electronics(Singapore)Pte. Ltd.(Shanghai Liaison Office)を開設 |
2009年10月 |
中国を中心にアジア地域の販売力強化を図るため、中国西安に西安大河晶振科技有限公司を開設 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
2020年12月 |
当社及び国内子会社の全従業員に対し譲渡制限付株式(RS)付与を実施 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場再編に伴い、東証スタンダード市場に移行 |
事業内容
リバーエレテック株式会社とその連結子会社5社(国内1社および海外4社)は、電子部品の製造及び販売を行う事業を展開しています。同社グループの主力製品には、水晶振動子やその他の電子部品があります。水晶振動子は、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器、IoTデバイス、カーエレクトロニクスなど、多岐にわたる先端技術分野で不可欠な部品として使用されています。これらの製品は、電子回路のタイミングを制御し、安定した周波数の信号を提供する役割を果たしています。
リバーエレテックは、主に研究開発と販売を担当し、製造は全て連結子会社が行っています。水晶製品セグメントでは、水晶振動子と水晶発振器の製造及び販売を行っており、これらは電子機器の周波数制御デバイスとして広く活用されています。製造は青森リバーテクノ株式会社と西安大河晶振科技有限公司が、販売はリバーエレテックを含む複数のグループ会社が担当しています。
その他の電子部品セグメントでは、抵抗器が主要製品です。これらは電子回路内で電流を制御するために使用されます。製造はRiver Electronics(Ipoh)Sdn. Bhd.が行い、販売は台湾利巴股份有限公司とRiver Electronics(Singapore)Pte. Ltd.が担当しています。
以上の事業内容を通じて、リバーエレテックグループは電子部品市場において重要な役割を果たしており、先端技術分野での需要に応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
リバーエレテックは、電子部品の製造及び販売を行う企業であり、その成長戦略は「源流」「創価」「革新」を経営理念に据え、長期経営ビジョンとして「革新的技術を用いた最適価値の電子デバイスを世界に発信し、人々のくらしと生活環境の向上に貢献する」ことを掲げています。このビジョンを実現するため、同社は「顧客の満足と信頼の獲得」「独創的発想による価値の創造」「持続可能な経営基盤の確立・強化」の三つの中期経営方針を推進しています。
経営環境の変化に対応し、同社は超スマート社会の到来に伴う産業構造の大きな変化に注目。この変化をチャンスと捉え、高品質かつ高信頼性を持つ最先端の電子部品を世界に届けることで、社会と共に持続的に成長し、企業価値の向上を目指しています。具体的な戦略として、音叉型水晶振動子のシェア獲得・維持、ATカット水晶振動子の収益力強化、新素子デバイスの量産化技術確立、コア技術の深耕などが挙げられます。
また、事業・製品ポートフォリオの見直しや資本コストを意識した経営資本の最適化、品質向上を通じた顧客エンゲージメントの向上などにより、持続可能な経営基盤の確立・強化を図っています。これらの取り組みを通じて、リバーエレテックは中長期的な企業価値向上を目指し、経営上の目標達成に努めています。