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エル・ティー・エス (6560) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
エル・ティー・エスは、企業の業務変革とデジタル転換を支援するコンサルティング会社です。同社は「ビジネスプロセスマネジメント」という独自の方法論を核に、顧客企業の成長に必要な変革の実行を現場レベルで定着させるサービスを提供しています。2002年の事業開始以来、大規模システム導入に伴う現場の意識改革から始まり、現在は戦略策定から実行支援まで幅広くカバーしています。
同社の主要顧客は、デジタル化や業務改革を必要とする幅広い業界の企業です。収益は主にプロジェクト完了時に受け取る報酬で構成されており、顧客の現場に入り込んでワンストップでサービスを提供する点が特徴です。また、IT人材とプロジェクトをマッチングする「アサインナビ」などのプラットフォーム事業では、会費やマッチング収益、イベント参加費を収益源としています。
同社の事業は「プロフェッショナルサービス事業」と「プラットフォーム事業」の2つに分かれます。前者はビジネスコンサルティングやシステム導入支援を行う「Business Process & Technology」、戦略策定や新規事業創造を支援する「Strategy & Innovation」、持続可能な社会実現を目指す「Social & Public」の3領域で構成されています。後者は「アサインナビ」を中心とするIT人材マッチングサービスで、人材不足に悩む企業と優秀な人材を結びつける役割を果たしています。
経営方針
エル・ティー・エスは2025年から2027年を「2nd Growth Plan」期間として位置づけ、営業利益年平均成長率20%超の達成を目指す積極的な成長戦略を展開しています。同社は社員1,000名規模の体制を整えた一方で、大量採用した人材の定着と育成を通じて収益性の回復を最優先課題に掲げており、持続可能な成長基盤の構築に注力しています。成長の手段としては、自社の事業拡大に加えて買収による非連続的な成長も重要な戦略オプションとして積極的に活用していく方針です。
同社の重点投資分野は人材確保と育成に集約されており、これが最大の差別化要因となっています。デジタル変革支援における競争力の源泉は質の高い人材であるとの認識のもと、積極的な採用活動を継続するとともに、成長機会の提供や人事評価制度の整備、働きやすい環境づくりを通じて離職率の抑制を図っています。特に、顧客ニーズに応じた提案型営業やコンサルティングサービスを提供できる人材を組織的に育成することに力を入れ、グループ会社間の人材交流やコンサルタントとエンジニアのキャリア転換機会の充実などを推進しています。
新市場開拓については「デジタル時代のベストパートナー」というブランド確立を目指し、周辺領域と海外事業の探索を次の飛躍に向けた重要な取り組みとして進めています。同社は顧客企業の特定部門に限定した支援から脱却し、様々な階層や部門、グループ会社に向けて多様な専門サービスを効率的に提供できる営業体制の強化を図っています。また、積極的な買収戦略を通じて事業領域の拡大と優秀な人材の獲得を同時に実現し、グループシナジーの最大化を目指しています。
技術革新への対応では、AI やRPA などの業務自動化技術、ビッグデータを活用したデジタルマーケティングなど、企業のデジタル変革ニーズの高まりを成長機会として捉えています。同社はこれらの技術トレンドに対応するサービス競争力の継続的な強化を通じて、顧客への提供価値の拡大を図っています。グループガバナンスの高度化にも取り組み、子会社を含む全体としての内部管理体制強化とグループ企業間の営業連携、業務基盤整備、人事交流などの施策を推進し、持続的な成長基盤の構築を進めています。