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JVCケンウッドJP:6632
事業内容
JVCケンウッドは、モビリティ&テレマティクスサービス、セーフティ&セキュリティ、エンタテインメントソリューションズの3つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、同社は多様な製品とサービスを提供しています。
モビリティ&テレマティクスサービス分野では、カーAVシステム、カーナビゲーションシステム、ドライブレコーダー、車載用デバイス、テレマティクスソリューションを提供しています。主要な生産会社には、株式会社JVCケンウッド長野やPT JVCKENWOOD Electronics Indonesiaなどがあります。
セーフティ&セキュリティ分野では、業務用無線機器、アマチュア無線機器、業務用映像監視機器、業務用オーディオ機器、医用画像表示モニターを取り扱っています。主要な生産会社には、株式会社JVCケンウッド山形やJVCKENWOOD Electronics Malaysia Sdn. Bhd.などがあります。
エンタテインメントソリューションズ分野では、プロジェクター、ヘッドホン、ホームオーディオ、ポータブル電源、業務用ビデオカメラ、CD/DVDの製造や配信などを行っています。主要な生産会社には、株式会社JVCケンウッドやJVCKENWOOD Optical Electronics (Thailand) Co., Ltd.などがあります。
その他の事業として、サービスパーツの提供も行っています。これに関連する会社として、株式会社JVCケンウッド・サービスがあります。これらの事業を通じて、JVCケンウッドは多様な市場ニーズに応えています。
経営方針
JVCケンウッドは、企業理念「感動と安心を世界の人々へ」を掲げ、成長戦略を推進しています。2023年4月に策定された中期経営計画「VISION2025」では、「変革と成長」を基本戦略とし、事業ポートフォリオの最適化を図りながら企業価値の最大化を目指しています。
「VISION2025」では、売上収益や事業利益、ROE、ROICといった経営指標の達成を目指し、2024年度にはこれらの目標を前倒しで達成しました。2025年度は関税影響による減収が予想されるものの、売上収益以外の目標達成を見込んでいます。
成長戦略の一環として、JVCケンウッドは無線システム事業を中心に、北米公共安全市場での事業拡大を図っています。2024年度には受注高が増加し、売上高も順調に拡大しました。2025年度も引き続き成長を維持する見込みです。
財務戦略では、資本コストを上回る資本収益性の達成を目指し、営業キャッシュ・フローの創出に重点を置いています。成長投資や戦略投資を明確化し、キャピタル・アロケーションの最適化を図ることで、持続的な企業価値向上を目指しています。
サステナビリティ戦略では、「利益ある成長」と「グローバルでの社会課題解決」を両輪とし、環境負荷削減や人材育成、ガバナンス強化を推進しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を図っています。