ウェルビーJP:6556

時価総額
¥298.5億
PER
51.6倍
障害者・障害児向け福祉サービス、高齢者介護事業を展開、就労移行支援「ウェルビー」、児童発達支援、放課後等デイサービス、有料老人ホーム「むつみ」「うりずん」などを提供。

沿革

2011年12月

障害者の就労促進を目的に東京都港区にウェルビー株式会社(資本金300万円)を設立。

2012年4月

千葉県船橋市にウェルビー西船橋駅前センター(就労移行支援事業所)を開設。

2013年9月

東京都千代田区神田佐久間町に登記上の本店所在地を移転。

2014年6月

埼玉県の委託事業として、埼玉県草加市にジョブセンター草加を設け、発達障害者に特化した就労移行支援事業を開始。

埼玉県川越市にハビー川越教室(児童発達支援事業所)を開設。未就学児向けに療育事業を開始。

2014年7月

東京都千代田区神田小川町に本社機能を新設。

2015年4月

関東圏以外で初めて愛知県名古屋市にウェルビー名古屋駅前センター(就労移行支援事業所)を開設。

2015年11月

東京都足立区に特定相談支援事業所(ウェルビー北千住駅前センターに併設)を開設。

2016年2月

東京都千代田区三崎町に本社機能を移転。

2016年11月

埼玉県川越市にハビープラス川越教室(放課後等デイサービス事業所)を開設。小中高生向けに療育事業を開始。

2017年5月

福岡県北九州市にウェルビーチャレンジ小倉センター(自立訓練(生活訓練)事業所)を開設。

2017年10月

東京証券取引所マザーズに株式を上場。

2018年1月

東京都中央区銀座に本社機能を移転。

2018年4月

大阪府大阪市及び東京都杉並区に就労定着支援事業所を開設。

2019年4月

当社100%出資にてウェルビーリンク株式会社を設立。

2020年2月

療育事業を展開する株式会社アイリスの株式を100%取得し完全子会社化。

2021年1月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更。

2021年6月

監査等委員会設置会社に移行。

2021年7月

ウェルビーリンク株式会社においてヘルスケア事業を開始。

2021年8月

ウェルビーリンク株式会社をウェルビーヘルスケア株式会社に商号変更。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、プライム市場へ移行。

2022年10月

ヘルスケア事業から撤退。

2022年10月

療育事業を展開する株式会社ハピネスカムズの株式を100%取得し完全子会社化。

2022年12月

介護事業を展開する株式会社ナオン及び株式会社クロヤマ(株式会社ナオンを存続会社として2023年4月1日付けで吸収合併をし、ウェルビーナーシング株式会社に商号変更)の株式を100%取得し完全子会社化。介護事業を開始。

事業内容

ウェルビー株式会社とそのグループ企業は、障害者や障害児を対象とした福祉サービスを提供することを主な事業としています。同社グループは、成人向けの就労移行支援事業、子供向けの療育事業、高齢者向けの介護事業を展開しており、これらを「障害福祉事業」としています。また、過去には「ヘルスケア事業」として5-アミノレブリン酸の商品販売も行っていましたが、障害福祉事業への注力を理由に2022年10月に撤退しています。

就労移行支援事業では、障害のある方々が一般就労を目指すための支援を行っており、2023年3月末時点で99カ所でサービスを提供しています。この事業では、就労に必要な知識や能力向上のための職業訓練や求職活動の支援を行っています。また、就労定着支援事業や特定相談支援事業、自立訓練(生活訓練)事業など、障害者の就労に関連する様々なサービスも提供しています。

療育事業では、未就学児を対象とした児童発達支援サービスや、小学生から高校生を対象とした放課後等デイサービスを提供しており、2023年3月末時点で療育事業所を54カ所運営しています。これらのサービスは、子どもたちの成長や発達を促すためのものです。

介護事業では、高齢者向けの住宅型有料老人ホームや認知症対応型共同生活介護施設の運営を行っており、九州エリアで4拠点の事業を運営しています。これらの施設では、食事や洗濯、清掃などの生活支援サービスや、リハビリテーション、介護サービスを提供しています。

ウェルビー株式会社は、障害のある方々や高齢者が社会で活躍し、快適な生活を送ることができるよう、多岐にわたる支援サービスを展開しています。

経営方針

ウェルビー株式会社は、障害者や障害児を対象とした福祉サービスを提供することを主軸に事業を展開しています。同社の成長戦略は、障害者の増加傾向と障害福祉サービスの利用者数の伸びを背景に、就労移行支援事業及び療育事業を全国規模で拡大することにあります。また、新規サービスの開発や経営の効率化、組織基盤の強化を通じて、障害者・障害児支援に対する高度化・複雑化するニーズに応える方針です。

2022年12月には、福岡県を中心に介護事業所を運営する企業のM&Aを実施し、訪問看護事業および医療福祉紹介事業を開始することで、がん患者や難病患者等に対する幅広いケアの実現を図り、事業の拡大を目指しています。

中期経営計画(2023-2025)では、2025年3月期を最終年度とし、連結売上高141億円、連結営業利益23億円を目標値としています。これらの目標達成に向け、ローリング方式による計画の見直しを行い、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。売上高及び営業利益率を重要な経営指標と位置づけ、収益力の向上と経営の効率化に取り組む方針です。

ウェルビー株式会社は、障害者や障害児、高齢者が社会で活躍し、快適な生活を送ることができるよう、多岐にわたる支援サービスを展開し、社会貢献を目指しています。