UniposJP:6550

時価総額
¥19億
PER
HRテック領域で、相互評価・賞賛サービス「Unipos」を提供、従業員間の感謝や賞賛をポイントで送り合うウェブサービス。

沿革

2012年11月

東京都渋谷区においてFringe81ホールディングス株式会社を資本金5,000千円で設立。

2013年3月

旧Fringe81株式会社の株式の72%を取得し、子会社とする。

2013年7月

子会社である旧Fringe81株式会社を吸収合併し、商号をFringe81株式会社へ変更。

2014年5月

東京都港区に本社移転。

2014年12月

スマートニュース株式会社が運営するニュースアプリ「SmartNews」にて提供される広告サービスの収益化支援を開始。

2015年2月

スマートフォンアプリを中心としたアドネットワークの運営・構築のため株式会社D2Cと業務提携。

2015年3月

株式会社D2Cとスマートフォンアプリを中心としたアドネットワークの運営・構築における包括的業務提携を結び、共同運営に合意。

2017年6月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。

2017年12月

「Unipos(ユニポス)」を提供開始。

会社分割の方法によりFringe West株式会社及びUnipos株式会社を設立。

2019年2月

2019年7月

2020年10月

2020年12月

2021年5月

2021年10月

2022年4月

2022年6月

Unipos GmbHを設立。

会社分割の方法によりFringe coo株式会社を設立。

Unipos株式会社、Fringe West株式会社及びFringe coo株式会社吸収合併。

Sansan 株式会社との資本業務提携契約を締結。

Sansan 株式会社との資本業務提携契約を再締結。

商号をUnipos株式会社へ変更。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場に移行。

東京都渋谷区に本社移転。

2005年4月

東京都目黒区において株式会社RSS広告社を資本金10,000千円で設立。

2008年4月

株式会社サイバーエージェントの「アメーバブログ」にRSSフィードを導入。

2009年6月

東京都渋谷区に本社移転。

2010年4月

Fringe81株式会社に商号変更。

2010年5月

バナー配信サービス「iogous」をリリース。

2010年7月

東京都渋谷区に本社移転。

2011年1月

第三者配信アドサーバー「iogous*mark(現在のdigitalice)」をリリース。

2011年9月

第三者配信アドサーバー「iogous*mark」に関し、米Google社の第三者配信事業者向け認定資格を獲得。

2012年1月

第三者配信アドサーバー「digitalice」をリリース。「iogous*mark」の機能を統合。

2013年1月

タグ監視・Web高速化ツール「TagKnight」をリリース。

2013年3月

Fringe81ホールディングス株式会社が旧Fringe81株式会社の株式を72%取得し、旧Fringe81株式会社はFringe81ホールディングス株式会社の子会社となる。

2013年7月

Fringe81ホールディングス株式会社と合併。この合併により旧Fringe81株式会社は消滅。

事業内容

Unipos株式会社は、HRテック領域に特化したウェブサービスを提供する企業です。同社は「インターネット関連事業」を単一の事業セグメントとしており、主要なサービスとして「Unipos」を展開しています。「Unipos」は、従業員同士が日常の感謝や賞賛をポイント(ピアボーナス)と共に送り合うことができるサービスです。このサービスは、従業員のモチベーション向上や部署間連携の強化、企業文化の浸透を目的としています。また、従業員はピアボーナスを給与や賞与に換えることができ、さらには選んだNPOやNGOへの寄付にも使用できるという特徴があります。これにより、従業員の相互評価が透明化され、公正性が担保されるとともに、社会貢献活動への参加も促されます。Unipos株式会社は、顧客企業からの月額利用料を収益源としており、2021年10月にはUnipos事業を中心事業と位置づけ、社名もUnipos株式会社へと変更しています。このように、同社は従業員間のコミュニケーション促進と企業文化の向上を支援するサービスを通じて、新しい働き方の実現に貢献しています。

経営方針

Unipos株式会社は、HRテック分野において革新的なサービスを提供する企業として、その成長戦略を着実に推進しています。同社は、従業員間の感謝の言葉とピアボーナスをWeb上で送り合える「Unipos」というサービスを通じて、組織内のモチベーション向上や信頼関係の醸成、異なるチーム間の連携強化を図っています。このサービスは、組織風土の改革を促し、心理的安全性の高いチームづくりを支援することで、企業の生産性向上に貢献しています。

中期経営計画において、Unipos株式会社はHRテック市場の成長率を上回る売上成長を目指し、風土改革プラットフォームとしての地位を確立することを目標に掲げています。また、コスト構造の改善と早期の黒字化を目指しており、経営資源をUnipos事業に集中させることで、事業のさらなる成長を図っています。

経営戦略としては、Uniposが対象とするHR Techクラウド市場の拡大を背景に、メーカーや金融業など多様な業種への導入を進め、事業の成長を加速させています。さらに、日本政府の「新しい資本主義」のグランドデザインにおける人的資本への投資の推進や、上場企業における人的資本等の非財務情報の開示義務化など、社会的要請の高まりを受け、組織の風土改革に関する投資が顧客から注目を集めています。

Unipos株式会社は、従業員数500人以上の大企業をターゲットに、人的資本への投資の予算配分の高まりを見込み、経営資源を集中的に投下しています。これにより、大企業のシェア拡大を目指し、事業成長と生産性改善の両立を実現する方針です。また、技術力の強化や情報セキュリティ体制の継続的な強化にも注力し、競争力の源泉としての技術開発力を磨き続けています。

このように、Unipos株式会社は、革新的なサービス提供を通じて、組織風土の改革と生産性向上に貢献し、HRテック市場におけるリーダーとしての地位を確立するための戦略を推進しています。